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ランナル、男爵になる!
第101話 3人の王女様
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「こちらですわ。」
そう言われ、特に造りが立派な部屋に通される。これは貴賓室とかそういった類の部屋か?
「しばらくお待ち下さい。」
そう言って案内してくれたローシェさん?に促され、それぞれソファー?なんだかすごい椅子に座る。
暫くして、もう1人の妹と思われるリーサンネと言う女性がやってきて、ローシェさんと共に、飲み物と皿に入ったお菓子?をそれぞれの前に置いてくれる。
そして、
「改めまして、ようこそラーテートへ。私はリーサンネ、こちらはローシェ、最初に対応していたのが姉のフェリーネでございますわ。」
凄く丁寧な話し方。品があるというかなんというか、優雅だな。
因みに俺の隣にはカチヤ、そさらにの隣に子爵様。で、俺のもう片方にはヘインチェちゃんが座った。さらに隣にエリーザベトさんが座っている。
ギルド嬢の2人が両隣になるように頼んだのだ。何かあるとすぐに助言をしてもらえるようにとの考えだ。で、入り口に近い方にエリーザベトさんが。まあ、無いと思うが万が一の時は、彼女が頼みの綱だからな。
そして、暫くして最初の女性が誰かを連れて戻ってきた。
「皆様お待たせしてしまいましたね。ご挨拶が遅れましたがフェリーネと申しますわ。こちらは現在ラーテートでのギルドを任されております、叔父のデルクでございます。」
「うむ。儂がデルクじゃ。兄に代わりまずは歓迎いたす。遠路はるばるご苦労だった。だが、あまりにも早すぎる到着だな。連絡が其の方らに到着してから1ヶ月程しか経っていないはずだが・・・・ポーテートからラーテートまでは、普通は馬車で2カ月ほどかかるはずだがこれはどうした事か。」
鋭いご指摘・・・・それに到着してから3週間だしな。
うーん、この3人の美女と共に、このおじさん、さっき叔父と紹介していたはずだが、この3人の叔父?このおじさんにも違和感がある。
すると何を思ったのか子爵様が突然立ち上がり、
「デルク殿下でございますか?申し訳ございません、そうとは気づかず座ったままとは。」
何だか変だ。殿下?国王の弟か?
「よい。ここはギルドだ。儂もたまたま近くにおった故、こうして姪っ子に呼ばれやってこれたのだ。其方は確かポーテートの領主だったかの?確か子爵と記憶しているが相違ないか?」
「は!その通りでございます。」
俺はカチヤにそっと聞く。
「なあ、あんまり考えたくはないんだが・・・・あの4人、王族か?」
「3人の女性は・・・・それにあの男性・・・・確かそのような名前の王女様と、王様の弟・・・・殿下がおられると聞いた事があります。」
やっぱそうか。なんとなくそう思っていたんだよな。これはまた面倒の元か?
そんな事を話していたが、決して周りを見てなかったわけではない。だが気が付くと、最初に対応してくれた女性が、驚く事に目の前にいた。
俺もそうだが俺のパーティーメンバーでもある3人も驚く。特にエリーザベトさんが。
彼女は俺と違いS級だ。つまり彼女はこの国でも実力上位、上から数えた方が早い実力者。そんな彼女をすら驚かすその行動、何だこの女は。
「貴方様がダンジョンを救って下さった英雄様ですね。お待ちしておりましたよ。あまり人数が多くなってもいけませんから3人にいたしました。」
??何が3人なんだ?
そう言われ、特に造りが立派な部屋に通される。これは貴賓室とかそういった類の部屋か?
「しばらくお待ち下さい。」
そう言って案内してくれたローシェさん?に促され、それぞれソファー?なんだかすごい椅子に座る。
暫くして、もう1人の妹と思われるリーサンネと言う女性がやってきて、ローシェさんと共に、飲み物と皿に入ったお菓子?をそれぞれの前に置いてくれる。
そして、
「改めまして、ようこそラーテートへ。私はリーサンネ、こちらはローシェ、最初に対応していたのが姉のフェリーネでございますわ。」
凄く丁寧な話し方。品があるというかなんというか、優雅だな。
因みに俺の隣にはカチヤ、そさらにの隣に子爵様。で、俺のもう片方にはヘインチェちゃんが座った。さらに隣にエリーザベトさんが座っている。
ギルド嬢の2人が両隣になるように頼んだのだ。何かあるとすぐに助言をしてもらえるようにとの考えだ。で、入り口に近い方にエリーザベトさんが。まあ、無いと思うが万が一の時は、彼女が頼みの綱だからな。
そして、暫くして最初の女性が誰かを連れて戻ってきた。
「皆様お待たせしてしまいましたね。ご挨拶が遅れましたがフェリーネと申しますわ。こちらは現在ラーテートでのギルドを任されております、叔父のデルクでございます。」
「うむ。儂がデルクじゃ。兄に代わりまずは歓迎いたす。遠路はるばるご苦労だった。だが、あまりにも早すぎる到着だな。連絡が其の方らに到着してから1ヶ月程しか経っていないはずだが・・・・ポーテートからラーテートまでは、普通は馬車で2カ月ほどかかるはずだがこれはどうした事か。」
鋭いご指摘・・・・それに到着してから3週間だしな。
うーん、この3人の美女と共に、このおじさん、さっき叔父と紹介していたはずだが、この3人の叔父?このおじさんにも違和感がある。
すると何を思ったのか子爵様が突然立ち上がり、
「デルク殿下でございますか?申し訳ございません、そうとは気づかず座ったままとは。」
何だか変だ。殿下?国王の弟か?
「よい。ここはギルドだ。儂もたまたま近くにおった故、こうして姪っ子に呼ばれやってこれたのだ。其方は確かポーテートの領主だったかの?確か子爵と記憶しているが相違ないか?」
「は!その通りでございます。」
俺はカチヤにそっと聞く。
「なあ、あんまり考えたくはないんだが・・・・あの4人、王族か?」
「3人の女性は・・・・それにあの男性・・・・確かそのような名前の王女様と、王様の弟・・・・殿下がおられると聞いた事があります。」
やっぱそうか。なんとなくそう思っていたんだよな。これはまた面倒の元か?
そんな事を話していたが、決して周りを見てなかったわけではない。だが気が付くと、最初に対応してくれた女性が、驚く事に目の前にいた。
俺もそうだが俺のパーティーメンバーでもある3人も驚く。特にエリーザベトさんが。
彼女は俺と違いS級だ。つまり彼女はこの国でも実力上位、上から数えた方が早い実力者。そんな彼女をすら驚かすその行動、何だこの女は。
「貴方様がダンジョンを救って下さった英雄様ですね。お待ちしておりましたよ。あまり人数が多くなってもいけませんから3人にいたしました。」
??何が3人なんだ?
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