44 / 111
ボロ竿だろうが釣竿に変わりなし
いろいろな神様
しおりを挟む
結局、『土弾』を覚える前に、オトシンさんも魔力を生やすことが出来てしまった。
「アタシは、ポイント使っちまうかな。ポチッと」
「おめでとう。次はこっちだ」
魔法の適正を調べていたようで、オトシンさんは風を選択したみたいだ。選択出来るのも人族の特徴で、その分プラス補正は無いけどね。ちなみに複数扱えるとは、まだ聞いたことない。もしかしたら、今後出てくるかもしれないな。
「よっしゃ! 風神ウェンの加護だってさ」
風の神様はウェンって名前なのか。そこら辺の世界設定って見てないけど、どこかにあったりするのかな?
「神官さま。風と大地以外ではどんな神様がいるんでしょうか?」
「難しい質問ですねー」
「何か言えない理由が……」
「数が多くてめ……言い切れないだけです」
面倒なだけかよ! 禁止ワードかと思ってしまったぞ。
「まぁ、4属性神くらいは良いでしょう」
「おぉ。お願いします」
大地神は俺が持ってて、風神はオトシンさんにさっき聞いたな。他に火と水がメインであるみたいだ。それぞれの名前は火神フレイと水神ウォタ。
厨二病成分の強いあれは聞いておきたいな。
「光と闇はありませんか?」
「ん? 聞いたことありませんね。新しい神が生まれたのでしょうか?」
「あー。勝手に想像しただけです」
「もしかしたらいるかもしれませんね。私も知らないことは多いので、自分で調べるのも良いでしょう」
「そうですね。機会があれば調べてみます」
「わかったら。私にも教えてくださいね」
《新しいコレクションが追加されました。》
ん? コレクションなんてあったのか?
相変わらず項目が多くてわかりづらい。
この冠みたいなアイコンがそうかな?
『ゴッドコレクション0%』
まさかの0だった!
中身を見たら、4属性神と鍛冶神の名前だけ表示されていて、説明やイメージ図が空欄になっている。
スクロールしても最後まで辿りつかないから諦めたよ。
「どんだけ神様いるんだろうなぁ」
「わかったら。私にも教えてくださいね」
ちらりと見ると神官さまは、笑ったまま。
子供の時に見た親戚のおっちゃんと表情が似ている。そのことをふと思い出すと、同じようなことをいつも言ってたな。それで調べたことを何度か教えてたっけ。
後から聞いた話だと、気になったことを自分で調べずに、他人に調べさせる常習犯だったらしい。相手に気づかせずに、うまく誘導する話術は見習いたいところだな。
そして、目の前のキャラクターも似たような設定かと疑ってしまう。
「そろそろ訓練に戻りましょう」
考え過ぎかな?
もやもやした感情はあるけど、早く『土弾』を覚えたいからそっちに集中だな。
もともと訓練していたので、欲しかったあのアーツを覚えるまでは早かったよ。
《魔力操作:LV5に上昇》
《魔力操作:アーツ『メディテーション』を覚えました。》
さっそく使ってみると、魔力の回復速度が3倍! その間は一切動けないけど、セーフゾーンでは便利そうだ。
《魔力:LV5に上昇》
魔力はLV5になっても何もなかったな。他の強化系スキルもアーツとか出てないし、まだまだ先なのか、そもそも作られてないのかもしれない。
《大地魔法:LV5に上昇》
《大地魔法『土弾』を覚えました。》
「やっと覚えられたな。オトシンさんはどうですか?」
「先に戻られましたよ」
「えぇ!? 声かけてくれても良かったのに」
「ちゃんと声かけてました。あなたが気づかなかっただけでしょう」
神官さまの話だと、何度か声をかけてくれていたが、俺の反応が無かったらしい。それで、置いて先に帰ってしまった。
少し没頭しすぎてしまったな。
「まぁ、アーツも覚えたから良しとするか」
_______________
名前:ハッチ
種族:ハーフドワーフ
職業:鍛冶士 上級見習い
頭:ゴーグル付きヘルメット
胴:劣化鉄の胸当て
腕:水綿の手袋
腰:牛革のズボン
足:牛革のロングブーツ
装飾品:木彫りのアルデン人形(破棄・譲渡不可)、収納鞄(中)
武器:劣化鉄の鉈、からくり式スリングショット(試作型)
所持金:3050G
所持品:【鉄のトンカチ】【鉄のツルハシ】【鉄の手斧】【鉄のスコップ-】【ポンコツ竿--】【鉄の小玉(30)】【銅の小玉(120)】【野営セット】【廃棄物(15)】【火打ち石】【機獣の卵】【黒パン(3)】
<称号>
『ポーションドリンカー』『初称号獲得者』『フーギンの信頼』『シルバーダンデの慈悲』『大地神グランの加護』『ドワーフ村出身』
<戦闘スキル>
『鉈術:LV9』
『投擲:LV13』
『スリング:LV7』
<魔法スキル>
『大地魔法:LV5』
<生産スキル>
『採掘+:LV20』→アーツ:フォーカス
『鍛冶+:LV21』→アーツ:鍛造(叩法《こほう》)、特殊アーツ:装備破壊
『木工:LV12』『釣り:LV2』
<強化スキル>
『力:LV15』『器用:LV10』『敏捷:LV8』『魔力:LV5』
<補助スキル>
『魔力操作:LV5』『糸術:LV8』『鉱物探知:LV16』『耐久:LV19』『自然回復:LV16』
<耐性スキル>
『臭気耐性:LV8』『熱耐性:LV17』『土耐性:LV0』『打耐性:LV20』
<言語スキル>
『精霊言語』『機械言語』
<ON>スキル
『スリング』『魔力』『自然回復』『魔力操作』『大地魔法』『打耐性』『機械言語』
スキルポイント:20
_______________
スキルも順調に育っていて、少しニヤついてしまうが、『装備破壊』について聞くのを忘れていた。明日ログインしたら、親方に聞いてみようかな。
「アタシは、ポイント使っちまうかな。ポチッと」
「おめでとう。次はこっちだ」
魔法の適正を調べていたようで、オトシンさんは風を選択したみたいだ。選択出来るのも人族の特徴で、その分プラス補正は無いけどね。ちなみに複数扱えるとは、まだ聞いたことない。もしかしたら、今後出てくるかもしれないな。
「よっしゃ! 風神ウェンの加護だってさ」
風の神様はウェンって名前なのか。そこら辺の世界設定って見てないけど、どこかにあったりするのかな?
「神官さま。風と大地以外ではどんな神様がいるんでしょうか?」
「難しい質問ですねー」
「何か言えない理由が……」
「数が多くてめ……言い切れないだけです」
面倒なだけかよ! 禁止ワードかと思ってしまったぞ。
「まぁ、4属性神くらいは良いでしょう」
「おぉ。お願いします」
大地神は俺が持ってて、風神はオトシンさんにさっき聞いたな。他に火と水がメインであるみたいだ。それぞれの名前は火神フレイと水神ウォタ。
厨二病成分の強いあれは聞いておきたいな。
「光と闇はありませんか?」
「ん? 聞いたことありませんね。新しい神が生まれたのでしょうか?」
「あー。勝手に想像しただけです」
「もしかしたらいるかもしれませんね。私も知らないことは多いので、自分で調べるのも良いでしょう」
「そうですね。機会があれば調べてみます」
「わかったら。私にも教えてくださいね」
《新しいコレクションが追加されました。》
ん? コレクションなんてあったのか?
相変わらず項目が多くてわかりづらい。
この冠みたいなアイコンがそうかな?
『ゴッドコレクション0%』
まさかの0だった!
中身を見たら、4属性神と鍛冶神の名前だけ表示されていて、説明やイメージ図が空欄になっている。
スクロールしても最後まで辿りつかないから諦めたよ。
「どんだけ神様いるんだろうなぁ」
「わかったら。私にも教えてくださいね」
ちらりと見ると神官さまは、笑ったまま。
子供の時に見た親戚のおっちゃんと表情が似ている。そのことをふと思い出すと、同じようなことをいつも言ってたな。それで調べたことを何度か教えてたっけ。
後から聞いた話だと、気になったことを自分で調べずに、他人に調べさせる常習犯だったらしい。相手に気づかせずに、うまく誘導する話術は見習いたいところだな。
そして、目の前のキャラクターも似たような設定かと疑ってしまう。
「そろそろ訓練に戻りましょう」
考え過ぎかな?
もやもやした感情はあるけど、早く『土弾』を覚えたいからそっちに集中だな。
もともと訓練していたので、欲しかったあのアーツを覚えるまでは早かったよ。
《魔力操作:LV5に上昇》
《魔力操作:アーツ『メディテーション』を覚えました。》
さっそく使ってみると、魔力の回復速度が3倍! その間は一切動けないけど、セーフゾーンでは便利そうだ。
《魔力:LV5に上昇》
魔力はLV5になっても何もなかったな。他の強化系スキルもアーツとか出てないし、まだまだ先なのか、そもそも作られてないのかもしれない。
《大地魔法:LV5に上昇》
《大地魔法『土弾』を覚えました。》
「やっと覚えられたな。オトシンさんはどうですか?」
「先に戻られましたよ」
「えぇ!? 声かけてくれても良かったのに」
「ちゃんと声かけてました。あなたが気づかなかっただけでしょう」
神官さまの話だと、何度か声をかけてくれていたが、俺の反応が無かったらしい。それで、置いて先に帰ってしまった。
少し没頭しすぎてしまったな。
「まぁ、アーツも覚えたから良しとするか」
_______________
名前:ハッチ
種族:ハーフドワーフ
職業:鍛冶士 上級見習い
頭:ゴーグル付きヘルメット
胴:劣化鉄の胸当て
腕:水綿の手袋
腰:牛革のズボン
足:牛革のロングブーツ
装飾品:木彫りのアルデン人形(破棄・譲渡不可)、収納鞄(中)
武器:劣化鉄の鉈、からくり式スリングショット(試作型)
所持金:3050G
所持品:【鉄のトンカチ】【鉄のツルハシ】【鉄の手斧】【鉄のスコップ-】【ポンコツ竿--】【鉄の小玉(30)】【銅の小玉(120)】【野営セット】【廃棄物(15)】【火打ち石】【機獣の卵】【黒パン(3)】
<称号>
『ポーションドリンカー』『初称号獲得者』『フーギンの信頼』『シルバーダンデの慈悲』『大地神グランの加護』『ドワーフ村出身』
<戦闘スキル>
『鉈術:LV9』
『投擲:LV13』
『スリング:LV7』
<魔法スキル>
『大地魔法:LV5』
<生産スキル>
『採掘+:LV20』→アーツ:フォーカス
『鍛冶+:LV21』→アーツ:鍛造(叩法《こほう》)、特殊アーツ:装備破壊
『木工:LV12』『釣り:LV2』
<強化スキル>
『力:LV15』『器用:LV10』『敏捷:LV8』『魔力:LV5』
<補助スキル>
『魔力操作:LV5』『糸術:LV8』『鉱物探知:LV16』『耐久:LV19』『自然回復:LV16』
<耐性スキル>
『臭気耐性:LV8』『熱耐性:LV17』『土耐性:LV0』『打耐性:LV20』
<言語スキル>
『精霊言語』『機械言語』
<ON>スキル
『スリング』『魔力』『自然回復』『魔力操作』『大地魔法』『打耐性』『機械言語』
スキルポイント:20
_______________
スキルも順調に育っていて、少しニヤついてしまうが、『装備破壊』について聞くのを忘れていた。明日ログインしたら、親方に聞いてみようかな。
0
お気に入りに追加
229
あなたにおすすめの小説
アシュターからの伝言
あーす。
SF
プレアデス星人アシュターに依頼を受けたアースルーリンドの面々が、地球に降り立つお話。
なんだけど、まだ出せない情報が含まれてるためと、パーラーにこっそり、メモ投稿してたのにパーラーが使えないので、それまで現実レベルで、聞いたり見たりした事のメモを書いています。
テレパシー、ビジョン等、現実に即した事柄を書き留め、どこまで合ってるかの検証となります。
その他、王様の耳はロバの耳。
そこらで言えない事をこっそりと。
あくまで小説枠なのに、検閲が入るとか理解不能。
なので届くべき人に届けばそれでいいお話。
にして置きます。
分かる人には分かる。
響く人には響く。
何かの気づきになれば幸いです。
NP~楽園13~
志賀雅基
SF
◆憂いを封印した筈の/制御室の鍵は朽ち/カナンにシステムエラーが鳴り響く◆
惑星警察刑事×テラ連邦軍別室員シリーズPart13[全39話]
脳が異常活性し死に至る違法ドラッグが広まり始めた。シドとハイファは流通ルートを追い、土星の衛星タイタンでヒントを掴んでテラフォーミングされたばかりの惑星へ。そこでは未だテラ人が住んでいない筈の地に先住民が暮らし、狩りの如く殲滅対象にされた挙げ句、絶滅の危機に瀕してなお戦っていた。彼らが生存競争に挑んだ理由は?
▼▼▼
【シリーズ中、何処からでもどうぞ】
【全性別対応/BL特有シーンはストーリーに支障なく回避可能です】
【Nolaノベル・小説家になろう・ノベルアップ+にR無指定版/エブリスタにR15版を掲載】
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
空色のサイエンスウィッチ
コーヒー微糖派
SF
『科学の魔女は、空色の髪をなびかせて宙を舞う』
高校を卒業後、亡くなった両親の後を継いで工場長となったニ十歳の女性――空鳥 隼《そらとり じゅん》
彼女は両親との思い出が詰まった工場を守るため、単身で経営を続けてはいたものの、その運営状況は火の車。残された借金さえも返せない。
それでも持ち前の知識で独自の商品開発を進め、なんとかこの状況からの脱出を図っていた。
そんなある日、隼は自身の開発物の影響で、スーパーパワーに目覚めてしまう。
その力は、隼にさらなる可能性を見出させ、その運命さえも大きく変えていく。
持ち前の科学知識を応用することで、世に魔法を再現することをも可能とした力。
その力をもってして、隼は日々空を駆け巡り、世のため人のためのヒーロー活動を始めることにした。
そしていつしか、彼女はこう呼ばれるようになる。
魔法の杖に腰かけて、大空を鳥のように舞う【空色の魔女】と。
※この作品の科学知識云々はフィクションです。参考にしないでください。
※ノベルアッププラス様での連載分を後追いで公開いたします。
※2022/10/25 完結まで投稿しました。
釣りガールズ
みらいつりびと
恋愛
カスミガウラ釣り百合ストーリー。
川村美沙希はコミュ障の釣りガールで、ボーイッシュな美少女。
琵琶カズミはレズビアンの少女で、美沙希に惹かれて釣りを始める。
カスミガウラ水系を舞台にふたりの物語が動き出す。
2回目チート人生、まじですか
ゆめ
ファンタジー
☆☆☆☆☆
ある普通の田舎に住んでいる一之瀬 蒼涼はある日異世界に勇者として召喚された!!!しかもクラスで!
わっは!!!テンプレ!!!!
じゃない!!!!なんで〝また!?〟
実は蒼涼は前世にも1回勇者として全く同じ世界へと召喚されていたのだ。
その時はしっかり魔王退治?
しましたよ!!
でもね
辛かった!!チートあったけどいろんな意味で辛かった!大変だったんだぞ!!
ということで2回目のチート人生。
勇者じゃなく自由に生きます?
【第1章完結】デスペナのないVRMMOで一度も死ななかった生産職のボクは最強になりました。
鳥山正人
ファンタジー
デスペナのないフルダイブ型VRMMOゲームで一度も死ななかったボク、三上ハヤトがノーデスボーナスを授かり最強になる物語。
鍛冶スキルや錬金スキルを使っていく、まったり系生産職のお話です。
まったり更新でやっていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
「DADAN WEB小説コンテスト」1次選考通過しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる