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17話
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「ジオ君……ジオ君!」
「んんぅ?」
俺は誰かに揺り起こされて目を覚ます。
ぼやけていた視界が正しく像を結ぶと……そこにはマールさんの顔があった。
横を見るとフレイさんが見事な山を披露しており、ソファの方ではテレーナさんが背もたれに片足を掛け、股を開いて眠っている。
もちろんその股間から溢れるものはなく、それは俺が自分の出した物をきっちり回収したからだ。
この部屋にはサリーさん母娘を連れ込む可能性を考慮しており、多少の防音加工をしているので昨夜の事はバレない……と思いたい。
「あ、起きたね。そろそろ夜明けだし、私達は戻らないと」
「あ、はい。じゃあ2人も起こさないと……」
流石に、3人が俺の家に泊まる適当な理由をつけるのは難しい。
まぁ、昨日のリョーガさんの態度からしてこうなることは想定していたようだし、上手く誤魔化してくれるのかもしれないが……
というわけで、夜明け前にここを出る事は決まっていて、だからこそランプの明かりは灯したままであった。
そんな明かりの中、起きた彼女達は身支度を整える。
浴場へ移動して軽くシャワーを浴び、乾いた色々なモノを洗い流すと俺が水気を取ってから服を着た。
ぷるぷると胸を揺らしながら服を着る彼女を見ていると、
「抜いてあげようか?」
と、ニヤリとしたテレーナさんに手を上下させながら言われたりもしたが……流石に今は充填中である。
ん?……もしかして、アレもゴーレムの修復能力で増産が可能だったりするのだろうか?
まぁ、失敗して生殖能力を失うのは嫌なので試す気はないが。
そうして彼女達の身支度は完了し、俺は玄関前で見送ることにする。
「んちゅっ……ちゅぱっ。じゃあ、またね♡」
3人は俺に軽くはないが深くもないキスをし、護衛対象であるリョーガさんの元へ戻って行った。
ふぅ……激しい夜だった。
その後、掃除をして軽く二度寝をしつつ朝を迎えると、起こしに来た母と共に朝食を済ませた。
「おはようございまーす♪」
洗い物をする人で賑わう川へ、機嫌の良さそうなテレーナさんがやって来た。
彼女は俺を見つけると、近寄ってきたりはしなかったが……隙を見て、意味ありげに微笑んで見せる。
その顔に昨夜の彼女を思い出し、充填が進んだのか股間がやや反応したのをなんとか隠した。
洗い物も終え、俺が一旦家に戻ろうとするとリーナさんが声を掛けてきた。
「ジオ君、湯浴みの話だけど今日の夕方より少し早めでいいかな?」
「いいですよ。じゃあ、着替えは忘れないように伝えてくださいね」
「うん、楽しみにしててね♪」
「ん?」
俺が楽しむのか?と疑問に思っている間に彼女は去っていった。
ちょっと気になるところだが……まぁいい、覚えておかないとな。
その後、いくつかの畑で雑草や石を取り除く作業をしていると、村長の息子であるゴラン君がやって来た。
「おう、ジオ。ここに居たのか」
「ん?何か用?」
「おう、さっきお前の父ちゃんが戻ってきてうちに来てたぞ」
「あ、そうなんだ。怪我とかしてなかった?」
「してなかったと思うぞ。見た感じでは」
その言葉に安堵する。
街道を塞いだ魔物の集団は頭が回るようで、組織立って動いている可能性が高く、遠くから偵察するだけの父にも何かを仕掛けてくる可能性はあったんだよな。
そんな状況で一晩ヤリまくっていたと思うと申し訳ないが……俺の戦闘能力についてはまだ説明できておらず、手伝うと言うわけにもいかなかった。
サリーさん母娘の件を隠している以上、俺にはまだ魔物との戦闘経験が無いことになっているからな。
そんな話をしていると……ゴラン君がリョーガさんとテレーナさんの事を話してきた。
「ああ、そう言えば俺んちにリョーガさんとテレーナさんも来てたな」
必要であれば領主や冒険者ギルドへの連絡を引き受ける予定だと言っていたし、父の報告によって彼らの下へ連絡が行ったのだろう。
そうなると……店にはフレイさんとマールさんしか居ないことになり、彼女達は怪我をしていることになっているので店は閉めていったのかな。
「ああ、そうなんだ」
そんな返事をしながら作業を進めていると、ゴラン君が再び話しかけてくる。
「あの商人の護衛、美人ばっかりだよなぁ」
「そうだねぇ」
「……あの商人といやらしい事とかしてんのかな?」
「ゴフッ!ゲフッ!」
唐突に出た発言で俺はむせてしまう。
いやまぁ、12歳ともなればそういう事に興味を持ってもおかしくないが、昨夜の自分を思い返すと非常に気まずい。
そんな俺を気遣うゴラン君。
「おいおい、大丈夫か?ジオには早かったかな……」
「いや、大丈夫……こふっ。ハァ、いきなりな話で驚いただけだよ」
「そうか……でもあの人達、村にずっと居てくれないかなぁ」
「難しいんじゃない?リョーガさんの護衛で来てるだけだし、リョーガさんがこの村で自分の店を開いてもあの人達は別の土地で別の仕事をするんだろうし」
「だよなぁ……」
そう言って肩を落とすゴラン君。
「いやまぁ、村にもいい娘はいるでしょ」
気慰めにそう言うと、彼は微妙な顔で俺に言う。
「リーナさんとかか?でもさぁ、あの人はお前のじゃないのか?」
「え?あー……どうだろう?」
俺は村を出るつもりだし、自分のものではないとは言えるのだが……だからといって彼女との関係上、俺がおすすめするのは非常に気まずい。
そんな反応の俺にゴラン君は頷く。
「ああ、安心しろ。俺は取ったりしねぇから。ただ他のやつらはわかんねぇから、早いうちにハッキリさせといたほうがいいぜ」
そう言うと彼はサムズアップをして去っていった。
彼の勘違いではあるのだが……まぁ、いいか。
結局、こういうことは本人同士の気持ち次第だろうしな。
あ、こういう世界というか時代?だし、家の都合も多分にあるか。
ゴラン君は村長の息子だし、両親やサリーさん母娘がこの村に住んでいる以上は村の管理をちゃんとして欲しいので、できればいい相手が見つかって欲しいところだ。
そんな事を考えつつ、俺は作業を続けていった。
しばらくして、俺は家に帰るついでにリョーガさんの店に向かう。
帰るのは父の無事を自分で確認するためだが、通り道である商人用の貸家にも動きはあるはずだ。
父からは聞けない話も、俺の力を父よりも知っているリョーガさんは教えてくれるかもしれないしな。
そんなわけでリョーガさんの所へ向かうと、商人用の貸家では村の人も手伝って荷造りが進められていた。
忙しそうなので通り過ぎようかと思ったが……怪我をしている設定で手伝えず、その光景を見ていたフレイさんとマールさんが俺を見つけた。
「あっ、ジオ!」
「ジオ君、ちょっと待って!」
「ん?どうかしました?あっちは忙しそうですけど……」
そう返す俺に、彼女達は忙しい理由を教えてくれた。
「アンタのお父さんが戻ってきて、街道を塞いだ魔物達の情報を持ち帰ったのよ。やっぱり組織立って動いてるみたいで、冒険者ギルドへの依頼じゃなくて領主に報告して兵を出してもらうみたいよ」
「それで私達がその連絡をってことで、今大急ぎで出発の準備をしてるのよ」
「そうなんですか。じゃあ準備が出来たらすぐに出発ですか?」
そう聞いた俺を2人は小声で誘ってくる。
「そうね。まぁ私達は暇だし、部屋で軽く抜いて行く?」
「流石にテレーナに悪いから、私達は楽しまないことにするけどね」
それなりに時間は経っており、ある程度は充填出来ているが……流石に遠慮しておく。
「いえ、これから移動で疲れるでしょうし、昨日の分で十分ですから」
「そう?次はいつになるかわからないんだし、遠慮しなくてもいいのよ?」
そう言ってグイグイ来るフレイさん。
昨夜は寝る直前まで俺を撫で回していたのだが、なんか距離感が近くなった気がする。
まぁ、そうなってもおかしくはない事をしていたわけだが。
そんなフレイさんと、彼女に苦笑いするマールさんに父の報告内容を聞いてみる。
「あの、父はどういった事を報告したんですかね?」
この質問にはマールさんが答えてくれた。
「見た感じの規模と魔物の種類、かな?あとはこう……動いてる時間とか」
「はあ。何か危ない魔物とかいたんでしょうか?」
「そりゃあ……全部じゃない?魔物なんだし」
「あ、それもそうですね。変わった魔物の話は?」
これにはフレイさんが答える。
「ゴブリンに限ってだけど、いくつかの班に分かれてそれぞれが統率の取れた動きを見せていたらしいわ。班ごとに知恵の回るやつがいるんでしょうね」
「つまり……頭が良いゴブリンは複数いる、と」
「おそらくね。あとは……オークだと思ってたやつがゴブリンらしいって話よ」
「え?見間違えるような大きさなんですか?」
「さあね。私達のときは状況が状況だったし、詳しく見てる余裕なんてなかったから」
そいつはそいつで特殊な個体ってことか……何体特殊な魔物居るんだか。
そんな話を聞いていると、お店の方からテレーナさんが2人を呼ぶ。
「2人ともー!そろそろ出発するわよーっ!」
その後ろでは馬車に乗ったリョーガさんが村人に挨拶をしているようで、その中には村長の姿もあった。
「あ、そろそろ行かないと」
そう言って離れるマールさんに続こうとする
フレイさんだったが、彼女はこちらを振り返ると小声であることを言い残す。
「また来るから……アレ、貯めておきなさいよ」
そうして彼女が馬車へ向かうと、リョーガさん達は村を出発したのだった。
「んんぅ?」
俺は誰かに揺り起こされて目を覚ます。
ぼやけていた視界が正しく像を結ぶと……そこにはマールさんの顔があった。
横を見るとフレイさんが見事な山を披露しており、ソファの方ではテレーナさんが背もたれに片足を掛け、股を開いて眠っている。
もちろんその股間から溢れるものはなく、それは俺が自分の出した物をきっちり回収したからだ。
この部屋にはサリーさん母娘を連れ込む可能性を考慮しており、多少の防音加工をしているので昨夜の事はバレない……と思いたい。
「あ、起きたね。そろそろ夜明けだし、私達は戻らないと」
「あ、はい。じゃあ2人も起こさないと……」
流石に、3人が俺の家に泊まる適当な理由をつけるのは難しい。
まぁ、昨日のリョーガさんの態度からしてこうなることは想定していたようだし、上手く誤魔化してくれるのかもしれないが……
というわけで、夜明け前にここを出る事は決まっていて、だからこそランプの明かりは灯したままであった。
そんな明かりの中、起きた彼女達は身支度を整える。
浴場へ移動して軽くシャワーを浴び、乾いた色々なモノを洗い流すと俺が水気を取ってから服を着た。
ぷるぷると胸を揺らしながら服を着る彼女を見ていると、
「抜いてあげようか?」
と、ニヤリとしたテレーナさんに手を上下させながら言われたりもしたが……流石に今は充填中である。
ん?……もしかして、アレもゴーレムの修復能力で増産が可能だったりするのだろうか?
まぁ、失敗して生殖能力を失うのは嫌なので試す気はないが。
そうして彼女達の身支度は完了し、俺は玄関前で見送ることにする。
「んちゅっ……ちゅぱっ。じゃあ、またね♡」
3人は俺に軽くはないが深くもないキスをし、護衛対象であるリョーガさんの元へ戻って行った。
ふぅ……激しい夜だった。
その後、掃除をして軽く二度寝をしつつ朝を迎えると、起こしに来た母と共に朝食を済ませた。
「おはようございまーす♪」
洗い物をする人で賑わう川へ、機嫌の良さそうなテレーナさんがやって来た。
彼女は俺を見つけると、近寄ってきたりはしなかったが……隙を見て、意味ありげに微笑んで見せる。
その顔に昨夜の彼女を思い出し、充填が進んだのか股間がやや反応したのをなんとか隠した。
洗い物も終え、俺が一旦家に戻ろうとするとリーナさんが声を掛けてきた。
「ジオ君、湯浴みの話だけど今日の夕方より少し早めでいいかな?」
「いいですよ。じゃあ、着替えは忘れないように伝えてくださいね」
「うん、楽しみにしててね♪」
「ん?」
俺が楽しむのか?と疑問に思っている間に彼女は去っていった。
ちょっと気になるところだが……まぁいい、覚えておかないとな。
その後、いくつかの畑で雑草や石を取り除く作業をしていると、村長の息子であるゴラン君がやって来た。
「おう、ジオ。ここに居たのか」
「ん?何か用?」
「おう、さっきお前の父ちゃんが戻ってきてうちに来てたぞ」
「あ、そうなんだ。怪我とかしてなかった?」
「してなかったと思うぞ。見た感じでは」
その言葉に安堵する。
街道を塞いだ魔物の集団は頭が回るようで、組織立って動いている可能性が高く、遠くから偵察するだけの父にも何かを仕掛けてくる可能性はあったんだよな。
そんな状況で一晩ヤリまくっていたと思うと申し訳ないが……俺の戦闘能力についてはまだ説明できておらず、手伝うと言うわけにもいかなかった。
サリーさん母娘の件を隠している以上、俺にはまだ魔物との戦闘経験が無いことになっているからな。
そんな話をしていると……ゴラン君がリョーガさんとテレーナさんの事を話してきた。
「ああ、そう言えば俺んちにリョーガさんとテレーナさんも来てたな」
必要であれば領主や冒険者ギルドへの連絡を引き受ける予定だと言っていたし、父の報告によって彼らの下へ連絡が行ったのだろう。
そうなると……店にはフレイさんとマールさんしか居ないことになり、彼女達は怪我をしていることになっているので店は閉めていったのかな。
「ああ、そうなんだ」
そんな返事をしながら作業を進めていると、ゴラン君が再び話しかけてくる。
「あの商人の護衛、美人ばっかりだよなぁ」
「そうだねぇ」
「……あの商人といやらしい事とかしてんのかな?」
「ゴフッ!ゲフッ!」
唐突に出た発言で俺はむせてしまう。
いやまぁ、12歳ともなればそういう事に興味を持ってもおかしくないが、昨夜の自分を思い返すと非常に気まずい。
そんな俺を気遣うゴラン君。
「おいおい、大丈夫か?ジオには早かったかな……」
「いや、大丈夫……こふっ。ハァ、いきなりな話で驚いただけだよ」
「そうか……でもあの人達、村にずっと居てくれないかなぁ」
「難しいんじゃない?リョーガさんの護衛で来てるだけだし、リョーガさんがこの村で自分の店を開いてもあの人達は別の土地で別の仕事をするんだろうし」
「だよなぁ……」
そう言って肩を落とすゴラン君。
「いやまぁ、村にもいい娘はいるでしょ」
気慰めにそう言うと、彼は微妙な顔で俺に言う。
「リーナさんとかか?でもさぁ、あの人はお前のじゃないのか?」
「え?あー……どうだろう?」
俺は村を出るつもりだし、自分のものではないとは言えるのだが……だからといって彼女との関係上、俺がおすすめするのは非常に気まずい。
そんな反応の俺にゴラン君は頷く。
「ああ、安心しろ。俺は取ったりしねぇから。ただ他のやつらはわかんねぇから、早いうちにハッキリさせといたほうがいいぜ」
そう言うと彼はサムズアップをして去っていった。
彼の勘違いではあるのだが……まぁ、いいか。
結局、こういうことは本人同士の気持ち次第だろうしな。
あ、こういう世界というか時代?だし、家の都合も多分にあるか。
ゴラン君は村長の息子だし、両親やサリーさん母娘がこの村に住んでいる以上は村の管理をちゃんとして欲しいので、できればいい相手が見つかって欲しいところだ。
そんな事を考えつつ、俺は作業を続けていった。
しばらくして、俺は家に帰るついでにリョーガさんの店に向かう。
帰るのは父の無事を自分で確認するためだが、通り道である商人用の貸家にも動きはあるはずだ。
父からは聞けない話も、俺の力を父よりも知っているリョーガさんは教えてくれるかもしれないしな。
そんなわけでリョーガさんの所へ向かうと、商人用の貸家では村の人も手伝って荷造りが進められていた。
忙しそうなので通り過ぎようかと思ったが……怪我をしている設定で手伝えず、その光景を見ていたフレイさんとマールさんが俺を見つけた。
「あっ、ジオ!」
「ジオ君、ちょっと待って!」
「ん?どうかしました?あっちは忙しそうですけど……」
そう返す俺に、彼女達は忙しい理由を教えてくれた。
「アンタのお父さんが戻ってきて、街道を塞いだ魔物達の情報を持ち帰ったのよ。やっぱり組織立って動いてるみたいで、冒険者ギルドへの依頼じゃなくて領主に報告して兵を出してもらうみたいよ」
「それで私達がその連絡をってことで、今大急ぎで出発の準備をしてるのよ」
「そうなんですか。じゃあ準備が出来たらすぐに出発ですか?」
そう聞いた俺を2人は小声で誘ってくる。
「そうね。まぁ私達は暇だし、部屋で軽く抜いて行く?」
「流石にテレーナに悪いから、私達は楽しまないことにするけどね」
それなりに時間は経っており、ある程度は充填出来ているが……流石に遠慮しておく。
「いえ、これから移動で疲れるでしょうし、昨日の分で十分ですから」
「そう?次はいつになるかわからないんだし、遠慮しなくてもいいのよ?」
そう言ってグイグイ来るフレイさん。
昨夜は寝る直前まで俺を撫で回していたのだが、なんか距離感が近くなった気がする。
まぁ、そうなってもおかしくはない事をしていたわけだが。
そんなフレイさんと、彼女に苦笑いするマールさんに父の報告内容を聞いてみる。
「あの、父はどういった事を報告したんですかね?」
この質問にはマールさんが答えてくれた。
「見た感じの規模と魔物の種類、かな?あとはこう……動いてる時間とか」
「はあ。何か危ない魔物とかいたんでしょうか?」
「そりゃあ……全部じゃない?魔物なんだし」
「あ、それもそうですね。変わった魔物の話は?」
これにはフレイさんが答える。
「ゴブリンに限ってだけど、いくつかの班に分かれてそれぞれが統率の取れた動きを見せていたらしいわ。班ごとに知恵の回るやつがいるんでしょうね」
「つまり……頭が良いゴブリンは複数いる、と」
「おそらくね。あとは……オークだと思ってたやつがゴブリンらしいって話よ」
「え?見間違えるような大きさなんですか?」
「さあね。私達のときは状況が状況だったし、詳しく見てる余裕なんてなかったから」
そいつはそいつで特殊な個体ってことか……何体特殊な魔物居るんだか。
そんな話を聞いていると、お店の方からテレーナさんが2人を呼ぶ。
「2人ともー!そろそろ出発するわよーっ!」
その後ろでは馬車に乗ったリョーガさんが村人に挨拶をしているようで、その中には村長の姿もあった。
「あ、そろそろ行かないと」
そう言って離れるマールさんに続こうとする
フレイさんだったが、彼女はこちらを振り返ると小声であることを言い残す。
「また来るから……アレ、貯めておきなさいよ」
そうして彼女が馬車へ向かうと、リョーガさん達は村を出発したのだった。
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