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空には癒しの銀の月、ルティニネティが輝いていた。
「最後の聖域、ラーザか」
小高い丘の上から村の灯りを見下ろし、セインはつぶやく。
豊かな緑に囲まれた小さな村だ。長い間、王国中を旅してきて、いろいろな街や村に訪れたが、このラーザという村は一見して何の変哲もないただの田舎なのに、何れの場所とも違い、村全体に大きな気が満ちているように感じる。それはとても厳かで、それでいて懐かしく、雄大な神の意思を思わせる。
空を見上げると、すぐ近くに、銀に輝くルティニネティが見えた。
麗しの月女神ルティニネティが穏やかに輝きながら、そのたおやかな腕を広げているのだ。皓々と地上を照らしている月光は、決して激しくなく、どこまでも優しい。
月に守られた大地。
彼女がこの土地を選んだのも、納得ができる。
セインは振り返り、月光に照らされた巨大な月光石を見つめた。
月のかけらとも呼ばれる月光石は、優しい乳白色をした石で、月光を浴びると発光する。ルティニネティの石と言われるだけに、月光石には癒しの力があった。少しの怪我ならすぐさま治してしまうほどに。
身の高さほどもある月光石は、静かに輝きながら、墓標のように佇んでいた。
否、それは墓標だった。
セインは冷たく滑らかな石に手を伸ばし、そっと触れる。発光していても、石は冷たいまま。耳を澄ませば、石から小さく旋律が聞こえてくる。か細く今にも消えてしまいそうな歌声だった。だがこの歌声こそがゆるぎない証であるのだ。
その場に座り、手元には七弦のリラを置き、じっと月光石を見上げた。
遥か昔の記憶だけを頼りに、旅を続けてここまで来た。
それは、まだ誰にも話したことのない悲しい記憶。
セインがセインでなかったころの、そう、前世とも言うべきころの記憶。
まだ世界に、神々が当たり前のようにいた時代。セインは別の名前で呼ばれ、そして盲目だった。
太陽のかけら《カーザ》として生まれ、輝けるものとして強大な神力を持ちながら、愚かにも罪を犯し、罰を与えられ、光を失った。
彼のそばには優しい少女の手と歌声があり、二人は一緒に王国中を旅していた。
彼女は月のかけら《銀のルティナ》だった。
「ようやく見つけたよ、ユーレイリア」
涙があふれ、とめどなく流れ落ちていった。
「ねぇ、どうして泣いているの? どこか痛いの?」
舌足らずの幼い声がして、セインは我に返る。顔を上げ、振り返るとまだ幼い少女が不思議そうな表情でこちらを覗き込んでいた。
「いや、どこも痛くないよ。大丈夫、ありがとう」
セインは慌てて涙を拭った。こんな小さな子供に泣き顔を見られてしまうとは不覚だった。だが、そんな羞恥心よりも少女の容貌に驚いた。
年の頃は十にも満たない。
けれど、驚いたのは年齢ではない。
肩を覆う緩やかなウエーブがかかった銀の髪、それに加えて純粋な光を宿す紫の瞳。その二つの色の組み合わせは、この世界では特殊なのだ。
「君は《銀のルティナ》なんだね?」
「そうよ。おとなはみんなそう言うわ。月女神の娘って」
少女は頷きながら、少し拗ねたような口調でそう言った。少女の左足首から、眩しいほどの光を感じる。少女の月光石がそこにあるのだ。
そういえば、もう陽も落ちて人々は温かい家で団らんしているころだろうに、こんな人気のない場所で少女が一人でいていいのか。親が心配して探しているかもしれない、などと考えている最中に、少女が《銀のルティナ》であることを思い出した。《銀のルティナ》は生まれたその日より親元から離され、神殿に保護される。きっと今頃は《銀のルティナ》がいなくなったと神殿では大騒ぎになっているだろう。
「道に迷ったの?それなら、神殿はすぐそこよ」
西にまっすぐに伸びる道を指し示し、その先の神殿に視線を向ける。どうやら参拝に来たのだと思ったらしい。
「……ああ、そうだね。あとで寄らせてもらうよ」
今頃気がついたような間の抜けたセインの返事に、いよいよ不思議そうな表情になって少女は首をかしげる。
「神殿に御用ではないの?」
セインは苦笑する。
ここまで来て、神殿に挨拶していかないのもまずいが、少女を神殿に送り届けなくてはならないだろう。しかし、今はまだここを動きたくなかった。先に少女を送ってくるべきか、それとも用を済ませた後でもいいか、少し迷った。いつ始まるかもわからない用ではあったから、どうしても機会を逃したくないのだ。
少女に事情を話して、どこまで理解できるだろうか。そもそも、少女に話すつもりでいるのか、自分でも分からなかった。だが心のどこかで、もしかしたら話してもいいかもしれないと思っていた。
それはこの少女が彼女と同じ《銀のルティナ》であるからだろうか。
懐かしい姿でセインの前に立つ幼い《銀のルティナ》に、そっと微笑みかける。
「僕はこの歌う月光石を探していたんだ」
少女は瞳を輝かせた。
「お兄さんにも歌が聞こえるのね?」
「聞こえているよ、ずっと昔から……ここへ来るのは初めてだけれども」
後半の言葉は聞こえなかったらしい。独白に近かったから当然かもしれない。
「嬉しい。誰もそんな歌なんて聞こえないって言うのよ。だからマリはいつも一人で聞きに来ていたの」
少女は警戒心が解けたのか、はしゃいだ声を上げて、セインに近付いてきた。大人びた物言いをする少女も、こんな風に笑えば年相応に見える。どうやらいつも抜け出してきている常習犯らしい。それならば、神殿のほうは大丈夫かもしれない。
「僕はセイン。君はマリっていうんだね。マリの月光石は足にあるんだ?」
「分かるの?」
マリは目を丸くして驚いた。
銀のルティナたちはみな、体のどこかに月光石を持って生まれてくる。手の平にあるものもいれば、額にあるものもいる。普段は輝きを抑えている場合が多く、一般人には分からないのが普通だ。
見えるのは同じ銀のルティナか太陽のかけらであるカーザ。そして、力ある魔法使いぐらいだろうか。
「お兄さんはカーザじゃないわよね?」
マリはまじまじとセインの髪をみる。無造作に伸ばしたセインの髪はくすんだ茶色だ。
「残念ながら違うよ、カーザなら髪は輝くような金色のはずだからね。それに、僕は魔法使いでもない」
マリは肩を落とす。
「なぁんだ、違うの」
「僕はカーザでも魔法使いでもないけれど、分かるんだ。何故だか分からないけどね」
実際、セインはカーザのような神力もないし、魔法はまったく使えない。
ただあるのは記憶だけ。
抱えきれない程の想いだけがあり、セインをこの地へと導いたのだ。
巨大な月光石の塊が、月光を浴びて静かに発光している。
けれどまだ歌声は遠い。
「僕はずっと彼女を探していたんだ」
「今日はとっても綺麗にルティニネティが見えているから、きっともうすぐ歌いだすわ」
マリは月光石に歩み寄り、手を翳す。
「とても優しい歌。言葉は分からないけれど、旋律は覚えちゃった」
記憶に残る旋律と幼い声で紡がれる歌が重なり合う。
目を閉じれば思い浮かべることができる。たった一度だけ、最後の瞬間に見た彼女の姿を。
彼女は泣いていた。
その姿を思い浮かべるだけで胸が痛む。
「そう。君は聞いてくれるだろうか。僕が犯した罪、そして罰」
答えを待つ。
少女が静かに頷くのを見て安堵した。
どうやら、本当は誰かに語りたかったのかも知れない。ずっと長い間、一人で抱えていたものを。
「僕は光を失って、何も見えなかった。いや、見ようとはしなかった。月女神に恋慕し、太陽神の怒りに触れてもなお、変わらず愚かだった。彼女の歌声だけが、僕を癒してくれていたのにね……」
その時だった。
月光石が突然、激しく光を放った。
そして、鮮明に聞こえてくる歌。
とても懐かしい彼女の歌声に、セインは遠い記憶の淵に飲み込まれていった。
「最後の聖域、ラーザか」
小高い丘の上から村の灯りを見下ろし、セインはつぶやく。
豊かな緑に囲まれた小さな村だ。長い間、王国中を旅してきて、いろいろな街や村に訪れたが、このラーザという村は一見して何の変哲もないただの田舎なのに、何れの場所とも違い、村全体に大きな気が満ちているように感じる。それはとても厳かで、それでいて懐かしく、雄大な神の意思を思わせる。
空を見上げると、すぐ近くに、銀に輝くルティニネティが見えた。
麗しの月女神ルティニネティが穏やかに輝きながら、そのたおやかな腕を広げているのだ。皓々と地上を照らしている月光は、決して激しくなく、どこまでも優しい。
月に守られた大地。
彼女がこの土地を選んだのも、納得ができる。
セインは振り返り、月光に照らされた巨大な月光石を見つめた。
月のかけらとも呼ばれる月光石は、優しい乳白色をした石で、月光を浴びると発光する。ルティニネティの石と言われるだけに、月光石には癒しの力があった。少しの怪我ならすぐさま治してしまうほどに。
身の高さほどもある月光石は、静かに輝きながら、墓標のように佇んでいた。
否、それは墓標だった。
セインは冷たく滑らかな石に手を伸ばし、そっと触れる。発光していても、石は冷たいまま。耳を澄ませば、石から小さく旋律が聞こえてくる。か細く今にも消えてしまいそうな歌声だった。だがこの歌声こそがゆるぎない証であるのだ。
その場に座り、手元には七弦のリラを置き、じっと月光石を見上げた。
遥か昔の記憶だけを頼りに、旅を続けてここまで来た。
それは、まだ誰にも話したことのない悲しい記憶。
セインがセインでなかったころの、そう、前世とも言うべきころの記憶。
まだ世界に、神々が当たり前のようにいた時代。セインは別の名前で呼ばれ、そして盲目だった。
太陽のかけら《カーザ》として生まれ、輝けるものとして強大な神力を持ちながら、愚かにも罪を犯し、罰を与えられ、光を失った。
彼のそばには優しい少女の手と歌声があり、二人は一緒に王国中を旅していた。
彼女は月のかけら《銀のルティナ》だった。
「ようやく見つけたよ、ユーレイリア」
涙があふれ、とめどなく流れ落ちていった。
「ねぇ、どうして泣いているの? どこか痛いの?」
舌足らずの幼い声がして、セインは我に返る。顔を上げ、振り返るとまだ幼い少女が不思議そうな表情でこちらを覗き込んでいた。
「いや、どこも痛くないよ。大丈夫、ありがとう」
セインは慌てて涙を拭った。こんな小さな子供に泣き顔を見られてしまうとは不覚だった。だが、そんな羞恥心よりも少女の容貌に驚いた。
年の頃は十にも満たない。
けれど、驚いたのは年齢ではない。
肩を覆う緩やかなウエーブがかかった銀の髪、それに加えて純粋な光を宿す紫の瞳。その二つの色の組み合わせは、この世界では特殊なのだ。
「君は《銀のルティナ》なんだね?」
「そうよ。おとなはみんなそう言うわ。月女神の娘って」
少女は頷きながら、少し拗ねたような口調でそう言った。少女の左足首から、眩しいほどの光を感じる。少女の月光石がそこにあるのだ。
そういえば、もう陽も落ちて人々は温かい家で団らんしているころだろうに、こんな人気のない場所で少女が一人でいていいのか。親が心配して探しているかもしれない、などと考えている最中に、少女が《銀のルティナ》であることを思い出した。《銀のルティナ》は生まれたその日より親元から離され、神殿に保護される。きっと今頃は《銀のルティナ》がいなくなったと神殿では大騒ぎになっているだろう。
「道に迷ったの?それなら、神殿はすぐそこよ」
西にまっすぐに伸びる道を指し示し、その先の神殿に視線を向ける。どうやら参拝に来たのだと思ったらしい。
「……ああ、そうだね。あとで寄らせてもらうよ」
今頃気がついたような間の抜けたセインの返事に、いよいよ不思議そうな表情になって少女は首をかしげる。
「神殿に御用ではないの?」
セインは苦笑する。
ここまで来て、神殿に挨拶していかないのもまずいが、少女を神殿に送り届けなくてはならないだろう。しかし、今はまだここを動きたくなかった。先に少女を送ってくるべきか、それとも用を済ませた後でもいいか、少し迷った。いつ始まるかもわからない用ではあったから、どうしても機会を逃したくないのだ。
少女に事情を話して、どこまで理解できるだろうか。そもそも、少女に話すつもりでいるのか、自分でも分からなかった。だが心のどこかで、もしかしたら話してもいいかもしれないと思っていた。
それはこの少女が彼女と同じ《銀のルティナ》であるからだろうか。
懐かしい姿でセインの前に立つ幼い《銀のルティナ》に、そっと微笑みかける。
「僕はこの歌う月光石を探していたんだ」
少女は瞳を輝かせた。
「お兄さんにも歌が聞こえるのね?」
「聞こえているよ、ずっと昔から……ここへ来るのは初めてだけれども」
後半の言葉は聞こえなかったらしい。独白に近かったから当然かもしれない。
「嬉しい。誰もそんな歌なんて聞こえないって言うのよ。だからマリはいつも一人で聞きに来ていたの」
少女は警戒心が解けたのか、はしゃいだ声を上げて、セインに近付いてきた。大人びた物言いをする少女も、こんな風に笑えば年相応に見える。どうやらいつも抜け出してきている常習犯らしい。それならば、神殿のほうは大丈夫かもしれない。
「僕はセイン。君はマリっていうんだね。マリの月光石は足にあるんだ?」
「分かるの?」
マリは目を丸くして驚いた。
銀のルティナたちはみな、体のどこかに月光石を持って生まれてくる。手の平にあるものもいれば、額にあるものもいる。普段は輝きを抑えている場合が多く、一般人には分からないのが普通だ。
見えるのは同じ銀のルティナか太陽のかけらであるカーザ。そして、力ある魔法使いぐらいだろうか。
「お兄さんはカーザじゃないわよね?」
マリはまじまじとセインの髪をみる。無造作に伸ばしたセインの髪はくすんだ茶色だ。
「残念ながら違うよ、カーザなら髪は輝くような金色のはずだからね。それに、僕は魔法使いでもない」
マリは肩を落とす。
「なぁんだ、違うの」
「僕はカーザでも魔法使いでもないけれど、分かるんだ。何故だか分からないけどね」
実際、セインはカーザのような神力もないし、魔法はまったく使えない。
ただあるのは記憶だけ。
抱えきれない程の想いだけがあり、セインをこの地へと導いたのだ。
巨大な月光石の塊が、月光を浴びて静かに発光している。
けれどまだ歌声は遠い。
「僕はずっと彼女を探していたんだ」
「今日はとっても綺麗にルティニネティが見えているから、きっともうすぐ歌いだすわ」
マリは月光石に歩み寄り、手を翳す。
「とても優しい歌。言葉は分からないけれど、旋律は覚えちゃった」
記憶に残る旋律と幼い声で紡がれる歌が重なり合う。
目を閉じれば思い浮かべることができる。たった一度だけ、最後の瞬間に見た彼女の姿を。
彼女は泣いていた。
その姿を思い浮かべるだけで胸が痛む。
「そう。君は聞いてくれるだろうか。僕が犯した罪、そして罰」
答えを待つ。
少女が静かに頷くのを見て安堵した。
どうやら、本当は誰かに語りたかったのかも知れない。ずっと長い間、一人で抱えていたものを。
「僕は光を失って、何も見えなかった。いや、見ようとはしなかった。月女神に恋慕し、太陽神の怒りに触れてもなお、変わらず愚かだった。彼女の歌声だけが、僕を癒してくれていたのにね……」
その時だった。
月光石が突然、激しく光を放った。
そして、鮮明に聞こえてくる歌。
とても懐かしい彼女の歌声に、セインは遠い記憶の淵に飲み込まれていった。
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