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戦争に巻き込まれた

第144話 女性陣のガード

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 戻って・・・・ヨゼフィーネさんが絞られている間に、俺はカチヤ達と合流した。

「た・・・助けてくれ・・・・」

「どうしたのだランナル!すっかりやつれ果ててしまっているじゃないか!何かに憑かれた感じだぞ!!」
 エリーザベトが真っ先に指摘してくれる。そう、確かに憑りつかれている、アマゾネスに。

「あのアマゾネス・・・・ゲート設置している場所で襲ってきやがった。しかも変態だった!怖い!!」

 俺は泣きそうになりながら説明をした。真っ先に反応したのはエリーザベトだ。
「あの年増が?そう言う性癖だったのか!しかも殴られて悦ぶ?露出狂?駄目でそれは!さあランナル、早く別の場所へ!」
 そして次に目が合ったのはヘインチェ。
 俺もう・・・何も考えられないんだよ。
「それは怖い体験をしましたね、よしよし。」
「違う場所へ行きましょう!そしてゲートを使用不可にすれば!」

 カチヤがそう言って・・・俺を何処かへ押し込んだ。
 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・


 気が付けば・・・・いつも寝ている寝室だった。

 そして・・・・3人の妻に守られながら・・・・寝た。ひたすらに。
 4人で食事をし、その後王女達と合流。

 そして、ヨゼフィーネさんと目が合ってしまった。

「昨日はごめんなさい。次からはきちんと一言断ってからにいたします。」

 何だか元気がないな。ああ、4姉妹にこってり絞られたんだろう。

「まあその・、せめて国境問題のめどがついてからにしてくれ。」

 するとパッと表情が明るくなるヨゼフィーネさん。

「ありがとう。」

「まあ、頼んだよ。」

 俺が背を向けると・・・・ヨゼフィーネさんの目つきが変わったのだが、俺は気が付かなかった。

 ”にたあ・・・・そう簡単にはあきらめませんからね!”

 何やら不穏な気配がしたので振り向くと、既にヨゼフィーネさんは去っていた。

 その後ゲートで戻り、無事兵と合流。一部無事でないメンツがいたが・・・・親方達は、馬鹿正直に5人を相手にしていたらしい。
 駄目だなありゃあ。真っ白になってやがる。燃え尽きたようだ。

「ま・・・・まだ・・・・・だ・・・・ぞ?」

 親方はまだ生きてました。

 この後何事もなく国境へ。うーん・・・・俺達が始末したの、あれ全軍だったのか?ちょっと信じられないが。

 普通こういった場所って兵を残すもんじゃないのか?
 俺は素人だから分からんが。

「敵はおろか、味方もいませんね。」

 ヨゼフィーネさんがそう言ってるが味方まで何でいないんだ!

「敵は俺達が仕留めたのが全軍だったのか?」

「そのようですわ、考えられませんが。敵の目的は何だったのでしょうね?」

 うーん・・・・わからんな。

「生存者を探しますか?この状況で生き残りがいるとは思えませんが。」

 国境のこの場所は、兵士しかいなかったらしい。街じゃないからな。

 だが・・・・死体すらないじゃないか?何故だ?そこそこいたらしいんだが、争った形跡もなさそうだし。
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