上 下
5 / 10

第五話 「口吸いと指先淫戯」~無垢な少年を蕩けさせる三十路の手管~

しおりを挟む
 
   
 主人の内儀とオトコとオンナの関係になる・・・そんな恐ろしい誘惑に躊躇する鶴松。

 母を亡くした自分をいつくしみ、なにかと目をかけてくれる慈母のような美しい大家たいけの女房と一線を超えてしまう・・・この時代、不義密通は男女ともに死罪である。

 いくらお内儀さまからの誘惑とは言え鶴松が恐れ、激しく当惑するのは当然である。
 しかし、そんな少年を強引に捻じ伏せるように、お照は強硬手段に打って出る。

 お照は右手の人差し指と中指を女性器にもってゆきパックリと自らの肉襞を広げ、ヒクヒクと蠢く肉の桃源郷を、まだオンナの肉体からだを何も知らない無垢な少年に見せつけだのだ。

 「さあっ・・・鶴松っ・・・お前のそのカチカチにおっ勃った魔羅を・・・私のココに挿れておくれ!・・・私とオマ〇コしておくれよ!」

 「・・・・あっ、ああっ・・・お内儀さまっ・・・そっ、それはっ・・・」

 射精したばかりの少年の雄々しい魔羅は、もう次の射精を期待して節操なくピクピクと頭を振っている。

 「・・・・いやだよっ、鶴ぅ・・・女の私に恥をかかせないでおくれっ・・・ねっ?早くっ!私がオマ〇コの仕方を・・・男と女のまぐわいのイロハを教えてあげるから・・・ねえっ?」

 「・・・ああっ、お内儀さまぁ・・・」

 ネットリと濡れ光る肉の花園・・・・◯◯歳の少年の理性は脆くも崩れ去る。

 しかし、それは無理もないことだ、黒々とした茂み、行灯の灯りで照らされた複雑な肉癖!
 生まれて始めて目にする「オンナ」は、少年の理性など簡単に突き崩す神々しいものだったのだ。

 行灯あんどんの光に吸い寄せられる夏真の羽虫のように・・・・お照自身の指先によってパックリと開かれた、ヌラヌラと濡れ光る肉の桃源郷に魂の抜けたようにフラフラと近寄ってゆく鶴松。


 「・・・・嗚呼っ、嬉しいっ、鶴っ・・・最初は口吸いをしておくれ!」

 華奢な美少年を捕食するように両手で捕まえたお照が、半ば強引に鶴松の唇を奪い、ネロネロと舌を差し込んでゆく。

 「・・・んんっ・・・・んん・・・・」

 男女の房事を知り尽くした経験豊富な大年増の軟体動物のような舌先が、◯◯の少年を蕩けさせる・・・。

 鶴松は体全体が弛緩したように、お照に体重を預け、されるがままにその口内をお照のヌメった舌に犯されてゆく。

 赤ん坊が母親に乳にもらうような姿勢てお照の膝に抱かれ、ウットリと大年増の淫らな舌技に酔う少年・・・彼の股間の肉柱だけがニョッキリと屹立し、ピクン、ピクンと頭を振っているのが、からくり人形のようで少々滑稽でもある。

 お照は鶴松のピーン!と反り返った可愛らしい魔羅にすぐにでも手を伸ばしたい衝動に駆られたが、なんとか自制する・・・お楽しみは後にとっておくものなのだ。


 お照のネットリと絡みつく口吸いで骨抜きにされてゆく鶴松・・・・三十路の熟れた人妻の性技が◯◯歳の少年を虜にしてゆく。

 ・・・・ムチュウ・・・チュパッ・・・ヌチュッ・・・

 鶴松もおずおずと舌と舌を絡ませ始めると、二人の切ない鼻息が次第に大きくなってゆく。

 「・・・んんっ・・ムウンンッ・・・」

 「・・・ンフ~ッ・・・ンフウウゥ・・・」

 舌と舌との性交!・・・少年は初めて経験する男女の秘技に、夢中になってお照の舌を追いかける。
 二人の口内で、舌と舌が淫らに絡み合い、軟体動物の交尾のようにクネクネと愛し合う。

 「・・・・ぷはあっ、どうだい鶴っ?・・・これがオトナの口吸いというものさ!・・・こんなの初めてだろう?」

 「はあっ、はあっ・・・お内儀さまぁ・・・おいらトロけそうっ・・・こんなに口吸いが気持ちいいなんてっ・・・」

 「・・・さあっ、もっと舌をお出し・・・・」

 「・・・はいっ・・・」

 呆けたように口を半開きにして、まるでオネダリするように可愛らしく舌を差し出す鶴松。

 「ああっ!可愛いよっ、鶴っ・・・・」

 お照は嬉しそうに、プックリとした赤い唇で鶴松の舌を優しく包み込み、チュウチュウと吸ってやる・・・。

 まるで赤ん坊に戻ったように豊満なお照の胸に抱かれ、初めて経験するオトナの性技・・・口吸いの快楽に酔いしれる◯◯歳の少年。

 「・・・・んんっ!・・・鶴ぅ・・・たまらないだろう?」

 「・・・チュプッ・・・プチュッ・・・はあっ、はあっ、お内儀さまぁ・・・おいら、御内儀さまの舌が・・・好きっ!」

 「ああっ!・・・可愛いコだねぇ!・・・わ、私も、もうっ・・・堪らなくなってきたよ」

 ・・・彼女の手が、鶴松のピーンと天井を向いたままの魔羅に伸びてゆく。

 「・・・ああっ、鶴松っ・・・ココもっ・・・ココも良くしてあげるよっ!このカチカチに硬い魔羅もっ・・・」

 お照の右手が親指と人差し指で輪を作り、天井を向いて反り返っている鶴松の魔羅の先に嵌められる。

 ・・・そのままゆっくり・・・ゆっくりと・・・焦らすように輪を上下するお照。

 「ああ~っ・・・んハァ・・・」

 三十四歳・・・男の魔羅の扱いを知り尽くした大年増の房中術・・・そんな百戦錬磨のお照の手管に◯◯歳の鶴松が抗える筈がない。

 「ああんっ・・・おっ、お内儀さまぁ・・・」

 まだ女の膣肉の悦楽を知らない無垢な男根の先端の小さな穴からは、トロトロと透明な雫が垂れてきてお照の指先で作った輪を濡らしてゆく。

 ・・・・クイッ・・・クイッ・・・・

 鶴松が誰に教わったわけでもないのに、尻を小刻みに動かし、お照の右手の指で作った輪の中でカチカチの魔羅を上下し始めた。

 ・・・牡の交尾の動き・・・男女の交合の動作である!・・・少年もそれを生まれながらに知っているのだ。

 「・・・・まあっ、鶴松・・・尻を振ったりしてぇ!・・・ねえっ?とっても良いだろ?・・・魔羅が蕩けそうになるだろう?」

 「・・・・んああんっ、お内儀さまぁ・・・も、もっとお!」

 包皮を被った可愛らしい魔羅を精一杯勃起させて、お照の指先から快楽を引き出そうとクイクイと魔羅を上下させる◯◯歳の鶴松。

 小鳥の鳴くような声と、ウットリと呆けた女の子のように美しい顔・・・余りの可愛らしさに、お照は少し意地悪をしたくなる。

 鶴松が夢中になってヘコヘコと振り立てる魔羅の動きに合わせるように、指先で作った輪を器用に上下させ始めたのだ。

 「あっ、お内儀さまっ・・・いやっ・・・」

 ・・・あまりに愛おしいと逆に意地悪をしたくなる、それは吉原の遊女も大店おおだなの内儀も同じである。

 鶴松がいくら頑張って魔羅を突き出しても、お照の指先は彼の魔羅と同じ動きで上下を繰り返し、決して少年の猛り狂った剛直に刺激を与えてはくれないのだ!


 ・・・無垢な少年を翻弄して愉しむ、大年増の淫らな戯れ。


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

若妻の穴を堪能する夫の話

かめのこたろう
現代文学
内容は題名の通りです。

勝負に勝ったので委員長におっぱいを見せてもらった

矢木羽研
青春
優等生の委員長と「勝ったほうが言うことを聞く」という賭けをしたので、「おっぱい見せて」と頼んでみたら……青春寸止めストーリー。

【R-18】悪役令嬢ですが、罠に嵌まって張型つき木馬に跨がる事になりました!

臣桜
恋愛
悪役令嬢エトラは、王女と聖女とお茶会をしたあと、真っ白な空間にいた。 そこには張型のついた木馬があり『ご自由に跨がってください。絶頂すれば元の世界に戻れます』の文字が……。 ※ムーンライトノベルズ様にも重複投稿しています ※表紙はニジジャーニーで生成しました

【R-18】クリしつけ

蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。

寝室から喘ぎ声が聞こえてきて震える私・・・ベッドの上で激しく絡む浮気女に復讐したい

白崎アイド
大衆娯楽
カチャッ。 私は静かに玄関のドアを開けて、足音を立てずに夫が寝ている寝室に向かって入っていく。 「あの人、私が

イケメンドクターは幼馴染み!夜の診察はベッドの上!?

すずなり。
恋愛
仕事帰りにケガをしてしまった私、かざね。 病院で診てくれた医師は幼馴染みだった! 「こんなにかわいくなって・・・。」 10年ぶりに再会した私たち。 お互いに気持ちを伝えられないまま・・・想いだけが加速していく。 かざね「どうしよう・・・私、ちーちゃんが好きだ。」 幼馴染『千秋』。 通称『ちーちゃん』。 きびしい一面もあるけど、優しい『ちーちゃん』。 千秋「かざねの側に・・・俺はいたい。」 自分の気持ちに気がついたあと、距離を詰めてくるのはかざねの仕事仲間の『ユウト』。 ユウト「今・・特定の『誰か』がいないなら・・・俺と付き合ってください。」 かざねは悩む。 かざね(ちーちゃんに振り向いてもらえないなら・・・・・・私がユウトさんを愛しさえすれば・・・・・忘れられる・・?) ※お話の中に出てくる病気や、治療法、職業内容などは全て架空のものです。 想像の中だけでお楽しみください。 ※お話は全て想像の世界です。現実世界とはなんの関係もありません。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 ただただ楽しんでいただけたら嬉しいです。 すずなり。

【18禁】「胡瓜と美僧と未亡人」 ~古典とエロの禁断のコラボ~

糺ノ杜 胡瓜堂
歴史・時代
 古典×エロ小説という無謀な試み。  「耳嚢」や「甲子夜話(かっしやわ)」「兎園小説」等、江戸時代の随筆をご紹介している連載中のエッセイ「雲母虫漫筆」  実は江戸時代に書かれた書物を読んでいると、面白いとは思いながら一般向けの方ではちょっと書けないような18禁ネタや、エロくはないけれど色々と妄想が膨らむ話などに出会うことがあります。  そんな面白い江戸時代のストーリーをエロ小説風に翻案してみました。  今回は、貞享四(1687)年開板の著者不詳の怪談本「奇異雑談集」(きいぞうだんしゅう)の中に収録されている、  「糺の森の里、胡瓜堂由来の事」    ・・・というお話。  この貞享四年という年は、あの教科書でも有名な五代将軍・徳川綱吉の「生類憐みの令」が発布された年でもあります。  令和の時代を生きている我々も「怪談」や「妖怪」は大好きですが、江戸時代には空前の「怪談ブーム」が起こりました。  この「奇異雑談集」は、それまで伝承的に伝えられていた怪談話を集めて編纂した内容で、仏教的価値観がベースの因果応報を説くお説教的な話から、まさに「怪談」というような怪奇的な話までその内容はバラエティに富んでいます。  その中でも、この「糺の森の里、胡瓜堂由来の事」というお話はストーリー的には、色欲に囚われた女性が大蛇となる、というシンプルなものですが、個人的には「未亡人が僧侶を誘惑する」という部分にそそられるものがあります・・・・あくまで個人的にはですが(原話はちっともエロくないです)  激しく余談になりますが、私のペンネームの「糺ノ杜 胡瓜堂」も、このお話から拝借しています。  三話構成の短編です。

処理中です...