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最終章 この日常だっていつか

Part17 君のボクサーパンツ

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「ふ~」

「ついたね…」

ジリジリと照りつける太陽の中、二人は広樹の家に到着した。

ガチャ

「うっ…冷房入ってない…」

「むしむししてるよ~ひろちゃーん~」

先ほど広樹が出かけた際に、冷房を切ってしまったようで、室内は太陽に熱され、まるでオーブンの中のようだった。
大希がリビングで寝転がると、広樹が天井にくっついているエアコンのリモコンを手に取った。

「今クーラー入れるから、ちょっと待っててね…?」

「汗びっしょりだぁ…えへへぇ」

「大丈夫?お風呂でも入る?」

「そうしよっかな…」

大希はむくっと起き上がると、いきなりTシャツから脱ぎ始めた

「ふええ!?ちょっ、大希、、脱衣所で脱げばいいじゃん…」

「いいじゃーん!あっ、ひろちゃんも一緒にはいろーよ~?」

「ええ!?お、オレは…」

「ほら、やっぱり汗びしょびしょじゃん~!研究所でも、一緒にお風呂入ったじゃーん?あーんなことだったりこーんなことだったり…」

「な、ななななに言い出すんだよ!」

「いいじゃーん?」

大希は広樹のズボンに手をかけている。

「まって!わ、わかったからぁ!」

大希を制止しながら、二人は風呂場へと移動した。
と同時に、今日の大希は何かがおかしいと思った。

「やっぱ…なんか恥ずかしいかも…」

パンツが残ったまま、広樹は立ちすくんだ。

「ええ~?前はそんなことなかったじゃん!」

「そ、そうかな…変に意識しちゃってるのかな…」

「だーかーらー、パンツなんてっ、えい!」

「わわわ!」

すでに全裸の大希が、広樹のパンツを勢いよくずり下げ、二人とも一糸纏わぬ姿になった。

「…」

広樹はまだまだ顔を赤くしているようだ。

シャー…

「きゃあつべたいぃ!!」

シャワーヘッドから出る冷水が大希の体に当たり、キャッキャとさわぐ。

「もー、子供じゃないんだからさ~?」

と、その情景に呆れたのか、広樹は大希を座らせ、そしてシャワーヘッドを手に取り、ちょうどいい温度にした上で、大希の頭の上からかける。

「えへへ…ありがとぉ~」

「はいはい。もう…昔と変わんないんだから…」

体を一通り流し終わった後、シャンプーを髪に揉み込む。

「、、、ひろちゃん?その…後ろ…当たってる…」

「ふえっ!?あっ!?」

広樹はいつの間にか自分のお腹の下にあるものを大きくしていたようだ。
一度落ち着いた赤い顔も、また赤くなっていく。

「大丈夫だよ?僕も…こんなだし…」

見ると、大希もそのものを大きく上に向かせていた。

「ご、ごめん…俺のせいかな…」

「もう、ここでやっちゃう?」

「んあっ、ま、あとでいいって…///」

「そう~?じゃあ早く体洗わないと、だね?」

広樹は自分の心臓の鼓動が速くなっているのを感じた。

二人ともボディーソープとシャンプーを流すと、そのままバスタオルで体を拭いた。

「ひろちゃんのタオルだ…くんくん」

「わああ、匂い嗅がないでぇ…」

「いいにおーい」

大希が顔をすりすりさせていると広樹は耐えられずにタオルを取り上げた。

「あっ…着替え…」

「確かに…何も持ってきてないや…」

「じゃ…」

広樹は裸のまま引き出しを開けると、ボクサー型のパンツを2枚取り出し、一枚は自分で履き、もう一枚を大希に渡した。

「はい、これ」

「わあああっ….ひろちゃんの…パンツ…」

「あ、洗ったやつだし…!」

「くんかくんか」

「に、匂い嗅ぐなぁ!!」

広樹に怒られ、大希も観念してパンツを履いた。

「ちんちんが…ひろちゃんのちんちんが当たってた場所に当たってりゅぅ…」

「もおおお////」


続く


=天の声ー
なんと!次回!

【最  終  話】

乞うご期待っ!!!
ではでは
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