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28話
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ヒューバートが向かったダリオンの店は、各国からの高級輸入品を扱っている。
茶葉、ハーブ、布、香、宝飾品、陶器等。
信用のおける商人なら生産地に赴き、現物を見て取引しているが、悪質な業者に引っ掛かると、産地偽装に留まらず、如何にもそれらしくした偽物などザラである。
そこにー級鑑定士ダリオンの真価があった。
彼の目を誤魔化せる偽装は存在しないので、相手は正当な品物を正当な手段で売るしかない。
ヒューバートが訪れると、支配人が恭しく出迎え、用件を聞くと使用人を奥へとやった。
少しお待ち下さいとの返事に、ヒューバートは店内を何となく眺めていた。
こじんまりした店ながら、職人が精魂を込めたに違いない、美しい艶のある飾り棚があり、項目別に整然と商品が並んでいる。
程無く先程の使用人がやって来て、奥へと室内してくれた。
「これはこれは騎士団長様」
重厚な執務室で書類仕事をしていたダリオンが立ち上って挨拶すると、ヒューバートは書類の山に目をやり謝罪した。
「忙しい時に邪魔してすまないが……」
「いえ、丁度休憩しようと思っていたところでしたのでお気になさらず……こちらへ」
応接用のソファーに誘われ腰を下ろすと、秘書がホットサンドと茶のセットをワゴンで運んで来た。
実に素早い。少し待たされたのは、これの準備の為だったようだ。
「大した物ではないですが、よろしければお召し上がり下さい。この時間まで走り回っておられるのですから、お腹がお空きではありませんか?」
実際空腹だったヒューバートは顔を綻ばせた。
「いや、これはありがたい。では遠慮なく」
厚切りのパンにハムとトマト、トロリと溶けたチーズのホットサンド、スクランブルエッグとキュウリのホットサンドが2切れずつ。
ダリオンも同じ物、しかし1切れずつを口にし、茶を飲んでいる。
ホットサンドをあっという間にたいらげたヒューバートは礼を言い、話を切り出した。
「ランバルト様から話を聞いて、さっき図書館に行って来たのだが……」
「で、いましたか?」
「この10日間、いるにはいるがーー全員別人だそうだ」
「別人、ですか?」
「無関係だと思うか?」
「いいえ、そうは思えませんが……別人……別人……」
考え込んだダリオンは、テーブルを指でトントン叩いている。
ややあって、彼は目をあげた。
「ーーこれは推測でしかありませんが……」
「何でも良い、言ってくれ」
「もしかしたら聖女様は姿変えーー幻覚のスキルをお持ちかも知れません」
「!」
ダリオンは強盗に遭った時、助けてくれた男に、礼にと中金貸を渡す際に取った手が、見かけより小さな手だったと疑問に感じ、ランバルトに言ったところ、それは姿を自在に変えられる幻覚スキルではないか、という話が出た事を言った。
「大変珍しいスキルだそうですよ。ちなみに、その人物は鑑定スキルも持っています」
ヒューバートはそれを聞いて身を乗り出した。
「聖女も鑑定スキルは持っていると思う。こっちの世界に来て間もないのに、薬草を正しく見分けて採取していたそうだから」
「ああ、ならば尚更可能性は高いですね」
彼は強盗犯がどうなったか気になってダリオンに聞いてみた。
「後で守備隊から問い合わせがありましたよ。殴られたらしく痣を作った男が、ズボンを膝まで下ろし、上着の前を締めたまま半分脱いだ形で腕を後ろで拘束され、裏路地に転がっていたそうです。それも“強盗犯”と顔にでかでかと書かれて」
“強盗犯”と書かれていたからには、そのまま解放する訳にもいかず、捕まえて牢屋に入れて置いた所へ、支配人が強盗に遭った事を届けたので、城から戻ったダリオンが面通しをして犯人に間違いなしとなったそうだ。
ヒューバートはその効果的な拘束方法に感心する。
上着で腕を後ろで拘束、ズボンを膝まで下ろされていたら、逃げるのは難しい。
その上、下着姿を晒した上、顔に“強盗犯”とは赤っ恥もいいところ。
何で書いたのかは知らないが、なかなか落ちないインクが使われていたらしい。
残念ながら取り調べをした守備隊の者が、顔を見ると笑い出して仕事にならず、ゴシゴシ落としてしまったそうで、インクの成分は分からない。
それこそダリオンに鑑定して貰ったら、何か分かったかも知れないのだが。
困った人には親切な一方で、犯罪者と見たら、容赦なしの性格は何となく聖女と共通するような気がするヒューバートだったが、その謎の人物が帝国の間諜ではないか、とランバルトが心配していた事を告げられ、難しい顔になった。
「……そっちの可能性もあるか。とりあえず明日から図書館に張り込むしかないな……」
「いえ、それはお勧め出来ません。相手は鑑定持ち、それも私の鑑定を弾いています。おそらくはレベル10」
「!」
「ですから、騎士がいる事など人物判定で丸分かりですよ。警戒しない人物の方が宜しいかと」
私が行き見つけたら合図をしましょう、とダリオン自ら申し出てくれた事にヒューバートは頭を下げて礼を言った。
「……ただ……」
「ただ何だ?」
「心配なのは、この10日で聖女様はそれなりの知識を得た筈」
明日も図書館へ来ると良いのですが、来ない可能性も……と言った-級鑑定士の言葉に、ありそうな事だと騎士団長はガックリと肩を落とした。
茶葉、ハーブ、布、香、宝飾品、陶器等。
信用のおける商人なら生産地に赴き、現物を見て取引しているが、悪質な業者に引っ掛かると、産地偽装に留まらず、如何にもそれらしくした偽物などザラである。
そこにー級鑑定士ダリオンの真価があった。
彼の目を誤魔化せる偽装は存在しないので、相手は正当な品物を正当な手段で売るしかない。
ヒューバートが訪れると、支配人が恭しく出迎え、用件を聞くと使用人を奥へとやった。
少しお待ち下さいとの返事に、ヒューバートは店内を何となく眺めていた。
こじんまりした店ながら、職人が精魂を込めたに違いない、美しい艶のある飾り棚があり、項目別に整然と商品が並んでいる。
程無く先程の使用人がやって来て、奥へと室内してくれた。
「これはこれは騎士団長様」
重厚な執務室で書類仕事をしていたダリオンが立ち上って挨拶すると、ヒューバートは書類の山に目をやり謝罪した。
「忙しい時に邪魔してすまないが……」
「いえ、丁度休憩しようと思っていたところでしたのでお気になさらず……こちらへ」
応接用のソファーに誘われ腰を下ろすと、秘書がホットサンドと茶のセットをワゴンで運んで来た。
実に素早い。少し待たされたのは、これの準備の為だったようだ。
「大した物ではないですが、よろしければお召し上がり下さい。この時間まで走り回っておられるのですから、お腹がお空きではありませんか?」
実際空腹だったヒューバートは顔を綻ばせた。
「いや、これはありがたい。では遠慮なく」
厚切りのパンにハムとトマト、トロリと溶けたチーズのホットサンド、スクランブルエッグとキュウリのホットサンドが2切れずつ。
ダリオンも同じ物、しかし1切れずつを口にし、茶を飲んでいる。
ホットサンドをあっという間にたいらげたヒューバートは礼を言い、話を切り出した。
「ランバルト様から話を聞いて、さっき図書館に行って来たのだが……」
「で、いましたか?」
「この10日間、いるにはいるがーー全員別人だそうだ」
「別人、ですか?」
「無関係だと思うか?」
「いいえ、そうは思えませんが……別人……別人……」
考え込んだダリオンは、テーブルを指でトントン叩いている。
ややあって、彼は目をあげた。
「ーーこれは推測でしかありませんが……」
「何でも良い、言ってくれ」
「もしかしたら聖女様は姿変えーー幻覚のスキルをお持ちかも知れません」
「!」
ダリオンは強盗に遭った時、助けてくれた男に、礼にと中金貸を渡す際に取った手が、見かけより小さな手だったと疑問に感じ、ランバルトに言ったところ、それは姿を自在に変えられる幻覚スキルではないか、という話が出た事を言った。
「大変珍しいスキルだそうですよ。ちなみに、その人物は鑑定スキルも持っています」
ヒューバートはそれを聞いて身を乗り出した。
「聖女も鑑定スキルは持っていると思う。こっちの世界に来て間もないのに、薬草を正しく見分けて採取していたそうだから」
「ああ、ならば尚更可能性は高いですね」
彼は強盗犯がどうなったか気になってダリオンに聞いてみた。
「後で守備隊から問い合わせがありましたよ。殴られたらしく痣を作った男が、ズボンを膝まで下ろし、上着の前を締めたまま半分脱いだ形で腕を後ろで拘束され、裏路地に転がっていたそうです。それも“強盗犯”と顔にでかでかと書かれて」
“強盗犯”と書かれていたからには、そのまま解放する訳にもいかず、捕まえて牢屋に入れて置いた所へ、支配人が強盗に遭った事を届けたので、城から戻ったダリオンが面通しをして犯人に間違いなしとなったそうだ。
ヒューバートはその効果的な拘束方法に感心する。
上着で腕を後ろで拘束、ズボンを膝まで下ろされていたら、逃げるのは難しい。
その上、下着姿を晒した上、顔に“強盗犯”とは赤っ恥もいいところ。
何で書いたのかは知らないが、なかなか落ちないインクが使われていたらしい。
残念ながら取り調べをした守備隊の者が、顔を見ると笑い出して仕事にならず、ゴシゴシ落としてしまったそうで、インクの成分は分からない。
それこそダリオンに鑑定して貰ったら、何か分かったかも知れないのだが。
困った人には親切な一方で、犯罪者と見たら、容赦なしの性格は何となく聖女と共通するような気がするヒューバートだったが、その謎の人物が帝国の間諜ではないか、とランバルトが心配していた事を告げられ、難しい顔になった。
「……そっちの可能性もあるか。とりあえず明日から図書館に張り込むしかないな……」
「いえ、それはお勧め出来ません。相手は鑑定持ち、それも私の鑑定を弾いています。おそらくはレベル10」
「!」
「ですから、騎士がいる事など人物判定で丸分かりですよ。警戒しない人物の方が宜しいかと」
私が行き見つけたら合図をしましょう、とダリオン自ら申し出てくれた事にヒューバートは頭を下げて礼を言った。
「……ただ……」
「ただ何だ?」
「心配なのは、この10日で聖女様はそれなりの知識を得た筈」
明日も図書館へ来ると良いのですが、来ない可能性も……と言った-級鑑定士の言葉に、ありそうな事だと騎士団長はガックリと肩を落とした。
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