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本編
4話 えっ!またですか!?
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6限目が終わり、お喋りを楽しむ間もなく帰路へつく。今日は早く家に帰ってそれからクリーニング屋さんに行かないといけないのだ。
「あっ!スマホがない!」
校門を出ようとしたところで気付く。今日は寝不足で頭が働かず、スマホをいじる気力もなかった。
昼休みに少しだけ画面を覗いて、それから……と今日の行動を振り返りながら校舎に戻ろうと身体を翻したその時。
「めいこ!もう帰るの?」
二階堂だ。
朝、あんな事があったから気まずい。あと、名前を呼び捨てで呼ぶのやめてほしい。
「……二階堂くん。こんにちは。今から帰ろうと思ってたんだけどね、どこかにスマホを忘れちゃったみたいで」
親しげに話しかけてくるから少しくだけた言い方になってしまった。
二階堂はこれから部活動のようだ。サッカー部の練習着を着ている。朝のジャージ姿も良かったが、練習着も絵になるカッコ良さだ。
「そっか。たぶん教室の机の中じゃない?…………なぁ、めいこ、ちょっとだけいいか?」
思わずビクリとなる。
「えっ……、な、何か用……ですか?」
関わりたくない一心で敬語に戻る。親しくなるのは危険だと私の本能が叫んでいる。
しかしながらこのイケメン、察しが悪い。
「うん!ちょっとこっちへ来て!」
そう言って私の手を取り、早足で歩き出した。
他の生徒達からの視線が痛い。ヒソヒソと話されるのが視界に入る。
そんなのお構いなしにズンズンと進み、人気の少ない校舎裏にある階段を上り、踊り場で足を止めた。
「二階堂くんっ!一体どうしたんですか?」
戸惑いながらそう問い掛けると、二階堂はまたあのはにかんだ表情を見せこう言った。
「……めいこに、見てほしいモノがあるんだ」
「……見てほしいもの?」
嫌な予感がする。私の勘がそういっている。早く逃げた方が良いといっている。
「俺さ、……おかしいのかな。一日中めいこの事ばかり考えてて、もう我慢できな「私の名前はマノです!!真野と呼んでください!!!」
これ以上聞くのはダメだ。被せ気味に必死で話を逸らす。あ、二階堂くんがおかしいっていうのは間違ってないと思う。
「……怒ってる?そうだよな、ごめん」
「怒ってはいないけど。……私、急いでるので、帰りますね!」
階段を下りようとする私の腕を、二階堂がつかむ。
途端、身体に力が入らなくなって、へなへなと踊り場に座り込み女の子座りのような格好になってしまう。
(朝と同じ……!身体に力が入らない。思うように動かせない……)
太腿が少し開いている。二階堂の位置からパンツが見えていないか不安だ。
そんな私を二階堂はどこか愛おしげなものを見るようにして、そして、練習着のショートパンツを下ろした。
(何この展開っ?!二階堂くんも朝の私のように身体が勝手に動いてるだけ?!……それともただの変態だったとか?!)
ショートパンツの下にはトランクス……ではなく運動用のインナーが履かれている。ストレッチの効いた素材なのだろう、黒くてピッタリとしたインナーの正面には、二階堂の立派なモノが雄々しくテントを張っている。
「……っ!!二階堂くんっ!これ以上は、ダ、ダメです……止めてぇ……」
興奮した声色で二階堂が答える。
「怖がらないで……っ、見てもらえるだけで良いんだっ」
二階堂は勢いよくインナーとトランクスを膝上まで下ろした。
視界にナニかが映っている。必死で目を逸したくても逸らせない。目を瞑ろうとしても上手く瞑れない。
「こっち、しっかり見て」
目の前には二階堂の大きく熱り立ったペニスがあった。
「あっ!スマホがない!」
校門を出ようとしたところで気付く。今日は寝不足で頭が働かず、スマホをいじる気力もなかった。
昼休みに少しだけ画面を覗いて、それから……と今日の行動を振り返りながら校舎に戻ろうと身体を翻したその時。
「めいこ!もう帰るの?」
二階堂だ。
朝、あんな事があったから気まずい。あと、名前を呼び捨てで呼ぶのやめてほしい。
「……二階堂くん。こんにちは。今から帰ろうと思ってたんだけどね、どこかにスマホを忘れちゃったみたいで」
親しげに話しかけてくるから少しくだけた言い方になってしまった。
二階堂はこれから部活動のようだ。サッカー部の練習着を着ている。朝のジャージ姿も良かったが、練習着も絵になるカッコ良さだ。
「そっか。たぶん教室の机の中じゃない?…………なぁ、めいこ、ちょっとだけいいか?」
思わずビクリとなる。
「えっ……、な、何か用……ですか?」
関わりたくない一心で敬語に戻る。親しくなるのは危険だと私の本能が叫んでいる。
しかしながらこのイケメン、察しが悪い。
「うん!ちょっとこっちへ来て!」
そう言って私の手を取り、早足で歩き出した。
他の生徒達からの視線が痛い。ヒソヒソと話されるのが視界に入る。
そんなのお構いなしにズンズンと進み、人気の少ない校舎裏にある階段を上り、踊り場で足を止めた。
「二階堂くんっ!一体どうしたんですか?」
戸惑いながらそう問い掛けると、二階堂はまたあのはにかんだ表情を見せこう言った。
「……めいこに、見てほしいモノがあるんだ」
「……見てほしいもの?」
嫌な予感がする。私の勘がそういっている。早く逃げた方が良いといっている。
「俺さ、……おかしいのかな。一日中めいこの事ばかり考えてて、もう我慢できな「私の名前はマノです!!真野と呼んでください!!!」
これ以上聞くのはダメだ。被せ気味に必死で話を逸らす。あ、二階堂くんがおかしいっていうのは間違ってないと思う。
「……怒ってる?そうだよな、ごめん」
「怒ってはいないけど。……私、急いでるので、帰りますね!」
階段を下りようとする私の腕を、二階堂がつかむ。
途端、身体に力が入らなくなって、へなへなと踊り場に座り込み女の子座りのような格好になってしまう。
(朝と同じ……!身体に力が入らない。思うように動かせない……)
太腿が少し開いている。二階堂の位置からパンツが見えていないか不安だ。
そんな私を二階堂はどこか愛おしげなものを見るようにして、そして、練習着のショートパンツを下ろした。
(何この展開っ?!二階堂くんも朝の私のように身体が勝手に動いてるだけ?!……それともただの変態だったとか?!)
ショートパンツの下にはトランクス……ではなく運動用のインナーが履かれている。ストレッチの効いた素材なのだろう、黒くてピッタリとしたインナーの正面には、二階堂の立派なモノが雄々しくテントを張っている。
「……っ!!二階堂くんっ!これ以上は、ダ、ダメです……止めてぇ……」
興奮した声色で二階堂が答える。
「怖がらないで……っ、見てもらえるだけで良いんだっ」
二階堂は勢いよくインナーとトランクスを膝上まで下ろした。
視界にナニかが映っている。必死で目を逸したくても逸らせない。目を瞑ろうとしても上手く瞑れない。
「こっち、しっかり見て」
目の前には二階堂の大きく熱り立ったペニスがあった。
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