酔っぱらった神のせいで美醜が逆転している異世界へ転生させられた！

ベティーナ信仰の聖地”オーリグー”

第31話 道中購入した物を出してみます

「では、ショースケ様でよろしいですか？本日は何を買取いたしましょうか？」
　いきなり買い取ってくれるの？

「あの、何か商人になる必要があったりしませんか？」
「ええと、ショースケ様は冒険者カードを作成していますね？」
「さっきしました。」
「ではそれに追加で手続きをするだけですので、さして時間はかかりません。この机の上にある装置で更新できますので、買取価格から差し引いてしまえば問題ありませんわ。」

「そうでしたか。何というか手持ちにお金が無かったものですから。」
　あ、どうしよう。買い取ってくれそうな物って何かあったかな？
「因みに何を買い取ってくれるんですか？」
「逆にお聞きしますが、何をお持ちでしょう？一応使えそうなものや食材は買い取れますが、傷んだ食材等はあまり期待しない方がよろしいかと。」
「そうですか。何かリストがあればと思ったものですから。」

　カバンを手探りで探ってみます。あ、まだ小麦粉残ってたかな？後はそうですね、スコップ？流石に自転車は・・・・って自転車ってこの世界にあるのでしょうか？あ、相変わらず変な知識がたまに思い浮かびます。

「実は先ほどオークとの戦闘に使っちゃったのですが、小麦粉が少々、後はいくつかの道具ですね。」

　あ、火をつけるチャッ▼マン？あれはどうなのかな？流石にドローンは・・・・あれはまた使えそうですし。

　で、僕はまず3点出しました。
「あら？ショースケ様は収納カバンをお持ちですか。まだお若いですが、大したものです。では拝見しますね。」

　そう言ってまず小麦粉？を見てます。
　封が空いてますから中もすぐに確認できるね。

「え？何ですかこの粉は？とんでもなく素晴らしい、高品質ですわ。それと・・・・これは何でしょう？」

　あれ？スコップが分からない？
「スコップです。シャベルとも言います。」
「スコップ？これは何の道具なのでしょう？」
「これは地面を掘る道具ですが。」

「え？これ鉄の道具ですよね？このような物で土を掘る事ができるのですか？」
　あれ？そんなに珍しいのかな？
　そしてチャッ▼マンを見てます。
「これは何でしょう？」

　分からない様子です。
「あ、ここを握ると火が出ます。」
　そう言って火を点けます。
「え？魔力を感じませんでしたが、何ですかこれ？」
　あれ？無いのかな？
「あ、その・・・・少々お待ち下さい・・・・それとこの小麦粉、まだありますか？」
「ええと、あるのはありますが・・・・」
「是非買い取らせて下さい！それと、もしかして他にも粉の食材をお持ちでしょうか？」

　うーん、まだ少し残高があるはず。何かあるかな？

「ええと、用意しましょうか？」
「はい！お願いします！あ、一寸この道具、私では判断つきかねますので、上司を呼んでまいります。」

　そう言って受付の女性は去っていきました。

「・・・・凄いですショースケ様・・・・」

　あれ？そうなのかな？