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戦争に巻き込まれた

第156話 再び砦のあった場所へ向かう

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 今回、思う所があって、エリーザベトにはとある任務を無理やり引き受けてもらった。周囲が信用できないので、信頼しているエリーザベトに・・・・武力が必要なのでエリーザベト一択だ。
 カチヤもヘインチェもギルド方面に手をまわしてもらうため、一時的に俺から離れてもらった。

 で、元王女4人にお願いを・・・・
 と思ったら、
「これはチャンスですわ!いいですよ?」

 フェリーネがチャンスって言うが、あの3人が居ないからっておいたは駄目だぞ!


「ここはしっかりアピールしませんと!」

 アルデホンダも変な事を言う。

 結局リーサンネもローシェも4人で周囲を守ってくれるらしい。

 で、ヨゼフィーネとアレイトもそばにいて、砦のあった場所へ出兵した。

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・


 ゲートでの移動、特に何も無かったのだが。

 問題の円の所へ来た訳だがどうするか。

「ここは全員犠牲になってもいいらしいので、一気に行きますよ!」

 ヨゼフィーネが恐ろしい事を言う。

「え?何その命令?王様が言ったのか?」

「ええ・・・・”多分ランナルがいれば問題は無かろうが、その時はその時・・・・わしの目が曇っておったと言う事じゃ、わっはっは!”だそうだ。」

 ひでえ話だ。だが俺も犠牲になるんだぞ!酷すぎるじゃないか!

 だが、俺の運があれば・・・・問題ない・・・・のか?
 そう言う問題なのかこれ?

 そして・・・・

「いいか、準備が整うまで、一切の魔法は使うな!これは厳命してくれ!守れなかったら、最悪死をもって償ってもらわねばならん、と。」
 まあそんな償いあるのか知らんがそう言っておいた。

「分かった。命令無視は、厳罰に処さねばならぬからな。しかし、自身の死だけでよいのか?」

 あ?何言ってるんだヨゼフィーネは。
 するとアレイトが
「つまり一族を処罰すると言う事ですよ。」
 何それ怖い!
 自身の死が、家族にまで及ぶのか?
 え?親の兄弟、そのもっと突っ込んだ所まで?うわ、ひでえ!

 1人のミスが、10人以上の命に直結とか。

 兵士は大体国に家族がいるらしい。
 未婚でも、親の家に暮らしていたりとか。

 兵士になりたくねえな。

 そして、ヨゼフィーネが兵にどういった命令を下したかは知らんが、円の中に入れるだけ入った。そして外周に居る兵は、外に盾をかざし中に居る兵は、上に盾を掲げる。万が一飛び道具が襲ってきた場合の対処法らしい。

「ランナル様、準備が整ったわ。」

 ヨゼフィーネがそう言ってくる。

「分かった。今から俺が魔法でこれを・・・・起動と言っていいのか、してみる。外の兵、絶対に外へ出るなよ?出たらその線より向こうになった部分はどうなるか分からんからな!腕が出れば、出た部分だけ置き去りになるかもしれんからな!試したかったらしてもいいが。」

 まあ、そんな阿呆な事を試す奴はいねえだろうが。

 しっかり盾を地面に置いて・・・・立てて?大丈夫そうなのを確認し、魔法を発動!

 輝き・・・・視界が変わる。

 そして・・・・
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