それって食べ物ですか？いいえ飲み物です。

14章

282 (・Д・)！？

レヴァン　視点

「はっ！？」(・Д・)！？

遊びに夢中だったキラティアは闘いを思い出したのかこっちを見た。
そして懐から銃をとりだし俺に撃って来た。

「あい！！」カチッ！

バンバン！

キラティアは波に乗りながら反欲の水鉄砲を撃って来た。

「ウオォォォ！あれに当たるわけにはいかん！」

あれに当たると痛みで暫く動けなくなったのだ。
ここは全力で去なす！

俺は名刀『新月』に持ち替え、水弾を斬りながら水の方向をずらし自分に掛からないよう去なしていった。

ザシュ！ザシュ！ザシュ！

「くそー！！一体何発撃つつもりだ！」

まさに銃弾の雨と化し俺を襲い続けた。
だが、魔力を多く消費する反欲の水鉄砲のことだ。もう止まるはずだ。

「んー…っぱい！」バンバン！

なんか嫌な言葉が聞こえた気がした。
俺は切り続けるが水全てを去なすことが出来ず身体に掛かり、反欲の水鉄砲の水で痛みだした。

誰だ！あんな武器作ったのは！！
※貴方です。

「師匠！！頑張れ！」

声の方向を見る余裕はないがどうやら弟子達が来てしまったようだ。
正直、自分が情け無いと思った。
赤子1人に一方的にやられているなんて誰も思わないだろう。
師匠のメンツがボロボロになっていく感じがした。

こうなれば奥の手を使うしかない！

パァーーー！！！

「うわ！？眩しい！」

弟子達が手で光を遮るのを横に、俺は奥の手の武器を手に取る。