4 / 167
ガチャシステム
第4話 N・HNスキルだからと馬鹿にできない
しおりを挟む
俺は他の人に比べて、ステータスが低い。
何故?
皆は力だの体力だのに力を注いでるが、俺はそっちじゃなく、スキルに力を入れている。
カバンがそうだ。
あと、Nだが鑑定がある。
使えば育つから、最初のとっかかりで持っていさえすればいい。
今はHNまで育っている。
何が鑑定できるかといえば、同じNでもそれぞれ数値が違う。
それが鑑定できるんだ。
同じアイテムでも1から5までのばらつきがある。
俺は皆には悪いと思うが、俺の取り分は4とか5を選んでいる。
誰も鑑定を持っていないからだ。だからできるんだが。
実は売却時に差が出る。しかし、いちいちそんな事を気にするような連中は、そもそもNハンターにはいない。
気にするような敏い連中は、さっさとHNやRハンターに昇格しているはずだ。
まあ、ダンジョンの上層でNばかり集めてる連中と言うのは、得てして脳筋ばかりだ。
それも上に上がる力もない・・・・
俺はいつか成り上がってみせる!と思ってはいるのだが、現実は厳しい。
何せ少しでも身の丈に合わない今より下層に向かえば直ぐに死んでしまうからだ。
そして今・・・・
「おい、何ぼーっとしてやがる!お前もたまには戦え!今日は何だか魔物が多いしアイテムもドロップする数が多い気がする!」
「あ、はいすいません親方!」
今回出現した魔物はいつもより数が多いようで、俺も戦わざるを得ないようだ。
因みにNは売却金額は銅貨5枚(500円)と非常に低額だ。
それをひたすら数で勝負!な感じで集める必要がある。
ここで収納かばんが役に立つ。
だが、メリットが無いわけじゃない。
同じアイテムを10個売れば、ノーマルガチャ券が一枚もらえ、上手くすればガチャでHNが出るからだ。
ごくまれにRも出るらしいが、仲間内には出た事がある奴はいない。
それと、最低でも一人10個はアイテムを確保しないと、その日の暮らしが厳しい。
出来れば20個以上売りたい所だ。
あ、あと何故か11個アイテムを売ればガチャ券を余分に1枚くれるんだ。
因みに同一アイテムを11個売れば、2枚ガチャ券をくれる。俺の魔法カバンはこうやって手に入れたんだ。
分からない?
普通はNのアイテムを換金する時に10個換金する毎に1枚ガチャ券をくれるんだ。
仕様と思うのだが、11個同時に投入すれば2枚ガチャ券をくれたりする。
だから皆11個投入している。
因みに12個投入しようが20個投入しようがガチャ券は2枚しかもらえない。
だから必然的に11の倍数を投入している。
そんなある日、たまたまなのか、同じアイテムばかり出現する日があった。
まあそう言う日が年に何度かあったりするんだが。
それが今日だ。
いつもはランダムにアイテムが手に入るのだが、この日は剣ばかり出現する。
仲間内でも、
「このダンジョンでは珍しいな。」
と言っている。
ああ、同じアイテムばかり出現するダンジョンもあるらしい。
尤も俺達が活動しているダンジョンはそうじゃない。
たまに同じアイテムをドロップする事があるようだが基本はランダムだ。
だが、それでは需要と供給のバランスが悪いから、そこで狩る奴はあまりいないと聞いているが、俺は行った事が無いからわからん。
そんなある日、俺は疲れたのか、ボーっとしていた。
何せこう言った日は魔物が多く、しかもドロップ数が多いから俺は換金ボックスとチームとの間を何度も往復する事になるからだ。そのせいでいつもより疲れるんだよな。
で、アイテムの換金場所での事だが・・・・
各個人が換金ボックスにアイテムを投入すると、その数に応じた金とガチャ券が手に入る仕組みになっている。
今回皆同じアイテム11個ゲットしているから、
「ガチャ券2枚ゲット!すげえな!」
と喜んでいた。
先ほどのおさらいだが、11個の投入は同じアイテムだ。短剣なら短剣。鎧なら鎧だ。
例えば短剣。ランクは1から5があるが、それは関係ない。金額には関係あるが、ガチャ券をもらうには短剣の1から5を兎に角10個投入すれば1枚もらえ、同時に11個投入すれば2枚もらえる。
だから皆同じアイテムが11個揃うまで頑張る。
チームで活動すれば同じアイテムが集まりやすいってなもんだ。
あそうそう、余ったアイテム・・・・人数で割れなかった分は、俺がこっそり貰っているんだ。
俺の収納かばん頼りだから、皆見て見ぬふりをしてくれてるんだが。
そして・・・・疲れはてた俺は、ぼーっとしながら換金ボックスを操作をしていた為、何時もはしない事をしてしまった。
何故?
皆は力だの体力だのに力を注いでるが、俺はそっちじゃなく、スキルに力を入れている。
カバンがそうだ。
あと、Nだが鑑定がある。
使えば育つから、最初のとっかかりで持っていさえすればいい。
今はHNまで育っている。
何が鑑定できるかといえば、同じNでもそれぞれ数値が違う。
それが鑑定できるんだ。
同じアイテムでも1から5までのばらつきがある。
俺は皆には悪いと思うが、俺の取り分は4とか5を選んでいる。
誰も鑑定を持っていないからだ。だからできるんだが。
実は売却時に差が出る。しかし、いちいちそんな事を気にするような連中は、そもそもNハンターにはいない。
気にするような敏い連中は、さっさとHNやRハンターに昇格しているはずだ。
まあ、ダンジョンの上層でNばかり集めてる連中と言うのは、得てして脳筋ばかりだ。
それも上に上がる力もない・・・・
俺はいつか成り上がってみせる!と思ってはいるのだが、現実は厳しい。
何せ少しでも身の丈に合わない今より下層に向かえば直ぐに死んでしまうからだ。
そして今・・・・
「おい、何ぼーっとしてやがる!お前もたまには戦え!今日は何だか魔物が多いしアイテムもドロップする数が多い気がする!」
「あ、はいすいません親方!」
今回出現した魔物はいつもより数が多いようで、俺も戦わざるを得ないようだ。
因みにNは売却金額は銅貨5枚(500円)と非常に低額だ。
それをひたすら数で勝負!な感じで集める必要がある。
ここで収納かばんが役に立つ。
だが、メリットが無いわけじゃない。
同じアイテムを10個売れば、ノーマルガチャ券が一枚もらえ、上手くすればガチャでHNが出るからだ。
ごくまれにRも出るらしいが、仲間内には出た事がある奴はいない。
それと、最低でも一人10個はアイテムを確保しないと、その日の暮らしが厳しい。
出来れば20個以上売りたい所だ。
あ、あと何故か11個アイテムを売ればガチャ券を余分に1枚くれるんだ。
因みに同一アイテムを11個売れば、2枚ガチャ券をくれる。俺の魔法カバンはこうやって手に入れたんだ。
分からない?
普通はNのアイテムを換金する時に10個換金する毎に1枚ガチャ券をくれるんだ。
仕様と思うのだが、11個同時に投入すれば2枚ガチャ券をくれたりする。
だから皆11個投入している。
因みに12個投入しようが20個投入しようがガチャ券は2枚しかもらえない。
だから必然的に11の倍数を投入している。
そんなある日、たまたまなのか、同じアイテムばかり出現する日があった。
まあそう言う日が年に何度かあったりするんだが。
それが今日だ。
いつもはランダムにアイテムが手に入るのだが、この日は剣ばかり出現する。
仲間内でも、
「このダンジョンでは珍しいな。」
と言っている。
ああ、同じアイテムばかり出現するダンジョンもあるらしい。
尤も俺達が活動しているダンジョンはそうじゃない。
たまに同じアイテムをドロップする事があるようだが基本はランダムだ。
だが、それでは需要と供給のバランスが悪いから、そこで狩る奴はあまりいないと聞いているが、俺は行った事が無いからわからん。
そんなある日、俺は疲れたのか、ボーっとしていた。
何せこう言った日は魔物が多く、しかもドロップ数が多いから俺は換金ボックスとチームとの間を何度も往復する事になるからだ。そのせいでいつもより疲れるんだよな。
で、アイテムの換金場所での事だが・・・・
各個人が換金ボックスにアイテムを投入すると、その数に応じた金とガチャ券が手に入る仕組みになっている。
今回皆同じアイテム11個ゲットしているから、
「ガチャ券2枚ゲット!すげえな!」
と喜んでいた。
先ほどのおさらいだが、11個の投入は同じアイテムだ。短剣なら短剣。鎧なら鎧だ。
例えば短剣。ランクは1から5があるが、それは関係ない。金額には関係あるが、ガチャ券をもらうには短剣の1から5を兎に角10個投入すれば1枚もらえ、同時に11個投入すれば2枚もらえる。
だから皆同じアイテムが11個揃うまで頑張る。
チームで活動すれば同じアイテムが集まりやすいってなもんだ。
あそうそう、余ったアイテム・・・・人数で割れなかった分は、俺がこっそり貰っているんだ。
俺の収納かばん頼りだから、皆見て見ぬふりをしてくれてるんだが。
そして・・・・疲れはてた俺は、ぼーっとしながら換金ボックスを操作をしていた為、何時もはしない事をしてしまった。
55
お気に入りに追加
1,178
あなたにおすすめの小説
転移術士の成り上がり
名無し
ファンタジー
ベテランの転移術士であるシギルは、自分のパーティーをダンジョンから地上に無事帰還させる日々に至上の喜びを得ていた。ところが、あることがきっかけでメンバーから無能の烙印を押され、脱退を迫られる形になる。それがのちに陰謀だと知ったシギルは激怒し、パーティーに対する復讐計画を練って実行に移すことになるのだった。
異世界転生はどん底人生の始まり~一時停止とステータス強奪で快適な人生を掴み取る!
夢・風魔
ファンタジー
若くして死んだ男は、異世界に転生した。恵まれた環境とは程遠い、ダンジョンの上層部に作られた居住区画で孤児として暮らしていた。
ある日、ダンジョンモンスターが暴走するスタンピードが発生し、彼──リヴァは死の縁に立たされていた。
そこで前世の記憶を思い出し、同時に転生特典のスキルに目覚める。
視界に映る者全ての動きを停止させる『一時停止』。任意のステータスを一日に1だけ奪い取れる『ステータス強奪』。
二つのスキルを駆使し、リヴァは地上での暮らしを夢見て今日もダンジョンへと潜る。
*カクヨムでも先行更新しております。
宝くじ当選を願って氏神様にお百度参りしていたら、異世界に行き来できるようになったので、交易してみた。
克全
ファンタジー
「アルファポリス」と「カクヨム」にも投稿しています。
2020年11月15日「カクヨム」日間異世界ファンタジーランキング91位
2020年11月20日「カクヨム」日間異世界ファンタジーランキング84位
荷物持ちだけど最強です、空間魔法でラクラク発明
まったりー
ファンタジー
主人公はダンジョンに向かう冒険者の荷物を持つポーターと言う職業、その職業に必須の収納魔法を持っていないことで悲惨な毎日を過ごしていました。
そんなある時仕事中に前世の記憶がよみがえり、ステータスを確認するとユニークスキルを持っていました。
その中に前世で好きだったゲームに似た空間魔法があり街づくりを始めます、そしてそこから人生が思わぬ方向に変わります。
最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした
服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜
大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。
目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!
そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。
まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!
魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる