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領地の発展

第443話 クチタ領に専念したいが・・・・

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俺は黒い奴のメンバーの装備を・・・・俺が渡した物だけど・・・・代わりに俺が作った装備を渡した。

一応俺なりに元の素材・・・異世界売買で購入してるものだったみたいで、コートやら靴やら、似たのを、同じのがあれば同じのを購入し、色んな付与を施した。

敢えて同じのにした。

下手に違和感があれば、大ごとになる可能性があるからだ。

回収したアイテム、装備は全部白河さんの作った物。

まあ、概ね俺が作ったのと変わらないだろう。

そして、ティンドールの建物は、店以外をすべて本白水君に引き渡した。

ゲートもクランの拠点にあったのはすべて引き上げ、店に一部を設置。

何かあれば、店のゲートを使ってもらう事に。

こうして俺が率先してクラン”御国台”に係わる事はなくなった・・・・

・・・・
・・・
・・


俺達がクチタ領の館に到着して数日後、マウリシオさんが一人の青年を伴ってやってきた。

「口田様、この者が領地の管理に適していると思われるので、連れてまいりました。どうぞ使ってやって下さい。」

「口田様、どうぞよろしくお願いいたします。」

マウリシオさんが育てている2人のうちの一人だ。もう1人がティンドールに残るのだろう。

「ああ、頼むよ。後で案内と、引き合わせないといけない人とかいるから、紹介もしよう。」

「口田様、まだ私の方はこちらへは来られませんが、メイドを数人先に連れてまいりましたので、どうぞ使ってやってください。」


「「「「どうぞよろしくお願いいたします。」」」」

「口田様、私がこの者達の責任者となる予定です。どうぞよろしくお願いいたします。」

「ああ、頼むよ。」

やっとまともに館の管理をしてくれる人が来た。

ぶっちゃけ大きいんだよな建物が。
掃除なんてしようものなら、1日では終わらないだろう。

帰っていくマウリシオさんを見送った後、マウリシオさんの弟子?とメイドに何処に行ってもらうか話してもらう事に。まあ実際見せてからかな?

そして・・・・

「士門さん?世津さんと三津枝さんが、疲れているようだけど、休ませる?」

・・・・御国台と、ある意味決別したからな・・・・

知り合いの多い2人には辛い事だろうし、その所為で体調が悪くなった?

「ああ、色々大変だったからなあ。たまには少し休んでもらうか。」

俺は寝込んでしまった2人に会ってみる。


「世津すまないな。御国台との事実上の決別だったから、精神的にきつかったんじゃないか?」


「はいその・・・・士門さんの決定は、間違ってないのですが、一寸色々考えてしまって・・・・」

「・・・・無理し過ぎだな。少しゆっくりと休んでほしい。」

「その、ごめんなさい・・・・」

「気にしないでいいさ。」


俺は世津に会った後、三津枝の所へ向かった。

「士門さんごめん。なんだか急に疲れた感じなんだ。」

「ああ、世津にも会ったが、2人共御国台との決別になったから、精神的にきついんだろう・・・・たまにはゆっくり休んでほしい。」

「ええ、そうする。」

なんだかんだ言って二人とも御国台の召喚者と親しい間柄の人もいただろうし、精神的にきつかったんだろう・・・・すまないな、2人とも。
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