遺された赤い光

花籠さくら
「行ってきます」
「はーい、気をつけてね」

　母さんに挨拶をし、年が10離れた妹のふくふくした手を優しく握って、家を出た。
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小説 192,650 位 / 192,650件 現代文学 8,270 位 / 8,270件
短編 日常 完結 家族 切ない 兄妹

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