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ランナル、男爵になる!

第119話 婚約者達の葛藤

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 緊急会議

 現在 カチヤ・ヘインチェ・エリーザベトの3名は緊急会議を行っている。

 ランナルは4人の王女姉妹を相手にしている・・・・微妙な時間を利用して。

「カチヤさん・・・・私達ランナルさんの妻(になる予定)なんですよね?どうなっちゃうんですか?」

「ヘインチェさん、貴女も貴族の子女ですよね?それであればわかると思いますが・・・・堪えるしか。ただ、こうなる事を見越していたので、先にランナル様と夫婦(になる予定)になっておきましたから・・・・後は、誰が一番先に妊娠するかですよ?」

「何!子を先に授かればどうなるのだ?」

「エリーザベトさん・・・正確に言えば、最初の男子ですわ。」

 この後カチヤが2人に説明する形で現状を説明していったのだった。


 かいつまんでいくと

 貴族・・・・男爵以上は、子に後を継がす事ができるので、跡継ぎは重要。

 この国では・・・・恐らく他国もだが、正妻、側室共に子の優劣はない。あるのは、妻の親の、孫に対する扱い。

 例えば王女が子を成せば、基本その子は王族になってしまう。次男以降がいればその子に爵位を引き継がす事も可能。

 なので、王女より先に男子を設けておけば、それだけで安泰なのである。

「あ・・・・安心しましたあ・・・・じゃあ今後はランナルさんと沢山頑張らないと!」

「ええ・・・・私も張り切りますわ。」

「む!体力なら負けんぞ!」

 それ以前にまだ正式に結婚していない3人。
 ランナルは謎の結婚観から3人を妻にしようとしていない。
 どうなる3人。

 ・・・・
 ・・・
 ・・
 ・


 一方ランナルは、

 本日4人を相手にしているのに、さらに結婚を迫られるという危機的状況に陥っていた。
 そう、ランナルは未だこの世界の結婚観に抵抗感があるため、未だ誰とも結婚していないのだった。

 「お姉様、やりすぎですわ。」

「あらごめんなさいね、フェリーネ・・・・ですが、上手く行きましたね。この男はフェリーネに目が行っていて、上手く私に対する警戒が薄れていますから。」

「ええ・・・・どうなるかと思いましたが、上手くいって良かったですわ。」

「ありがとう・・・フェリーネにリーサンネ、ローシェ。貴女方は初めてだったのでしょう?」

 アルデホンダ王女が何やら言っている・・・・何話してるんだ?

「それはそれですお姉様。私はランナル様と結ばれるのは、命令とはいえ・・・・嬉しかったのですわ。」

 リーサンネが何か意味深な事を言っている気がするが恐らくキスの事だからな!誓って俺は童貞だ!
 しかしこのままでは7人の妻を養う事になるのか。
 日本では考えられんが、ここはもはや日本にあらず、所謂異世界だ。
 そろそろ俺も諦めないといけないのか?

「私もですわ。結局この世界、一番強いのは”運”ですから。ランナル様は今まで見てきた中で、一番の運の持ち主・・・・ランナル様、愛してます♪」

 あれはローシェ?

 ランナルはその場に居ながら聞き流してしまっていた。

 可也重大な話だったのだが己の結婚観を見直そうかどうか悩んでいたために。

 こうして第一次ラーテート危機は回避された。

 え?何それ?
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