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第一話 目覚めたら牢の中
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目が覚めると、飛び込んできたのは見知らぬ灰色の天井。
「私⋯⋯寝てたんだっけ」
なぜ自分が眠っていたのか分からず、頭を整理する。
「あ⋯⋯私、トラックに跳ねられて」
トラックに跳ねられた記憶が鮮明に戻ってきた。荒れ狂うお婆さん、見世物のようにシャッターを押してくる外野。
後者は思い出したくないな。
という事はここは病院なのかな。
トラックに跳ねられて生きてるとか私タフネスだなぁ。
「えいっ」
何時までも横になっている気にもなれなかったのでダメで元々で身体を起こす。
重症かと思ったが、身体は案外すんなりと起こすことが出来た。
「え、ここどこなの⋯⋯」
身体を起こした視界には、鉄格子が飛び込んできた。しかもよく見てみると、私は閉じ込められている状況だ。
ここで初めて、この場所は病院では無い事に気付いた。
「なに、これ⋯⋯」
牢獄の様な部屋を見回すと、私が眠っていた粗末な寝台意外には何も無かった。
直ぐに私の脳内に物騒なワードが羅列されていった。
誘拐?牢獄ってことは人身売買?日本でそんな事あるの?もしかしたら殺される?
「う⋯⋯うう⋯⋯」
一気に私の身体中から血の気が引いていき、胃は痛み、吐き気を催した。
幸い吐くことは無かったが、胸の鳴り止まない鼓動が私の不安を現していた。
「助けてっ⋯⋯もう死んでもいいなんて思わないから」
全く想定していなかったことが見に起きてパニックになったのか、急に命が惜しくなった。無関心だった両親にも会いたくなった。
あの時、死んでもいいやなんて命を粗末にしようと思った自分に腹さえもたった。
「寒い⋯⋯⋯⋯」
焦っていても身体の感覚は素直だ。
自分の服装を見てみると、服と呼んでいいかも分からない薄っぺらいボロボロの無地の布が、肌色の露出は多いがかろうじて私の身を包んでいた。
「通りで寒いわけだよ⋯⋯」
焦っていてもどうにもならないと思い、私は状況を整理する事にした。
恐らく私は今何者かによって閉じ込められている。現在地は分からない、もしかしたら外国かもしれない。
外国だとしても、警察に駆け込めばきっとなんとかなるはず。
「まずはここから抜け出さないとな」
そう決意した矢先、何処からか「コツコツ」という足音が聞こえてきた。
「おい新入り! 飯の時間だ」
体格のいい男がコップのような木箱を持って現れた。
私のいる部屋の前で止まった事から、新入りとは私の事なんだと察しが着いた。
「飯だ」
男は鉄格子と隙間からコップの様な木箱を私に手渡してきた。
大人しく受け取っておくことにする。
「ったく、血が美味いなんて理解できないぜ。吸血鬼がよ」
男は謎の言葉を吐いて直ぐに姿を消した。
吸血鬼?なんの事だろう。あれ、なんか鉄臭い⋯⋯。
「えっ⋯⋯何これ⋯⋯」
匂いの正体は、私が受け取った木箱からだった。
水でも入っているのかと受け取った木箱には、血液が並々入っていた。
「嫌がらせにも程がある⋯⋯」
揺れる血液は私を映し出す。
長い銀髪の髪、赤い緋色の瞳、色は分からないが外見は特に変わりのないように見える。
「あれ、ちょっと待って⋯⋯?」
一つ、気になる点がある。
それは歯だ。
どうにも何本が歯が鋭くなっているような気がする。例えるなら牙のように。
もうひとつ変化がある。
目の前の血液を飲みたくて飲みたくて堪らない事だ。
「血液なんて飲んだら病気になる⋯⋯病気こわい⋯⋯」
私の意に反して、腕は木箱を持ち上げて口まで運ぶ。
「んっ⋯⋯んん⋯⋯」
理性を欠いた私はそのまま勢いに任せて血液を全て飲み干した。
今までの人生で一番と言えるほど、美味しく感じた。
「どうしよう⋯⋯やっちゃった⋯⋯」
そして今までの人生で一番と言えるほどに、後悔した。
どうしようどうしよう。血液なんて飲み干したらどうなることか。せっかく生きてたのにまた死ぬ気なの!?
とにかく自分を責めた。責めて責めて責めまくった。
ただ、思ったよりも身体に害はなかった。
やることも無いのでただ部屋の片隅でボーッと牢屋の外を見ている。
さっき来た男が来て以来特に変化はない。
今が朝なのか昼なのか夜なのかは分からないが、食事(嫌がらせ)を貰えるということはまた誰かが来ると言うことなんだろう。
「とりあえず待ちかな」
次に誰かが通りかかるまで待つ事にした。
暫く静寂の時が訪れる。時計がないからわからないが、既に待ち続けてから数時間は立ったように感じる。
それでも誰も来ない。次第に空腹で苦しくなってくる。
けれど誰も来ないので空腹を耐えながらその日は眠りについた。
目が覚めてからも数時間、誰も来ることは無かった。
「死ぬ⋯⋯かも⋯⋯」
水もない、食べ物もない中、体感的に丸一日を過ごした私は逃げる作戦も特に浮かばず、これ以上体力を使わないために横たわっていた。
その時だった。
「おい、小娘。飯だ」
以前とは違う男が木箱を持ってきてやってきた。
本来なら憎むべき相手が救いの糸を垂らす天使にも見えた。
「お腹すいてっ⋯⋯私っ⋯⋯ごはんっ⋯⋯くれるの?」
自分でも何言ってるのか分からないけど、とにかくお腹が空いてる事は伝えられたと思う。
「あ?何言ってるんだお前」
男は無愛想に鉄格子の隙間から木箱を置いた。
急いで木箱を受けると中身はまた嫌がらせの如く血液だった。
ただ、その血液が無性に美味しそうに見えて貪るように飲み干した。
「そこまでして食いつくか。所詮は卑しい最下層だな」
男は血液を飲み干した私に軽蔑の眼差しを向けてきた。
でも、今はそれに構っている場合じゃない。
「あのっ! ここは何処なんですか?」
「ここはアーリカの街だ。なんて言っても牢屋ぐらしのお前に言っても意味無いけどな」
コイツ、完全に私の事を見下している。
けど見下されるだけで情報が得られるのならまだいい方だ。
「なんで私はここに閉じ込められてるんですか?」
「吸血鬼はマニアに売れるからな。買い手がつくまでここに閉じ込めておく」
また吸血鬼って⋯⋯。何の事だろう。
「あの、吸血鬼ってなんの事ですか?」
「はぁ?馬鹿かお前」
何故だか男は罵倒をしてきました。
「お前の事だろうがよ」
男は私を指さして言いました。
歯が牙のように尖っている。血液が無性に飲みたくなる。そして彼の発言。
ありえないとは思いますが、もしかしたら⋯⋯。
「もしかしたら私、吸血鬼になってる⋯⋯?」
「私⋯⋯寝てたんだっけ」
なぜ自分が眠っていたのか分からず、頭を整理する。
「あ⋯⋯私、トラックに跳ねられて」
トラックに跳ねられた記憶が鮮明に戻ってきた。荒れ狂うお婆さん、見世物のようにシャッターを押してくる外野。
後者は思い出したくないな。
という事はここは病院なのかな。
トラックに跳ねられて生きてるとか私タフネスだなぁ。
「えいっ」
何時までも横になっている気にもなれなかったのでダメで元々で身体を起こす。
重症かと思ったが、身体は案外すんなりと起こすことが出来た。
「え、ここどこなの⋯⋯」
身体を起こした視界には、鉄格子が飛び込んできた。しかもよく見てみると、私は閉じ込められている状況だ。
ここで初めて、この場所は病院では無い事に気付いた。
「なに、これ⋯⋯」
牢獄の様な部屋を見回すと、私が眠っていた粗末な寝台意外には何も無かった。
直ぐに私の脳内に物騒なワードが羅列されていった。
誘拐?牢獄ってことは人身売買?日本でそんな事あるの?もしかしたら殺される?
「う⋯⋯うう⋯⋯」
一気に私の身体中から血の気が引いていき、胃は痛み、吐き気を催した。
幸い吐くことは無かったが、胸の鳴り止まない鼓動が私の不安を現していた。
「助けてっ⋯⋯もう死んでもいいなんて思わないから」
全く想定していなかったことが見に起きてパニックになったのか、急に命が惜しくなった。無関心だった両親にも会いたくなった。
あの時、死んでもいいやなんて命を粗末にしようと思った自分に腹さえもたった。
「寒い⋯⋯⋯⋯」
焦っていても身体の感覚は素直だ。
自分の服装を見てみると、服と呼んでいいかも分からない薄っぺらいボロボロの無地の布が、肌色の露出は多いがかろうじて私の身を包んでいた。
「通りで寒いわけだよ⋯⋯」
焦っていてもどうにもならないと思い、私は状況を整理する事にした。
恐らく私は今何者かによって閉じ込められている。現在地は分からない、もしかしたら外国かもしれない。
外国だとしても、警察に駆け込めばきっとなんとかなるはず。
「まずはここから抜け出さないとな」
そう決意した矢先、何処からか「コツコツ」という足音が聞こえてきた。
「おい新入り! 飯の時間だ」
体格のいい男がコップのような木箱を持って現れた。
私のいる部屋の前で止まった事から、新入りとは私の事なんだと察しが着いた。
「飯だ」
男は鉄格子と隙間からコップの様な木箱を私に手渡してきた。
大人しく受け取っておくことにする。
「ったく、血が美味いなんて理解できないぜ。吸血鬼がよ」
男は謎の言葉を吐いて直ぐに姿を消した。
吸血鬼?なんの事だろう。あれ、なんか鉄臭い⋯⋯。
「えっ⋯⋯何これ⋯⋯」
匂いの正体は、私が受け取った木箱からだった。
水でも入っているのかと受け取った木箱には、血液が並々入っていた。
「嫌がらせにも程がある⋯⋯」
揺れる血液は私を映し出す。
長い銀髪の髪、赤い緋色の瞳、色は分からないが外見は特に変わりのないように見える。
「あれ、ちょっと待って⋯⋯?」
一つ、気になる点がある。
それは歯だ。
どうにも何本が歯が鋭くなっているような気がする。例えるなら牙のように。
もうひとつ変化がある。
目の前の血液を飲みたくて飲みたくて堪らない事だ。
「血液なんて飲んだら病気になる⋯⋯病気こわい⋯⋯」
私の意に反して、腕は木箱を持ち上げて口まで運ぶ。
「んっ⋯⋯んん⋯⋯」
理性を欠いた私はそのまま勢いに任せて血液を全て飲み干した。
今までの人生で一番と言えるほど、美味しく感じた。
「どうしよう⋯⋯やっちゃった⋯⋯」
そして今までの人生で一番と言えるほどに、後悔した。
どうしようどうしよう。血液なんて飲み干したらどうなることか。せっかく生きてたのにまた死ぬ気なの!?
とにかく自分を責めた。責めて責めて責めまくった。
ただ、思ったよりも身体に害はなかった。
やることも無いのでただ部屋の片隅でボーッと牢屋の外を見ている。
さっき来た男が来て以来特に変化はない。
今が朝なのか昼なのか夜なのかは分からないが、食事(嫌がらせ)を貰えるということはまた誰かが来ると言うことなんだろう。
「とりあえず待ちかな」
次に誰かが通りかかるまで待つ事にした。
暫く静寂の時が訪れる。時計がないからわからないが、既に待ち続けてから数時間は立ったように感じる。
それでも誰も来ない。次第に空腹で苦しくなってくる。
けれど誰も来ないので空腹を耐えながらその日は眠りについた。
目が覚めてからも数時間、誰も来ることは無かった。
「死ぬ⋯⋯かも⋯⋯」
水もない、食べ物もない中、体感的に丸一日を過ごした私は逃げる作戦も特に浮かばず、これ以上体力を使わないために横たわっていた。
その時だった。
「おい、小娘。飯だ」
以前とは違う男が木箱を持ってきてやってきた。
本来なら憎むべき相手が救いの糸を垂らす天使にも見えた。
「お腹すいてっ⋯⋯私っ⋯⋯ごはんっ⋯⋯くれるの?」
自分でも何言ってるのか分からないけど、とにかくお腹が空いてる事は伝えられたと思う。
「あ?何言ってるんだお前」
男は無愛想に鉄格子の隙間から木箱を置いた。
急いで木箱を受けると中身はまた嫌がらせの如く血液だった。
ただ、その血液が無性に美味しそうに見えて貪るように飲み干した。
「そこまでして食いつくか。所詮は卑しい最下層だな」
男は血液を飲み干した私に軽蔑の眼差しを向けてきた。
でも、今はそれに構っている場合じゃない。
「あのっ! ここは何処なんですか?」
「ここはアーリカの街だ。なんて言っても牢屋ぐらしのお前に言っても意味無いけどな」
コイツ、完全に私の事を見下している。
けど見下されるだけで情報が得られるのならまだいい方だ。
「なんで私はここに閉じ込められてるんですか?」
「吸血鬼はマニアに売れるからな。買い手がつくまでここに閉じ込めておく」
また吸血鬼って⋯⋯。何の事だろう。
「あの、吸血鬼ってなんの事ですか?」
「はぁ?馬鹿かお前」
何故だか男は罵倒をしてきました。
「お前の事だろうがよ」
男は私を指さして言いました。
歯が牙のように尖っている。血液が無性に飲みたくなる。そして彼の発言。
ありえないとは思いますが、もしかしたら⋯⋯。
「もしかしたら私、吸血鬼になってる⋯⋯?」
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