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ダンジョン

第133話 5体のミノタウロスキング

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突っ込んできたのが、キングだったので、俺が受け止める。

くそ!指示を出す余裕がなかった・・・・


「イベッテ、頼む!」

そう言い終わるか終わらないうちに、もう一体がイベッテに、さらに別の固体が次々に出現、それぞれが相手をする事に。

だが、ここで問題が。

なんと、俺が相手している以外にもキングが。
何故!そう思う余裕がないまま、イベッテが吹っ飛んでいく。

イベッテはミノタウロスの斧を剣で受け止めたはいいが、完全な力負けで、そのままの勢いで壁に激突。
やばい!

そう思うがキング相手だとそうはいかない。
こいつ・・・・オークキングよりはるかに強いじゃないか・・・・

見ると、せつと本白水は何とか防いでいるが、さわとみつえがコンビでもう一体を何とか防ぎつつ、イベッテに向かっている。

残りの”黒い奴”は・・・・見ると2人が倒れ、立っている3人のうち2人は血を流してる。どうやら5人一度に、キングに吹き飛ばされたようだ。

どうする・・・・?

結局5体出現、すべてがキングとかありえない!と勝手に思いながら、俺の所にはさらにもう一体、こちらはジェネラルか!

2体はきつい・・・・剣を二本装備し、戦ってみる。二刀流!

おっさんソード(仮)と、精霊剣ロンダーヴ。

くそ・・・・そう思っていると、突進してくるミノタウロスキングがいきなりこけた。
チャンス!
俺はジェネラルを跳ねのけ、倒れたミノタウロスキングに突進、無防備になっている首を刎ねる。

そしてそのままミノタウロスジェネラルに向かい合い、素早く仕留める。

振り返ると、なんとかイベッテが立ち上がり、どうやら魔法で支援してくれたようだ。
だが、まだイベッテはダメージがあるな。頭から血を流してるじゃないか。

俺がフリーになったので、一番近いさわとみつえの方へ向かい、2人がかりで防いでいるキングの背後へ向かい、切りつける。
俺に気が付かないまま倒れる。

みつえはせつの救援に向かい、さわはイベッテの回復をする。

その間に・・・・本白水は、ミノタウロスキングの動きに対応し始め、何度も切り付けている。
奴は暫くいいか。

俺は”黒い奴”の救援に向かう。
3人でキングを囲んでいる。

だが、キング自体はダメージを受けてない様子。

2人はどうした?
見るとミノタウロスが現れた更に後ろに、生き残ってる冒険者がいたようで、そちらの救援に向かってるようだ。

隙を見て何人かが逃げていく。

よく見ると、更に後ろ、別のミノタウロスがいるじゃないか!
追いかけてくる。

俺はキングと対峙している3人に

「俺が相手をするから、向こうの救援に行ってくれ!」

そう言って無理やり行かせる。

う・・・・流石に連戦はきつい・・・・

俺はキングを攻めるが・・・・このキング、斧捌きがいい。
他のキングより強い?個体の差か?
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