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1.リリアム兄弟
しおりを挟む「ねぇ今日ナナいないのぉ?」
「え~!ナナが来るかと思ってきたのにぃ~」
その時、奥にあるキャストルームの入り口のカーテンがサッと開き、中から長身の美丈夫が出てきた。
「あ~!!ナナ来た!!やったー」
「んもぅ~最近ナナ来ないからボク、ずっと待ってたんだからね?その間たっくさんお金落としちゃったんだから!!」
「ごめんごめん。二人ともありがと。いつも俺を指名してくれて」
そう言って俺は二人の可愛いお客さんににこりと一つ笑みを渡した。
異世界に来て一年、俺はこの夜の蝶宿と呼ばれる店――『desire』で人気№1キャストとなっていた。
「ねね、ナナぁ~。なにぼ~としてるのぉ?」
「そうだよ!ちゃんとボクのこと見て!はい、あ~ん」
「はは、ごめん。あ~ん。ん、ありがと。おかえし、はいあ~ん」
一瞬ここに来た時のことを思い出しかけていると、今日のお客様がむすりと音がでそうな顔をしながらふてくされてしまった。しかしふてくされながらもテーブルに乗ったフルーツを食べさせてくれるのは、なんとも可愛いことだと思う。
今日のお客様はこの店『desire』が拠点とする中央都市リリアムを領有するリリアム侯爵の令息、サーヴァル=リリアムとマーヴル=リリアムの双子の兄弟である。
二人とも背丈は等しく髪型もふんわりとカットされているライトブラウンでぱっと見区別がつかない。しかし兄のサーヴァルは気が強く、俺には甘えた口調だが初対面の時はツンケンとした態度でかなり扱いにくい子だった。弟のマーヴルは一見おっとりして見えるが実はサーヴァルに負けじと気がきつい。負けん気が強いというのか。まあ、そこも可愛いところなのだが。俺には可愛い子ぶりっ子しているのが、健気で思わず口が緩んでしまいそうだ。まあ、なんだかんだ言ってこの双子は可愛いのだ。
もちろん顔自体も可愛いらしい。二人ともクリクリとした大きな目で、兄は少しつり目、弟は少し垂れ目になっている。艶々とした唇は薄く、その色はまるで淡い桃のようであり、甘い匂いに誘われて思わず口を近づけたくなる代物だ。
こんな美形はそんなにいないだろうと思われるが、この店に来る客はみなこのような容貌だ。そして金をつぎ込まれ、彼らと共に過ごす時間を買われる俺は、お世辞にも美形とは言いがたい顔だった。しかしそれは、俺が元いた場所ではという括弧書きが必要になる。つまり俺が来たこの世界は、前の世界での美形が不細工と認識される、全く美意識がひっくり返った世界だったのだ。
俺は元来背が高く、人に威圧感を与えた。また糸目でもあり小さい頃からみなには「糸目ノッポ」とからかわれてきた。別にそんなにコンプレックスを刺激されるほどではなかったが、逆に言うと、「糸目」と「ノッポ」しか俺の容姿には特徴がなかった。
身長に見合うように身体を鍛えて少しでも見目を良くしようとしたが、鍛えても鍛えても一向に派手な筋肉はつかず、挙げ句の果てについたと思ったら着痩せで全くわからなくなってしまう程度である。金髪に染めてみてもパッとせず、他の色にしても全くもって似合わず、そして黒が一番自分の顔に似合うことを知った。
そんなこんなで、特に人の印象にも残らず空気のごとく人生を過ごしてきたのだが、俺には特徴がないということ以外もう一つ悩んでいることがあった。それは、リアルがクソつまんなかったこと。ま、直結するよねその二つ。
特徴がないから誰も相手にしてくれず、誰とも密な関係を作れないということ。親は共働きで、しかもどちらも家庭よりも仕事を生きがいにしていたことから、俺は本当に小さい頃から保育園に預けられていた。そしてまず人から近寄られない人格。それに俺自身のあまりこちらからはアクションを起こさないという性格が絶妙にブレンドして、俺はまったくの一人だった。まあ学校に入学し学年が上がるにつれてそれなりの付き合いはできるようにはなったが、親密な相手というものは皆無である。
結果、俺は童貞であった、理論の飛躍?まあいいだろう。だってそれが事実だから。俺も人並みに恋愛感情を抱いたこともあったが、相手からするとそもそも俺は対象外であるからして・・・・・・まあ、察してくれ。で、もう恋愛は読む専だと恋愛モノを漁っていたらたまたま腐のものを手に取ってしまいそこで沼にハマったと。で、いいな~いいな~と妄想していたらある日、この世界に来ておりましたということです。
はい、俺の回想終了。そろそろ双子の方に気を向けないと本格的にすねられたら困る。あ、最後に言っとくけど、俺の名前はヨヨギ ナナミ。だからお客には『ヨヨ』とか『ナナ』とかそんな感じで呼ばれている。
「ナナぁ~、ね、今日ボク準備してきたんだけど~・・・・・・ね?イイデショ?」
サーヴァルが太ももをスリスリと擦り合わせてモジモジさせながら腕を絡ませてきた。するとそれを見たマーヴルはキッと目を鋭くさせ、同じようにもう片方の腕に絡んできた。
「あっ、サーヴァルずる~い!ボクもボクも! んちゅっ、ちゅるちゅる、ペロペロッ・・・」
マーヴルが待ちきれないという風に、俺の手を取って指を舐め出す。わざと卑猥な音をたてて。それを見て今度はサーヴァルがムッとして彼も俺の手を手に取る。
「ね、ナナお願い。ココさわって?」
そう言って胸に手を当ててくる。
な、なんていやらしい子たちなんだ・・・・・・
「そろそろ部屋に行こうか・・・・・・」
*****
「んっ、あ、あっ、あうっ! はげ、しぃ、んっ、あ・・・!!」
ちゅっ、ちゅるるっ、んぅ、んちゅ・・・レロレロッちゅるっ・・・
俺はサーヴァルの奥を突き、マーヴルとディープキスをしながら、二人との初対面時を思い出していた。
あれは俺が何が何だかわからずこの店で初仕事をさせられたときのこと――
「いらっしゃいませリリアム様。今宵は新人がお相手させていただきます」
勝手に店長が来店した客にそう言ってしまう。
「ちょっ、店長!そんないきなり・・・」
俺は焦ってカーテンを開け、客に挨拶もしないで店長に抗議をする。
「ちょっと、客に挨拶なしってどういう――」
冷たい声が振ってきたのでハッとし顔をそちらに向けると、幼く可愛い顔をした二人がぽかんとした顔をしてこちらを凝視していた。
「お客様、申し訳ありませんでした。今日お相手させていただく、ヨヨギ ナナミと申します。よろしくお願いいたします」
店長があまりにも必死でお願いポーズをするので、俺はもうえーいままよと穏やかに挨拶し、丁寧に頭を下げた。
「ふん!本当に新人だね。まるで教育がなってないよ!ほら、早く部屋に案内してよね。君みたいにヒマじゃないんだから」
「そうだよ。ほらほら早く!!」
可愛いとは外見だけ。一瞬でなんだ~このムカつく奴らは~となった。しかし顔には出さず笑顔を保ち、これまた丁寧に割り振られている部屋へ案内した。それからも二人は俺をムカつかせるようなことばかりを言った。とにかく、『グズ』、『僕たちは客だ』、『金払ってるのは誰だ?』は何度も言われた。
マジでうぜぇ・・・・・・
「ねぇ、聞いてる?」
「もうっ、ちゃんと仕事してよっ!」
プツンッと我慢の糸が切れた。
俺はいきなり二人のうちの一人の手首をひとまとめにして掴み、自分のネクタイで拘束した。驚いている間にもう一人を押し倒し、服を脱がせにかかった。
「ちょっ!!何す――
「ムカつくテメーらにはお仕置きしてやるよ」
その時の俺はイライラで我を忘れていた。
「むぐっ!」
手を拘束した奴の口に俺の手袋をつっこみ、『お前はまず見てな』と言う。そうしてケモノの如く二人を抱き潰した後、ふと我に返り取り返しの付かないことをしてしまったと頭が真っ白になった。
まず手の拘束を解いてから気絶している二人の身体を清め、とりあえずベッドの上に寝かせた。しばらく目覚めないだろう気配を感じたが、目覚めたらどんな反応をされるのか、怖かった。
店長のあの様子を見るからに、二人は相当偉い立場にいるのだろう。だとしたら二人に無礼を働いた俺は死刑だろうか。そんな不安が立ち込め俺は思わず店長の下へ行き何も言わず土下座をした。俺がしたことでこの店や店長にも迷惑がかかるのは目に見えたことだ。だがそのときはそんなことは頭にはなく、ひたすら自分がしでかしてしまったことを詫びるという意識しかなかったと思う。
事情を話し、店長と共に二人が寝ている部屋へと戻ると彼らはすでに目が覚めていたようで、ベッドの上で何やら話し込んでいた。俺たちの存在に気づくと、壁に掛けてあったコートを着込み身支度を調え俺たちの前へと立った。
その間ずっと無表情で、俺は心臓が身体から飛び出して鳴り響いてるような感覚に陥るほど緊張が限界に達していた。二人の閉ざされている口から『お前は死刑だ』という言葉が出されるのを目を瞑って待っていると、予想に反して彼らは店長に金貨を渡して店から出ていってしまった。
にこにこした店長の手元を見ると、そこには大金貨が二枚置かれていた。後から知ったが、大金貨とは市場では滅多にお目にかかれないものらしい。そのことを知らなかった俺はひたすら命拾いした安心で力が抜けた身体を壁に寄りかからせていた。
めちゃくちゃに抱いてしまったのに、何のお咎めもナシ。安堵の次には『何故?』という疑問が沸いた。納得できず、夜自分に充てられた部屋で寝れずに寝返りばかりうつ。寝られる気がせず、俺は皆の迷惑にならないよう足音を消して階下まで降りていった。
『desire』は世間の嫌われ者を癒す店で、キャストたちは店である一階で客から指名を受けて席を共にし、その後気が乗れば上の階にある自分の部屋で致すという流れになっている。もちろんアフターなしでやっているキャストも多い。今日は休業日でしかもキャストたちは全員出払っていて彼らの相手をするのが俺しかいなかったのだという。
ひた、と階段の最後の段を降りて地面に足を付けると、大理石のひんやりとした冷たさが裸足に染みた。廊下の角を曲がった向こう側に淡い明かりがついていることに気づき、キッチンの明かりを消し忘れたのかと思って近づくと、誰か背中を向けて何かをしていた。
「店長・・・・・・」
「きっと寝られないだろうと思ってね・・・・・・、ほら、これどうぞ」
背を向けていたのは店長で、俺が降りてくるのを見計らったかのように用意されていたホットミルクを差し出してくる。有り難く受け取り、俺は促されるがまま勧められた席に腰を下ろした。
「どうして自分は罰せられないのかって疑問だよね?」
店長が今まさに俺が考えていたことを言い当てたので驚きに顔を上げると、彼は眉を下げ苦笑いをした。
「あの子たちね、ナナミくんを気に入ったんだって」
「え・・・?」
何か気に入られるようなことを自分はしたのかと疑問に思った。むしろ嫌われるようなことしかしていない記憶があったからだ。
「ナナミくんは今までの記憶がないんだよね?」
「は、はい」
知らない間に知らない路地裏に倒れていたらしい俺を店長が店に運んで介抱してくれたのだが、俺が今までいた場所と違いすぎる世界だったため便宜上記俺は憶喪失ということにした。助けてくれた人に嘘を吐いていることに罪悪感を抱きながらも、話の続きを聞きたくて相づちを打つ。
「う~ん・・・じゃあ美醜の感覚は経験の蓄積によるものなのかなぁ・・・・・・?あぁごめんね、今のは独り言。ナナミくんは忘れてしまっているようなんだけど、ここではああいう容姿・・・、姿をしている子は世間一般で”醜い“とされていて嫌われているんだ。で、ここはそう言う人たちの話し相手と温かい料理、サービスを提供する店。今日は定休日だしお客は来ないと思ってたところにリリアム様がいらっしゃったからびっくりしたよ。ここで働くって言ってくれたのに、詳しい説明もなしにいきなり接客を任せちゃってごめんね」
彼らは従業員への当たりが強く、皆彼らの相手を嫌がっていたのだそうだ。上の階へ行くということはキャストの部屋に行くと言うことで、通称『上がり』と呼ばれているが、『上がり』は客とキャスト双方の合意がなければ行うことができない。キャストたちは皆リリアム兄弟の態度が苦手で誰も『上がり』を承諾したことがなかったのだが、本日は定休日で店の準備もできていなかったことから最初から俺の部屋に通されたらしい。
そして最後に店長が彼らに手渡された貨幣だが、貰った大金貨は風俗店ではまず稼ぐことができないほどの値段なのだという。一応最低限というか、料金設定はされているらしいのだが、客が満足しただけ設定料金に上乗せしていくというシステムになっているらしい。俺はまだこの世界の貨幣の価値を知らなかったが、大金貨は金貨二十枚分の価値ということで、価値を知った瞬間俺の顔は青ざめた。
「リリアム様たちね、『また来る』っておっしゃっていたよ」
『次もまたよろしくね』。そう眉を下げられて言われ、俺は飲み干したカップを申し訳なく店長に手渡してから自分の部屋へ帰っていった。
どうやら自分は彼らに気に入られたようだ。未だ信じられずぽかんとしながらベッドへと寝転んだが、先ほどとは違いぐっすりと眠ることができた。
「ナナミくーん、ご指名―」
「はーい」
数日後、仕事にもだいぶ慣れ他のキャストたちに助けられながらも俺個人で指名をいただくようになってきた頃、開店直後に俺の名前が呼ばれキャストルームから出ていくとすでにソファに座っていたのはぶすっとした顔をしているリリアム兄弟。
『うわぁ~』と思いながらも顔には出さずに彼らの隣に腰を下ろす。仲間たちが『大丈夫か?』というような視線の送ってくれるが『大丈夫!』と空笑いをして返した。
「ご指名ありがとうございます。ヨヨギ ナナミです」
ビクビクとしながら彼らの様子を窺いながら指名をくれたことに感謝を述べるとサーヴァルとマーヴルは示し合わせたように同時に足を組み、揃って顔をこちらへと向けてきた。
「また僕たちが来てやったんだから、」
「感謝してよね!」
こないだと同様偉そうな態度でそう言われ、『は、はぁ・・・・・・』としか返せなくなる。今日はどんな暴言を吐かれるのかと思ったら、以外と二人とも無口で、それはそれで困るが無難な会話で終わるのは精神的にはよかった。おそらく人の目があるからなのだろうが、前回のように四六時中動作のダメ出しや悪口を言われるよりは気まずいほうがマシだった。
そろそろ飲み物も切れてきた頃、俺がおかわりするかどうか尋ねようと顔を向けた瞬間どちらともなく袖を掴まれ顔を引き寄せられた。
「ねぇ・・・・・・、今日は君のこと怒らせないから・・・だから・・・・・・」
「今日はちゃんと、ゆっくり、僕たちを・・・・・・」
「「抱いてくれない?」」
照れていて目を見られないのか顔は俯いていて、今さっき開いた唇はぎゅっと結ばれている。言われた言葉を聞き、彼らのその様子を見て、『(え・・・ツンデレでない?これ)』と思った。そう思った途端、一気に彼らの態度が可愛らしいと感じられ、“愛しい”という温かみがじわじわと胸の奥から響いてきた。
「はい・・・・・・喜んで」
今日は彼らをゆっくり時間をかけて愛そう、そう思って愛おしい彼らに返事を告げた。
*****
「ん・・・、ナナ、なんか今日ご機嫌?」
「なんか良いことあったの・・・・・・?」
甘く愛し合った後、ベッドの上で膝枕し髪の毛を撫でているとマーヴルがふと俺を見上げてそう問うた。続けてサーヴァルもとろけた瞳で質問してくる。
「いや、サーヴァルとマーヴルに会った時のことを思い出してたんだよ」
そう言うと、二人の顔が次第に赤くなっていき、しまいには『うぅ~』と唸りながら両手で顔を隠してしまった。
「そんなの思い出さないでよぉ~」
「恥ずかしいじゃん~!」
きっと初めに会った時の態度を思い出して自分たちの昔の様子を恥ずかしがっているのだろう。二人は俺を指名してくれる度に態度を軟化させていった。今では懐いた猫のように甘い声を出し身体をすり寄せてくるほどだ。猫を被るならば初対面の時であり逆だろうと思うのだが、彼らは懐いていない相手には冷たい態度のままだ。だから一層愛おしい。甘えてくれるようになった、俺の前では油断してくれるようになった愛おしい彼らの頭を、俺は優しく優しく撫でるのだった。
――リリアム兄弟
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