酔っぱらった神のせいで美醜が逆転している異世界へ転生させられた！

ベティーナ信仰の聖地”オーリグー”

第22話 ベティーナとは

「それに・・・・神の何とかとは何でしょう？まさかとは思いますが、伝説の神器でございましょうか？」

「ええとその、その前に色々聞きたい事があるのだけれど。」
「あ、はい！申し訳ございません。どうぞ・・・・私でお答えできれば宜しいのですが。」

「ええと、一つは何だっけ？神器？何ですかねそれ？」
「あ、はい、教会等で極稀にですが、神御自らが人に自身の所有物を与える事がございます。」
「神に会えるの？」
「はい、過去に何度かそのような事例があったようです。最近もこの街でベティーナ様がお与えになったご様子。」
　僕のこの持ってるのがそうなのかな？
「あ、それとそのベティーナって言うのは？」
「あ！恐れ多くもベティーナ様を呼び捨て・・・・って御免なさいまし。ショースケ様はご存じないようですが、この街はベティーナ様が降臨なされた街なのでございます。」
　神が降臨？神界から人界に降りてくる？
「そんな事があるのですか？」
「はい。ただ何かしに来たと言うより、ベティーナ様の更に上の神様がお亡くなりになり、代わりにベティーナ様がこの地に加護をお与えになるための準備だったとか。」

「・・・・そのよく分かりません。それと、このメモを見てもらっていいですか？」
　僕はベティーナと最後に書いてある紙を渡します。

　”色々ごめんなさい。時間がないので簡単に。ステータスオープンと念じれば、目の前にウィンドウが表示します。色々な情報が出ますので確認して下さい。使い方は試行錯誤して下さい。ベティーナ”

　と書いてます。

　暫らくその紙を見ていたコラリーヌさんですが・・・・

　驚愕の表情を浮かべ、妹さん？に渡します。そしてもう一人の妹さんも同じように驚いています。

　3人供驚いています。

「ショ・・・・ショースケ様！これは・・・・ベティーナ様の筆跡と同じ・・・・内容は少し判りかねますが・・・・ステータスオープンでございますか・・・・え？」

　え？何にえ？なのでしょうか？
「こ・・・・これは・・・・？何故アイテムを使わず画面が？やはりこのメモはベティーナ様直筆でしょうか？ですがこれは一体どういう事でしょう？ショースケ様はベティーナ様の加護をお持ちのご様子。それに神のアイテムも所持なさっております・・・・ひょっとしてショースケ様は神の使いなのでしょうか？」
「神の使い？」

「ええ。本来なら何か動物なのでしょうが。使いではなく眷属？もしくは神、及び神候補？使徒？」
　そして立ち上がり、興奮している様子。
　あ・・・・上気した顔・・・・先程までと違い顔色が良くなっていて、更に美貌が引き立ってます。
　何て綺麗な顔なんだろうとかボンヤリ見惚れてました・・・・