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ベティーナ信仰の聖地”オーリグー”
第50話 まだ実験途中ですが、治療は終わりました
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このコップ、中身を移し替えても効果あり。
これはとんでもない事なのでは?
1時間程経っても効果は続いていたので、少しの間なら複数の人が持ち歩いても問題ない事になります。
それと、カバンの中に収めた物の時間が普通に過ぎるのか、時間が遅く過ぎるのか、そう言った事にも今後は影響を受けるので、実験は今後も継続しないといけませんね。
今水筒には一つだけ、治療の水を入れっぱなしにしてあります。
これを僕はコラリーヌさんに渡し、説明します。
「このコップの中身を移し替えてます。どれだけ長く保存できるか分からないので、コラリーヌさんに保管してもらいたいのです。今はあまり詳しく説明しませんが、この中味は先程の治療した液体です。」
「わかりましたわ。私の私物入れに保管します。ただ、盗まれる心配がありますので、出来るだけ早くショースケ様の安心できる保管場所が見つかるよう願っています。」
「ありがとう。まあ盗まれても仕方ないから、無くなったらその時教えて下さい。」
「はい、ショースケ様。」
「コラリーヌさん、そのずっと気になっていたんですが。」
「あ、はい、何でしょう?」
「何故様付けなんですか?」
「え?普通ショースケ様ぐらいの実力者であれば、様付けは当然の事と存じますが、いけませんか?」
「いえその、僕は明らかに年下だから、せめてさん付けぐらいにしてほしいかなあと。」
「いえ、それはいけません。あ、では一度置いてきます。」
そう言って去っていきました。
はあ・・・・
そんな事を思っていると、親方が顔を出します。
「お、ショースケいたか。ギルドに来たと聞いてたから探してたんだ。解体が終ったのでな、何を買い取って何をそのまま手持ちに置くのか知りたくてな。因みに睾丸は全て伯爵さまの所だ。国から要請があれば伯爵さまが対応してくれる。何せオークジェネラルの睾丸だからな。まだ薬に余裕があるらしくてな。恐らく国からもその内問い合わせがあり、そして引き渡しの流れになるだろうとの事だ。」
はあ・・・・国ですか・・・・だけどジェネラルの睾丸はもう使用済みでは?
しかしもう睾丸が此処に無いのなら、僕にはもう関係が無いですね。
「昼に伯爵さまの使いがやって来るから、睾丸のお代はその時だな。」
「あ、はい親方ありがとうございます。ところで、ギルドに留まれるのですか?」
「あ・・・・まあなんだかんだでうやむやにしちまうらしい。だからまあ俺もこのまま、ここにいる事になっているようだな。」
そんな事を話していると、コラリーヌさんが戻ってきます。
「お、受付の嬢ちゃん戻ってきたのか、じゃあ一度解体場に来てくれるか?」
「あ、素材がそのまま置いてあるのですね?」
「ああ。肉もあるからな、なるべく早めに引き取り先に渡さないといけねえからな。」
こうして僕は治療が終った冒険者達をその場に残し、解体場へ向かいました。
これはとんでもない事なのでは?
1時間程経っても効果は続いていたので、少しの間なら複数の人が持ち歩いても問題ない事になります。
それと、カバンの中に収めた物の時間が普通に過ぎるのか、時間が遅く過ぎるのか、そう言った事にも今後は影響を受けるので、実験は今後も継続しないといけませんね。
今水筒には一つだけ、治療の水を入れっぱなしにしてあります。
これを僕はコラリーヌさんに渡し、説明します。
「このコップの中身を移し替えてます。どれだけ長く保存できるか分からないので、コラリーヌさんに保管してもらいたいのです。今はあまり詳しく説明しませんが、この中味は先程の治療した液体です。」
「わかりましたわ。私の私物入れに保管します。ただ、盗まれる心配がありますので、出来るだけ早くショースケ様の安心できる保管場所が見つかるよう願っています。」
「ありがとう。まあ盗まれても仕方ないから、無くなったらその時教えて下さい。」
「はい、ショースケ様。」
「コラリーヌさん、そのずっと気になっていたんですが。」
「あ、はい、何でしょう?」
「何故様付けなんですか?」
「え?普通ショースケ様ぐらいの実力者であれば、様付けは当然の事と存じますが、いけませんか?」
「いえその、僕は明らかに年下だから、せめてさん付けぐらいにしてほしいかなあと。」
「いえ、それはいけません。あ、では一度置いてきます。」
そう言って去っていきました。
はあ・・・・
そんな事を思っていると、親方が顔を出します。
「お、ショースケいたか。ギルドに来たと聞いてたから探してたんだ。解体が終ったのでな、何を買い取って何をそのまま手持ちに置くのか知りたくてな。因みに睾丸は全て伯爵さまの所だ。国から要請があれば伯爵さまが対応してくれる。何せオークジェネラルの睾丸だからな。まだ薬に余裕があるらしくてな。恐らく国からもその内問い合わせがあり、そして引き渡しの流れになるだろうとの事だ。」
はあ・・・・国ですか・・・・だけどジェネラルの睾丸はもう使用済みでは?
しかしもう睾丸が此処に無いのなら、僕にはもう関係が無いですね。
「昼に伯爵さまの使いがやって来るから、睾丸のお代はその時だな。」
「あ、はい親方ありがとうございます。ところで、ギルドに留まれるのですか?」
「あ・・・・まあなんだかんだでうやむやにしちまうらしい。だからまあ俺もこのまま、ここにいる事になっているようだな。」
そんな事を話していると、コラリーヌさんが戻ってきます。
「お、受付の嬢ちゃん戻ってきたのか、じゃあ一度解体場に来てくれるか?」
「あ、素材がそのまま置いてあるのですね?」
「ああ。肉もあるからな、なるべく早めに引き取り先に渡さないといけねえからな。」
こうして僕は治療が終った冒険者達をその場に残し、解体場へ向かいました。
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