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第二話 「侍女長の役目」
しおりを挟む「パティアス様、ピュリア様、初めまして!わたくしが侍女長のクロミスです、これからお二人の身の回りのお世話をさせて頂きます侍女達の長でございます、よろしくお願いしますね」
裾の長い、黒糸の刺繍に飾られた侍女服が特徴のクロミスが丁寧に頭を下げる。
年齢は430歳、人間で言えば43歳程度のはずだが、褐色がかった艶やかな肌はとてもそうは見えない張りと美しさを保っている。
ポッチャリとまではいかないが、肉付きのよい大きな胸、侍女服の上からでも人目を引く、匂い立つような色香を漂わせているムッチリとした尻はまだ垂れてもおらず美しい曲線を描いている。
瞳が緑色のリュケメニス族の中でも、ひときわ深いエメラルドグリーンの吸い込まれるような瞳、そして綺麗に編まれた長い髪が特徴の女性だ。
凛とした切れ長の目が、どこか男勝りな・・・やや近づき難い印象を与える。
そういう決まりがある訳ではないが、王付きの侍女は独身者が多い。
クロミスも430歳の今に至るまで独身とのことであるが、ややもすると冷たい感じがする、その第一印象が遠因なのかもれしない・・・。
それまでは別宮を住まいとしていたパティアスが即位し、国を挙げてのピュリアとの結婚式を終えて二人で入城したのが、この国の首都「ミトレス」に聳え立つミトレス城だった。
宮廷付きの庭師から馬丁、召使や側近、摂政に至るまで総出で迎えられた若い王、パティアスと王妃ピュリア。
場内で催される様々な儀式や行事に身も心もクタクタになる日々を送り、やっと落ち着いてきた五日目の夜だった。
2人が夕食も終えて湯殿へも行き、夜の帳が下りて城内の人の行き来もまばらになった頃合いを見て、若い侍女が二人に声をかける。
「パティアス様、ピュリア様・・・侍女長のクロミス様がお待ちですのでどうぞご一緒に」
それまで、しきたりに従って結婚式後から四日間、男部屋と女部屋、別々の部屋で睡眠をとっていたパティアス王と王妃ピュリアが、侍女に案内されて城の最上階、その一番奥まった部屋へとしずしずと歩いてゆく。
その、普段は何人たりとも近づくことを許されていない最奥の部屋の前には、侍女長クロミスがかしこまっていた。
「パティアス様、ピュリア様、もうお食事も済まされて湯殿にも行かれましたね・・・それではこちらの部屋へお入りください」
クロミスが二人を部屋に招くと、厳重に人払いをして扉に錠を下ろす。
部屋には香の煙が細く雲のように流れ、没薬のような甘い香りが体に染みるように漂ってくる。
豪華な天蓋のついたベッド、その縁に座らされた親子ほども年の差があるパティアスとピュリアに向かい、椅子に座ったクロミスが正面から二人を見つめて口を開く。
「・・・もう、パティアス様もピュリア様もご存知のことと思いますが、これからお二人には重要なお役目が控えております」
既にこの部屋に入った時から、ピュリアは平常を装ってはいるものの、ソワソワとどこか落ち着きがない。
130歳・・・人間で言えば〇〇歳程度のパティアスも、即位した際に側近から聞かされてはいたが、実際にこうしてその「責務を果たす」為だけに造られた部屋に入ると、真っ赤になってうつ向いてしまった・・・。
「私から申し上げるまでもございませんが・・・お二人には早急にお世継ぎを設けていただく必要がございます、それが王様と王妃様の最も大事なお役目でございますの、侍女長の私がその大事なお役目の「お手伝い」させて頂くしきたりとなっております・・・」
夫婦の「営み」の「介助」をする者がいること・・・それは妊娠しづらい長命種族の知恵、リュケメニス族の王族、貴族に伝わる伝統なのだ。
ピュリアも、初めての結婚当初、そうした役目を担った女性に「お手伝い」してもらった経験があるのだが、さすがにこの年で再び夫婦の営みを侍女に「お手伝い」してもらうのは顔から火が出るほど恥ずかしい。
クロミスがここにいる理由をよく理解しているピュリアが、勇気を振り絞ってクロミスの顔を見て口を開く。
「あ、あの・・・クロミスさん、私は2度目の結婚だから・・・クロミスさんにお手伝いして頂かなくても・・その・・・ダイジョウブだと思うの」
クロミスが言下に否定する。
「いいえ!ピュリア様・・・それはなりません!代々のしきたりですから・・・それに・・・パティアス様には初めてのご経験となりますのよ、侍女長の私が「お世話」をするのは当然ですわ、そうしないと私が役目を果たせませんもの・・・」
あくまで、王と王妃の営みを「介助」して、一刻も早く世継ぎを誕生させること、それが自分に課せられた責務だとクロミスは言う。
職責・・・そう言われると、全く反論出来なくなってしまうピュリア。
「・・・・わかりました・・・クロミスさん・・・・」
「ありがとうございます、ピュリア様、それでは早速・・・・・」
「あっ、あのっ、クロミスさん・・・私が・・・・」
立ち上がって、ベッドの縁で大石像のようにガチガチに固まったまま真っ赤になってうつむいている少年王の側に近づくクロミスを制して、自分が息子のような年齢の夫のゆったりとした就寝着に手をかける。
手際よく上着を脱がせると、真っ白で華奢な少年らしい上半身が現れる。
・・・はあっ、まだこんなに〇供っぽいパティアス様、でも、これから私とパティアス様は「オトコとオンナ」になるのですね・・・・。
350歳のピュリアは、それが定めとはいえ、親子のように年齢差がある若過ぎる夫との、どこか背徳的な香りのする営みに戸惑いを隠せない。
パティアスもまた、自分の母親のような年齢の妻、ピュリアの顔を正面から見ることが出来ずに、恥ずかしそうに横を向いている。
「パティアス様・・・下も・・・」
ズボンの腰紐を解き、腰を浮かせたパティアスから、静かにズボンを抜き取るピュリア。
真っ白に透き通るような美しい両腿の間、その股間を覆っている腰布の部分は、既に野営の際の天幕のように盛大に突っ張っていた。
「・・・・・ピュリア・・・・」
泣きそうな声で何かを訴えようとする若いパティアス。
「・・・・ああっ、パティアス様・・・・」
頬を上気させたピュリアが、パティアスの股間に顔を近づけ、ゆっくりと腰の横で結んである腰布の紐に手をかける。
・・・・腰布の紐が解け、その「突っ張っている部分」を隠していた布がハラリと落ちる。
そこからは、既にすっかり発情を露わにしてピーン!と上を向いている真っ白なペ〇スが現れた。
リュケメニス族の男性は、その「オス」の部分が成熟すると、勃起時に亀頭部分が6センチほど肉の傘を開いて、まるでキノコのような形状となるのだが、まだ130歳・・・人間の年齢で言うと〇〇歳程度のパティアスのそれは、まだ傘が開いておらず、可愛らしく尖っている。
人間の亀頭と違って包皮がなく、先端部分だけ粘膜がむき出しになっているそこは、蝋細工ように美しく光って、青い血管が透き通って見えている。
「うふっ、パティアス様はまだ先っぽが開いておりませんのねっ!ダイジョウブですよ、大人になれば立派に傘が開きますからね・・・」
クロミスが、若いパティアスのまだ未成熟なペ〇スを眺めて微笑みながら言う。
「・・・ピュリア・・・僕、恥ずかしい・・・」
ベッドの縁に腰を掛けて、二人の母親のような年齢の女性に見つめられながら、素っ裸にされてその未熟な性器を勃起させているパテイアスが小さな声で呟く。
「・・・・ごめんなさいね、パティアス様、いま私も・・・・」
金糸の刺繍が入った美しいワンピースの就寝着の前紐を解きながら年上のピュリアが優しく微笑む。
スルスルと着物を脱いでゆくピュリア・・・・・。
その姿を、若いパティアスが横目でチラッ、チラッと盗み見ている。
そんな初心な王の姿をニヤニヤと見つめる侍女長のクロミス。
「・・・・パティアス様・・・私も・・・ほら、同じ姿になりますわ・・・」
メロンのように大きく膨らんだ乳房、その先端にある乳首も年齢の割にはピンク色をしており美しい。
ムッチリと、オトナの女性らしい柔らかい皮下脂肪に包まれた肉感的な肢体。
人間の年齢でいえば35歳ほどになるピュリアの成熟した裸体は、若いパティアスにとっては眩し過ぎた。
大きく張った腰回りは雪のように白く、ポチャポチャとした太腿が煽情的にパティアスを誘う。
その股間は、男性の下着と似たようなT字型をした腰布で覆われているが、その中心部が小さく膨らんでいるのをパティアスが血走った目で見つめる。
ピュリアの牝茎・・・その人間の女性で言うとクリト〇スに当たる部分、しかし人間のそれとは違い10センチほども勃起するリュケメニス族の女性に特有のその部分は、既に完全に充血してパティアスのペ〇ス同様、天を衝いているのだった。
「あらぁ・・・ピュリア様・・・もう・・・ですの?」
クロミスがちょっと蔑んだ調子で笑う。
まだ夫であるパティアスとの接吻も済ませていないのに、牝茎の勃起を悟られて赤面するピュリア。
貴族の女性の間では、未だに牝茎を勃起させている姿を男性に見られることに羞恥心を感じる風習が残っている。
それが本来、男性の勃起同様、性的興奮による生理現象である以上、全く恥じる必要はないようなものだが、その昔、リュケメニス族の貴族の女性は、性的興奮で勃起している牝茎を見られるのを恥として、その部分に小さな袋状の布を被せてセッ〇スをしていたという。
・・・その名残なのだ。
ピュリアもクロミスも高貴な貴族の出、牝茎の勃起は「恥ずかしく」「みっともない」ものであるらしい。
「パティアス様・・・最後の布はパティアス様が脱がせて差し上げて・・・」
「う・・・うん・・・・」
おずおずと、ピュリアの下半身に近づいて、そのT字型の腰布の紐を引っ張るパティアス。
ゴクリと唾を飲み込んでパティアスがその腰布を取ると、淡い陰毛に飾られた牝茎がピンピンと元気よく上を向いていた。
・・・・こ、これがピュリアの・・女の人の牝茎・・・ピンク色で綺麗で・・・それに大きい!
薔薇の花弁のような大陰唇の上部からニョキッ!と飛びだして、根元から先端まで粘膜に覆われて美しくピンク色に輝いている女性の「牝茎」、その先端は尖っており小さな穴が開いている。
・・・僕のオチン〇ンと形は似ているけど、根元から先っぽまでピンク色なんだ・・・オシッコはあの先端の穴からするのかな・・・周りに毛がいっぱいあって・・・なんかイヤラシい。
生まれて初めてその実物を目にするパティアスは、そのリュケメニス族の女性の「神秘」を興味津々で観察する。
「ああっ・・・パティアス様・・・・そんなとこ見ないで・・・」
20センチの陰茎をビクビクと反り返らせている130歳のパティアスと、10センチの牝茎を隠すように、恥ずかしそうに隆起させている350歳のピュリア。
・・・・王と王妃の責務・・・・世継ぎを設ける二人の営みが始まる・・・・。
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