24 / 167
大型アップデート?
第24話 とんでもなく大きな魔物
しおりを挟む
親方がこっちに来る。
あれ?確かこの前たっぷり稼いだから3日ほど休暇にするって言ってなかったっけ?うん、こんちくしょお!!とか言いながら・・・・泣いてたっけ・・・・その親方が、別の意味で泣きながらやって来た。
それにさっきはチームの仲間だったよな。
「親方!今日ダンジョン休むって言ってませんでした?」
「うをおおお!ランナルか・・・・酷い目にあった・・・・」
「ど、どうしたんですか?怪我だらけじゃないですか?」
「バケモンに襲われた・・・・」
親方が言うには、一寸ガチャリたくなり、連絡のついた仲間達と、一寸だけダンジョンで狩りをしていたそうな。
すると、何処からともなくダンジョンが揺れ始め・・・・
気が付けば他のハンター達が自分達の方に逃げ出してきたらしい。
親方と、仲間もそのバケモンに突き飛ばされたそうな。
あれ?他の仲間って?
「親方?他の仲間は?」
「わ・・・・わからん・・・・俺はたまたま出口の方に突き飛ばされたから・・・・」
・・・・親方を責める事はできない。
それに2人は先に辿り着いていたぞ。
尤も多数のハンターと一緒だったから本当に2人だけだったかは分からんが。
何せ冒険者・・・・ダンジョンのハンターはあくまで自己責任。
チームを組むのも効率よく狩りを、そしてアイテムを集める為にしているのであって、不測の事態に遭遇した場合は・・・・まあ、他人の事なんぞ知ったこっちゃあねえと思おうが、絶対仲間を助けるんだ!と思うのも自由。
そして・・・・目の前にそのバケモンが現れた。
デカい・・・・デカすぎるぅ。
普段俺達が狩るのは、せいぜい人の2倍程度の大きさの魔物だ。
それが・・・・高さだけでも5倍はあるんじゃないか?横幅も凄いぞこれ。
つまりは、5~8メートルぐらいの高さの、幅も・・・・幅はもっと?10メートルぐらいはないか?
ちょっとした建物ぐらいの大きさじゃないか!
何だあれ。
すると、流石のエリーザベトさんが、
「ドラゴン・・・・こんな上層に出現するなんて・・・・信じられん。」
「え?あれがドラゴン?」
話に聞いた事はあるが、俺達下っ端ハンターには縁のない魔物。
ダンジョンの最下層に住む、ダンジョンの主的存在。
晴れて討伐する事ができれば、ドラゴンスレイヤーの称号と共に、ナイトの称号を得る事ができると聞いた事がある。
尤も、複数の高ステータスパーティーで挑む魔物。最低でもSRの武具を揃えないと無理。
そんなのが10人以上でかからないと仕留められないんだとか。
それがこんな上層に出現するはずのない魔物が現れるとか、おもちゃ同然の武具しかない下っ端Nハンターには、どう逆立ちしても勝てない相手だ。
というより、一生お目に掛かれない存在。
あ、地上でも山を縄張りにするドラゴンはいる。
だがそんな危険な場所へたどり着く前に他の魔物にやられるのが目に見えているけどな。
「ええええ?あれがドラゴンなんですか?」
「ヘインチェちゃんそうだ。どうするか?3人ではいくらこの装備でも厳しいか?」
「なあエリーザベトさん、SSRフル装備で3人で挑めば・・・・勝てるか?」
「何を言ってるんだ君は?そんな都合よくフル装備なんぞある訳が・・・・」
エリーザベトさんが俺を見ている。
美女にそんな風に見つめられると何だか照れる。
恥ずかしい。
いかん、つい脱線してしまった。今はそれどころじゃない。
「あるんだよ、3人分。」
俺はササッと2人に・・・・既に鎧は着てもらってるからな・・・・残りの月シリーズを渡す。
「こ・・・・これは・・・・残りの月シリーズ・・・・」
「ランナルさん、自分以外のも持っていたんですね・・・・」
「話は後だ!幸い鎧は着ている!靴履いて手袋はめて、ヘルメットかぶれ!ネックレスは普段から慣れているだろう?指輪ははめるだけだ。」
2人に装着を急がせた。ヘインチェちゃんは問題ないだろう。
何せギルドの受付嬢だ。普段からお洒落には人一倍こだわりがありそうだからな。
だがエリーザベトさんはどうなんだ?
彼女はS級ランクの冒険者だ。
普段装飾品はどうしているんだ?
だが俺の心配をよそに、2人は素早く装備を整えていた。
あれ?確かこの前たっぷり稼いだから3日ほど休暇にするって言ってなかったっけ?うん、こんちくしょお!!とか言いながら・・・・泣いてたっけ・・・・その親方が、別の意味で泣きながらやって来た。
それにさっきはチームの仲間だったよな。
「親方!今日ダンジョン休むって言ってませんでした?」
「うをおおお!ランナルか・・・・酷い目にあった・・・・」
「ど、どうしたんですか?怪我だらけじゃないですか?」
「バケモンに襲われた・・・・」
親方が言うには、一寸ガチャリたくなり、連絡のついた仲間達と、一寸だけダンジョンで狩りをしていたそうな。
すると、何処からともなくダンジョンが揺れ始め・・・・
気が付けば他のハンター達が自分達の方に逃げ出してきたらしい。
親方と、仲間もそのバケモンに突き飛ばされたそうな。
あれ?他の仲間って?
「親方?他の仲間は?」
「わ・・・・わからん・・・・俺はたまたま出口の方に突き飛ばされたから・・・・」
・・・・親方を責める事はできない。
それに2人は先に辿り着いていたぞ。
尤も多数のハンターと一緒だったから本当に2人だけだったかは分からんが。
何せ冒険者・・・・ダンジョンのハンターはあくまで自己責任。
チームを組むのも効率よく狩りを、そしてアイテムを集める為にしているのであって、不測の事態に遭遇した場合は・・・・まあ、他人の事なんぞ知ったこっちゃあねえと思おうが、絶対仲間を助けるんだ!と思うのも自由。
そして・・・・目の前にそのバケモンが現れた。
デカい・・・・デカすぎるぅ。
普段俺達が狩るのは、せいぜい人の2倍程度の大きさの魔物だ。
それが・・・・高さだけでも5倍はあるんじゃないか?横幅も凄いぞこれ。
つまりは、5~8メートルぐらいの高さの、幅も・・・・幅はもっと?10メートルぐらいはないか?
ちょっとした建物ぐらいの大きさじゃないか!
何だあれ。
すると、流石のエリーザベトさんが、
「ドラゴン・・・・こんな上層に出現するなんて・・・・信じられん。」
「え?あれがドラゴン?」
話に聞いた事はあるが、俺達下っ端ハンターには縁のない魔物。
ダンジョンの最下層に住む、ダンジョンの主的存在。
晴れて討伐する事ができれば、ドラゴンスレイヤーの称号と共に、ナイトの称号を得る事ができると聞いた事がある。
尤も、複数の高ステータスパーティーで挑む魔物。最低でもSRの武具を揃えないと無理。
そんなのが10人以上でかからないと仕留められないんだとか。
それがこんな上層に出現するはずのない魔物が現れるとか、おもちゃ同然の武具しかない下っ端Nハンターには、どう逆立ちしても勝てない相手だ。
というより、一生お目に掛かれない存在。
あ、地上でも山を縄張りにするドラゴンはいる。
だがそんな危険な場所へたどり着く前に他の魔物にやられるのが目に見えているけどな。
「ええええ?あれがドラゴンなんですか?」
「ヘインチェちゃんそうだ。どうするか?3人ではいくらこの装備でも厳しいか?」
「なあエリーザベトさん、SSRフル装備で3人で挑めば・・・・勝てるか?」
「何を言ってるんだ君は?そんな都合よくフル装備なんぞある訳が・・・・」
エリーザベトさんが俺を見ている。
美女にそんな風に見つめられると何だか照れる。
恥ずかしい。
いかん、つい脱線してしまった。今はそれどころじゃない。
「あるんだよ、3人分。」
俺はササッと2人に・・・・既に鎧は着てもらってるからな・・・・残りの月シリーズを渡す。
「こ・・・・これは・・・・残りの月シリーズ・・・・」
「ランナルさん、自分以外のも持っていたんですね・・・・」
「話は後だ!幸い鎧は着ている!靴履いて手袋はめて、ヘルメットかぶれ!ネックレスは普段から慣れているだろう?指輪ははめるだけだ。」
2人に装着を急がせた。ヘインチェちゃんは問題ないだろう。
何せギルドの受付嬢だ。普段からお洒落には人一倍こだわりがありそうだからな。
だがエリーザベトさんはどうなんだ?
彼女はS級ランクの冒険者だ。
普段装飾品はどうしているんだ?
だが俺の心配をよそに、2人は素早く装備を整えていた。
47
お気に入りに追加
1,178
あなたにおすすめの小説
転移術士の成り上がり
名無し
ファンタジー
ベテランの転移術士であるシギルは、自分のパーティーをダンジョンから地上に無事帰還させる日々に至上の喜びを得ていた。ところが、あることがきっかけでメンバーから無能の烙印を押され、脱退を迫られる形になる。それがのちに陰謀だと知ったシギルは激怒し、パーティーに対する復讐計画を練って実行に移すことになるのだった。
【完結】異世界転移した私がドラゴンの魔女と呼ばれるまでの話
yuzuku
ファンタジー
ベランダから落ちて死んだ私は知らない森にいた。
知らない生物、知らない植物、知らない言語。
何もかもを失った私が唯一見つけた希望の光、それはドラゴンだった。
臆病で自信もないどこにでもいるような平凡な私は、そのドラゴンとの出会いで次第に変わっていく。
いや、変わらなければならない。
ほんの少しの勇気を持った女性と青いドラゴンが冒険する異世界ファンタジー。
彼女は後にこう呼ばれることになる。
「ドラゴンの魔女」と。
※この物語はフィクションです。
実在の人物・団体とは一切関係ありません。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
宝くじ当選を願って氏神様にお百度参りしていたら、異世界に行き来できるようになったので、交易してみた。
克全
ファンタジー
「アルファポリス」と「カクヨム」にも投稿しています。
2020年11月15日「カクヨム」日間異世界ファンタジーランキング91位
2020年11月20日「カクヨム」日間異世界ファンタジーランキング84位
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる