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台湾での生活

甘味の試練

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 我が家は母上の教育方針で、エンゲル係数かなり高めな家庭である。

 美味しいご飯があってグレる事はない。

 その言葉通り美味しいもの食べてきたので、舌が肥えてる自覚はあるんです。

 ご飯はなんとかかんとか自分等で作れる程度には母上に仕込んで頂いたのでどうにか我慢も出来るのですが、甘味となるとなかなか難しい。

 美味しいお菓子が食べたい!

 こちらのクッキーとかも美味しいのは美味しいんだけど、生クリームたっぷりのふんわりスポンジケーキが食べたいのです!

 見るからにパサパサしてそうなケーキじゃなくて、ふわふわのが、大事だからもう一度言います、ふわふわのケーキが食べたい!

 自分で焼くにしてもオーブンがないので難しい。ホットケーキミックスもなかなか見かけないし、諦めて小麦粉と砂糖と牛乳で蒸しパン的なものを電鍋で作ってみる。


 悪くはないけど、ふわふわとは程遠い。

 やはり撹拌器がないのが敗因か…

 更に卵とバターを加えてパウンドケーキ的なものを作ってみる。

 味は格段に良くなったけど、ふわふわとは程遠い。

 やはり撹拌器が(以下同文)

 ケーキは一旦置いておいて、甘味という一点でジャムを作ろう!

 台湾のフルーツは美味しい。基本木で熟してから市場に持ってくるからか凄く美味しい。

 南国フルーツ万歳。控え目に言っても最高。

 今回はパパイヤでジャムを作ってみる。

 日本で作ったらどんだけ高級なジャムですか?というくらい原価かかるけど、こちらでは完熟パパイヤが安く手に入るのでチャレンジ。

 果物と同量の砂糖が基本だけど、少な目でもしっかり甘いジャムが出来ました。

 パパイヤの香りと味はヨーグルトと食べても負けない。かなり美味。

 次いでメロンジャムも作成。安かったけど、メロンにあるまじきシャキシャキ感があったので、煮ればきっと良い感じになるはず。

 結果、ジャムにあるまじきシャキシャキ感が!

 満足のいく甘味の道は遥か遠い。
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