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ジュリグー魔法学院

第110話 4人との別れ

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 ベティとコラリーヌさんと共に、僕達の住んでいる寮の部屋、もはや家なのですがそこへ向かいました。

 ニネットさん達に説明しておかないといけないからです。

 既に4人は待っていてくれたのですが、何かを察しているのか皆神妙な顔つきです。
 そして4人の中で一番年長のニネットさんが最初に僕に声をかけてくれます。

「ショースケ、行っちゃうの?」

 もうどうなるのかわかっているようです。

「うんこのまま、あの異常事態を放っておく事は出来ないからね。幸いな事に僕には解決できる手段があるみたいだし、そもそもある意味僕のせいだし、収束するまで暫く留守になると思う。」
 するとベティが割って入って補足してくれるけどそれ補足?

「みんなごめんね!せっかくショースケと親密になってもらおうと思ったのに、あのバカ親子のせいでそれが厳しくなっちゃったのよね!ただね、今では貴女達は絶世の美女・美少女だから申し訳ないけれど、イケメン彼氏を自力で見つけてくれないかしら。流石に何年も待たす訳にはいかないわ。」

 僕はコラリーヌさん一筋だけど、この世界は一夫多妻制だから本当はここに居る全員と結婚していいようだけど、どうなのその言い方は。

「うーん、魅力的な提案ではあるんだけど、私達4人はショースケを待つ事に決めたのですよ、ベティーナ様。」

 うー、魅力的な言葉だけど、例えば5年、世間がこんな美少女を放ったらかしにはできないんじゃ?

 今は美醜が元に戻っているという話だから、世間では僕の認識同様、ニネットさん達は絶対にモテるはず!

「だってねえ、誰も私達に見向きもしなかった時に、ショースケだけは私達に優しく接してくれたし、受け入れてくれたからね!だからこ異常事態が解決するまで待っているって決めたんだ!」
「そうよそうよ!!
 そうよそうよ!!ただショースケがそれ本来の姿なのかしら?ずいぶん年齢が離れちゃったから相手にしてくれるなら、だけど。」

 クラリーヌさんとカロリーヌさんは12歳と10歳、もう11歳かな。
 本来なら年齢も近かったはずなんだけど、今の僕は20歳。
 うーん、大学生と小学生化中学生ぐらいの年齢の少女とお付き合いとか、家族ぐるみで公認じゃなければ犯罪だねきっと。

「お兄ちゃんは私達を捨てるの?」

 何を言っているんでしょうかキラリーヌちゃんは。
「捨てるわけないじゃないか。僕はベティとコラリーヌさんと数年行動を共にするけれど、4人とは数年の別れになるからね、だから君達は、うぅ・・・・」

 何故か泣けてきました。

 この後皆で抱き合いながら泣きました。

 暫く押して落ち着き、4人は僕が戻るまで待つ事を最終的に選択したようですが、いい人が見つかれば躊躇わずお付き合いするように念押しをしました。

 日本人の僕にはどうしても複数の女性と結ばれるというのに抵抗があるからです。
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