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物語を始める前に

母なる地球

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地球には二つの世界が存在する。

我々が存在する世界、我々の存在しない世界。

我々の存在する世界で産まれた人間の中に、稀に特殊な能力を持つ者がいる。

特殊能力を持つ者は強制的に我々の存在しない世界へと、召喚される。(誘拐と言うべきか拉致と言うべきか)

召喚される目的は、我々の存在しない世界、裏地球で地球を護ること。

裏地球を護れなければ、我々の存在する世界、表地球も失われる。

特殊能力者は、表から裏を跨がけた戦士、アースストライダーと呼ばれた。


宇宙あり、ロボットあり、恋愛あり、友情あり、戦いありの壮大なる長編物語が始まる。







ーーーーーーーーーーー





地球から来た青年は

地球から遠く離れた惑星で

数多くの地球外生命体と戦っていた。

青年の姿はやがて、人の原型を変え、

地球外生命体を次から次へと

殺害した。

目的は地球を護る為……

やがてその場は人の原型には

程遠い魔人と鋼鉄の物体だけが

残った。

その姿は、龍のような者と

不死鳥のような物体だった……

龍のような者は

その場所で鋼鉄の物体に向かって

こう呟いた。

「俺達が地球を選んだんじゃねぇ……、地球が俺達を選んだ」

と……

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