それって食べ物ですか？いいえ飲み物です。

9章

147 成果報告

キラティア　視点


玄関に入ろうと思ったらお姉さんが僕を見ていた。

どうなったかな？

僕はお姉さんのもとに近寄った。

テトテトテトテト…

「ティーちゃんは何を持ってるのかな？お姉さんに見せてくれない？」

おや？カゴの中を見たいの？
いいよ！

ガサゴソガサゴソ…

僕はカゴから今日の戦利品を取り出していった。
そしてお姉さんに自慢しているとルナママ達がやって来た。

ルナママ！プレゼントだよ！

僕はいつものように収穫物をルナママに納品した。
そして、ご褒美のナデナデをされる。むふぅ！
これがやめられない。

どうやらお姉さんはうちに泊まるようだ。
そしてお風呂に行くようだ。

それじゃあ、僕は片付けしてリリ姉ちゃんと遊ぼうかな？

僕は並べた品をカゴに戻し子供部屋に向かった。
子供部屋に置いとけばルナママが後で回収してくれるだろう。

「ティー…あたしにはプレゼントないの？」

リアママ？

子供部屋にカゴを置いた所でムスッとしているリアママに声をかけられた。
食べ物やよく分からない物はとりあえずルナママに渡すのが当たり前だったからリアママにもプレゼントを渡すのを忘れていた。

待ってね。ゴソゴソ…

空蜘ちゃん製の袋しかないな…
少しあげるか！

僕はカゴから袋を何枚か出してリアママにあげた。

「この袋をくれるの？あら？手触りいいわね。ありがとうね。」

うん！喜んでくれたようだ。
さらにぎゅー！

僕はリアママに抱きついた。

「！？か、可愛い！！」

リアママは機嫌が直ったようで笑顔で抱かれた。

ミシミシ…

くーちゃん達なら大怪我な締め付けが僕に襲ってきた。
決して虐待ではなくリアママの愛情表現なのだ。
こうなると痛くはないが動けないのだ。

ミシミシ…

いつ解放されるかな…

リリ姉ちゃんやくーちゃんが抱きつかれる時は手加減しているとのでミシミシと音は鳴らない。
僕だけ思いっきり抱かれるのだ。

ミシミシ…

…暇！

でも、拒絶するとリアママはヘコむんだよね。

ミシミシ…

ウン出そう…プルプル…

「ティー？もしかして…ウン？」

リアママも気付いたらしくぎゅーを中断した。

すばらくすると僕はスッキリした。むふぅ！

「ちょっと待っててね。」

今の僕は服を脱がされお尻を拭き拭きされ寝っ転がっている。
さぁ、ここからリアママが苦手なオムツ替えだ。
リアママがオムツ替えをすると、なぜかだるまにされたり、ふんどしなったり、全身巻かれたり、服に入り切らずモコモコして動きにくくなったりするのである。

今回は何回で終わるかな？

僕が長期戦を覚悟していると…

フッ！

いつも間にかルナママに抱かれていた。