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脳の動きがどんよりと沈み、理性が眠って行く。
「あっ、なんか、ぼんやりする」
「ふふ、気分は良いかな」
翔祐は小さく頷く。下唇がだらしなく垂れて、股間に熱が集中して、息が乱れる。
「一条さん、熱いよ、熱い。どうしよう」
身体中の細胞と血液に薬が浸透して、「おかしい」そう不審に思うも、翔祐はパジャマのボタンを一つ一つ震える手で外していく。そうしなければ、硬くなった乳首と皮膚に擦れて気が狂いそうだ。
「脱いじゃうんだ」
ベッドの上で胡座をかく一条が、羞恥心を煽る言葉を投げる。だから翔祐は何度も、「ごめんなさい」と頷いた。
「うん、脱ぎたい。熱いんだ・・・・・・っう」
一条の淀んだ視線が全身に突き刺さりながらも、翔祐は熱い焼けてしまいそうだと、ボタンを全て外し終われば、一気に服を脱ぎ棄てる。寝間着で肌がこすれる、気のせいか下肢の付け根がぽっかりと力が抜ける感触、腰がヒクヒクと強弱つけてうずく。
「ごめんなさい、みっともない格好で、あっうう。熱いよ」
ゴクリ、と一条が喉を上下する。つま先から指先まで痺れて、カッと目の奥が熱くうねり、訳も分からず涙が溢れてくる。熱に浮かされながらも一条に愛想を良くしようとする。
「腰が動いてるよ」
「うん、じゅくじゅくする、痛いよ、いきたぁいよ」
ベッドの上に倒れて裸で身を捩る翔祐は、普段の清楚な青年像を演じきれずにいた。一条が求めるであろう純朴な青年が、いまは男を誘うよう両足を大きく開いていた。
「ねぇ、ここが、熱いの。たすけ、て」
爪先でカリッと引っかける下着のボクサーブリーフに、ジワリと先走りが滲んでいた。汚れてしまう、脱がないと。一条には申し訳ないが、独りで性欲を発散させて欲しい。下着から性器を取り出し、勢いよく飛び出した性器の先端からは薄い液が垂れている。
「ん、あっ、いい」
一条の手が届く距離で、自慰を始める。両手を使い陰毛ごと睾丸を手に包み、竿を上下にしごいた。
「あっあ、おちんちん欲しいぃ、一条さんの、お、おっきいの、たぁくさん、欲しい」
一条が自分を見つめている。目が血走り首まで赤く染めて額から汗を垂らして、翔祐だけを見下ろしている。嬉しかった、もう健気な男で自分を偽るのも疲れた、淫らな感情をさらけ出したい。しかし、だめだ。これでは誘っていると勘違いさせてしまう、違う。
「だめ、だよ。僕は一人でする、っああう」
むき出しの太ももの裏を、一条の繊細な指がなぞりあげる。
「悪い子だ、どこでそんな誘い方を覚えてきた」
一条は服を全て脱ぎ棄てて、屹立した雄を軽く扱いた。熱く、ムクムクと育つ雄が反り返っていた。
「あっ、一条さん、すごい・・・・・・。っやぁ。気持ちいいよぉ」
一条の顔が近づいてくる。首を横に振りながら翔祐は、「来ないで」と言おうにも口をはくはくとしか動かせなかった。
「翔祐が寝ていた間にね、お尻もお風呂で綺麗にしたから。直ぐに、翔祐の中には入れるよ。そうだな、そうすると俺の名前しか呼ばなくなるね、その涎が垂れてる可愛いお口からは」
妖しい笑みを浮かべる一条が、残酷にも告げる。
「っやぁああ」
そんな一条の姿を見た翔祐が悲鳴を上げる。翔祐は正気を戻し「嫌だ来ないでくれ、壊れてしまう」と一条を無意識に煽りながら、再びベッドに押し倒された。突然の性行為の予感に翔祐はシーツをやみくもに乱した。
「俺に半年の禁欲をさせるなんて、翔祐だけだよ」
力の入らない身体で逃げようとする翔祐の耳元で、一条が籠もった声で囁く。
「壊れてもいいんだよ、お世話はするから」
ベッドヘッドにはいずり上がろうにも後ろから長身の一条に、体重を掛けられた。背後を振り返れば、一条が自身の白濁した精液を手のひらいっぱいになでつけていた。それを翔祐の蕾に指をやり、上下にゆっくりと二本の指でめくりひらいた。
「解したけど、傷つかないよう濡らさないと」
ぬちゃり、と指を呑み込んでいく粘膜が花開く。
「いじらしいんだね、ここも。可愛いな、翔祐はどこもかしこも、初心で可愛い」
「やっだぁ、ゆるして」
「なにを許すの・・・・・・。そうだな、どれくらい頑張ってくれたら許してあげようかな」
不規則な締め付けを止められず、一条は涎が垂れるのを拭う暇さえ持てず、翔祐の蕾に指を四本と増やした。蠢く蕾に口元を近づけて小鼻を動かし、べろりと陰毛毎舐め上げてみせた。
「っひぃい、っあぅ」
近くにあった枕をかき寄せ声を殺そうとするも、口を近づけてささやく一条の声が尻の肉に触れると、粟立つほどの悦を覚える。
「美味しい美味しい、早くぶち込みたいな、ん、おいし」
「やぁっ、あっう、あっああ」
空いた片手で翔祐の胸に手を這わせ、指先で乳首をこね回す。
「ああっ、あああひいい、あっうう、あっあっうう」
指を入れた隙間に蕾に熱い舌が侵入して、皺をなぞるよう唇の内側で吸い込む。何度も繰り返されて、蕩けそうに甘い刺激に身を委ね始めると、下半身から力が抜けていく。気がつくと翔祐は達していた。久しぶりに吐き出す欲は、シーツに小さく水たまりを作る。
「イッたんだね、良かったよ」
「っあぁ、ごめん、なさい」
咄嗟に思い上体を起き上がらせ背後を確認したら、下肢の付け根から、あの美しい一条の瞳が覗いてくる。四本の指と濡れた舌が抜かれ、翔祐は身を仰け反らせ肩を震わせる。
「さぁ、繋がろうね。半年ぶりに、翔祐のお尻を味わえるんだ」
言い終わるやいなや、蕾に雄をあてがい一気に一条は侵入してくる。
「っぁ、あぁ・・・・・・ぅぐ」
苦しい、散々解されたであろう蕾が、一条の巨根によって拡張されていく。
「前より締まり良くなってるね、駄目だよ緩くないと俺のが入らない、キツイね」
ベッドが壊れるのではないか、激しい腰の律動が始まった。
「っああ、くそ、最高だよ、翔祐、翔祐・・・・・・ぅう」
半年の禁欲にぶっ壊れた一条が、無理矢理解禁させた。翔祐の胎内に居座る男、餓えた肉を奥深くまで捻じ込もうとする一条の欲を思えば、背筋から脳天にドロドロした甘美な激情が走る。涎が止まらず翔祐は喘ぐ、背後で腰を振る一条は獣と化していた。
「あっ、なんか、ぼんやりする」
「ふふ、気分は良いかな」
翔祐は小さく頷く。下唇がだらしなく垂れて、股間に熱が集中して、息が乱れる。
「一条さん、熱いよ、熱い。どうしよう」
身体中の細胞と血液に薬が浸透して、「おかしい」そう不審に思うも、翔祐はパジャマのボタンを一つ一つ震える手で外していく。そうしなければ、硬くなった乳首と皮膚に擦れて気が狂いそうだ。
「脱いじゃうんだ」
ベッドの上で胡座をかく一条が、羞恥心を煽る言葉を投げる。だから翔祐は何度も、「ごめんなさい」と頷いた。
「うん、脱ぎたい。熱いんだ・・・・・・っう」
一条の淀んだ視線が全身に突き刺さりながらも、翔祐は熱い焼けてしまいそうだと、ボタンを全て外し終われば、一気に服を脱ぎ棄てる。寝間着で肌がこすれる、気のせいか下肢の付け根がぽっかりと力が抜ける感触、腰がヒクヒクと強弱つけてうずく。
「ごめんなさい、みっともない格好で、あっうう。熱いよ」
ゴクリ、と一条が喉を上下する。つま先から指先まで痺れて、カッと目の奥が熱くうねり、訳も分からず涙が溢れてくる。熱に浮かされながらも一条に愛想を良くしようとする。
「腰が動いてるよ」
「うん、じゅくじゅくする、痛いよ、いきたぁいよ」
ベッドの上に倒れて裸で身を捩る翔祐は、普段の清楚な青年像を演じきれずにいた。一条が求めるであろう純朴な青年が、いまは男を誘うよう両足を大きく開いていた。
「ねぇ、ここが、熱いの。たすけ、て」
爪先でカリッと引っかける下着のボクサーブリーフに、ジワリと先走りが滲んでいた。汚れてしまう、脱がないと。一条には申し訳ないが、独りで性欲を発散させて欲しい。下着から性器を取り出し、勢いよく飛び出した性器の先端からは薄い液が垂れている。
「ん、あっ、いい」
一条の手が届く距離で、自慰を始める。両手を使い陰毛ごと睾丸を手に包み、竿を上下にしごいた。
「あっあ、おちんちん欲しいぃ、一条さんの、お、おっきいの、たぁくさん、欲しい」
一条が自分を見つめている。目が血走り首まで赤く染めて額から汗を垂らして、翔祐だけを見下ろしている。嬉しかった、もう健気な男で自分を偽るのも疲れた、淫らな感情をさらけ出したい。しかし、だめだ。これでは誘っていると勘違いさせてしまう、違う。
「だめ、だよ。僕は一人でする、っああう」
むき出しの太ももの裏を、一条の繊細な指がなぞりあげる。
「悪い子だ、どこでそんな誘い方を覚えてきた」
一条は服を全て脱ぎ棄てて、屹立した雄を軽く扱いた。熱く、ムクムクと育つ雄が反り返っていた。
「あっ、一条さん、すごい・・・・・・。っやぁ。気持ちいいよぉ」
一条の顔が近づいてくる。首を横に振りながら翔祐は、「来ないで」と言おうにも口をはくはくとしか動かせなかった。
「翔祐が寝ていた間にね、お尻もお風呂で綺麗にしたから。直ぐに、翔祐の中には入れるよ。そうだな、そうすると俺の名前しか呼ばなくなるね、その涎が垂れてる可愛いお口からは」
妖しい笑みを浮かべる一条が、残酷にも告げる。
「っやぁああ」
そんな一条の姿を見た翔祐が悲鳴を上げる。翔祐は正気を戻し「嫌だ来ないでくれ、壊れてしまう」と一条を無意識に煽りながら、再びベッドに押し倒された。突然の性行為の予感に翔祐はシーツをやみくもに乱した。
「俺に半年の禁欲をさせるなんて、翔祐だけだよ」
力の入らない身体で逃げようとする翔祐の耳元で、一条が籠もった声で囁く。
「壊れてもいいんだよ、お世話はするから」
ベッドヘッドにはいずり上がろうにも後ろから長身の一条に、体重を掛けられた。背後を振り返れば、一条が自身の白濁した精液を手のひらいっぱいになでつけていた。それを翔祐の蕾に指をやり、上下にゆっくりと二本の指でめくりひらいた。
「解したけど、傷つかないよう濡らさないと」
ぬちゃり、と指を呑み込んでいく粘膜が花開く。
「いじらしいんだね、ここも。可愛いな、翔祐はどこもかしこも、初心で可愛い」
「やっだぁ、ゆるして」
「なにを許すの・・・・・・。そうだな、どれくらい頑張ってくれたら許してあげようかな」
不規則な締め付けを止められず、一条は涎が垂れるのを拭う暇さえ持てず、翔祐の蕾に指を四本と増やした。蠢く蕾に口元を近づけて小鼻を動かし、べろりと陰毛毎舐め上げてみせた。
「っひぃい、っあぅ」
近くにあった枕をかき寄せ声を殺そうとするも、口を近づけてささやく一条の声が尻の肉に触れると、粟立つほどの悦を覚える。
「美味しい美味しい、早くぶち込みたいな、ん、おいし」
「やぁっ、あっう、あっああ」
空いた片手で翔祐の胸に手を這わせ、指先で乳首をこね回す。
「ああっ、あああひいい、あっうう、あっあっうう」
指を入れた隙間に蕾に熱い舌が侵入して、皺をなぞるよう唇の内側で吸い込む。何度も繰り返されて、蕩けそうに甘い刺激に身を委ね始めると、下半身から力が抜けていく。気がつくと翔祐は達していた。久しぶりに吐き出す欲は、シーツに小さく水たまりを作る。
「イッたんだね、良かったよ」
「っあぁ、ごめん、なさい」
咄嗟に思い上体を起き上がらせ背後を確認したら、下肢の付け根から、あの美しい一条の瞳が覗いてくる。四本の指と濡れた舌が抜かれ、翔祐は身を仰け反らせ肩を震わせる。
「さぁ、繋がろうね。半年ぶりに、翔祐のお尻を味わえるんだ」
言い終わるやいなや、蕾に雄をあてがい一気に一条は侵入してくる。
「っぁ、あぁ・・・・・・ぅぐ」
苦しい、散々解されたであろう蕾が、一条の巨根によって拡張されていく。
「前より締まり良くなってるね、駄目だよ緩くないと俺のが入らない、キツイね」
ベッドが壊れるのではないか、激しい腰の律動が始まった。
「っああ、くそ、最高だよ、翔祐、翔祐・・・・・・ぅう」
半年の禁欲にぶっ壊れた一条が、無理矢理解禁させた。翔祐の胎内に居座る男、餓えた肉を奥深くまで捻じ込もうとする一条の欲を思えば、背筋から脳天にドロドロした甘美な激情が走る。涎が止まらず翔祐は喘ぐ、背後で腰を振る一条は獣と化していた。
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