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海洋浮上都市アトランティス
アトランティス その2
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「There's no one there?」
(誰もいないぞ?)
「Are you sure you thought you heard a scream?」
(確かにはしゃぎ声がしたと思ったんだ)
「we are tired」
(俺たち疲れてるんだよ)
「Isn't it unreasonable? It was quite a long journey.」
(無理もないか。かなりの長旅だったからな)
テロリスト集団の二人は、覆面マスクの顔をお互いに見合わせてから、そのまま帰って行った。
しばらくして、青い色のフィールドが倉庫内一杯を包み、それと同時に、20名の推し活と恵美が現れた。
「やったね! ありがと!」
恵美がみんなにウインクして回る。
「ここにいる11人を、一度に能力で隠しやがったぞ。お前も凄いなあ」
「すげえ!」
「ふぅー、疲れたよ」
太った男は、この異能の力を風呂敷包みと呼んでいる。
いわゆる空間などを擬態する能力者だ。
恵美は大きく息を吸い込んでから、遥かステージがあるはずであろう方向を指差した。
「それじゃ、みんな行こっか! これだけ強い推し活さんたちがいるんだもん! 英瑠璃ちゃんと利弧利戸ちゃんを助けるなんて、ちょちょいのちょいよ」
「えーーー!」
「えーー!」
「ここに恵美ちゃんと、ずっといたいよー」
今までの緊張が嘘みたいに、倉庫の片隅に、一人。キザな男が呑気に突っ立っていた。
「あ、でも。テロリスト集団の方々。皆お疲れのようで、これはチャンスかも知れませんよ」
そのキザな男が、唐突にアイドルグループSTARZM・4救出作戦を言いだした。
(誰もいないぞ?)
「Are you sure you thought you heard a scream?」
(確かにはしゃぎ声がしたと思ったんだ)
「we are tired」
(俺たち疲れてるんだよ)
「Isn't it unreasonable? It was quite a long journey.」
(無理もないか。かなりの長旅だったからな)
テロリスト集団の二人は、覆面マスクの顔をお互いに見合わせてから、そのまま帰って行った。
しばらくして、青い色のフィールドが倉庫内一杯を包み、それと同時に、20名の推し活と恵美が現れた。
「やったね! ありがと!」
恵美がみんなにウインクして回る。
「ここにいる11人を、一度に能力で隠しやがったぞ。お前も凄いなあ」
「すげえ!」
「ふぅー、疲れたよ」
太った男は、この異能の力を風呂敷包みと呼んでいる。
いわゆる空間などを擬態する能力者だ。
恵美は大きく息を吸い込んでから、遥かステージがあるはずであろう方向を指差した。
「それじゃ、みんな行こっか! これだけ強い推し活さんたちがいるんだもん! 英瑠璃ちゃんと利弧利戸ちゃんを助けるなんて、ちょちょいのちょいよ」
「えーーー!」
「えーー!」
「ここに恵美ちゃんと、ずっといたいよー」
今までの緊張が嘘みたいに、倉庫の片隅に、一人。キザな男が呑気に突っ立っていた。
「あ、でも。テロリスト集団の方々。皆お疲れのようで、これはチャンスかも知れませんよ」
そのキザな男が、唐突にアイドルグループSTARZM・4救出作戦を言いだした。
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