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第五話 「晒される高貴な肉色の花弁」

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 広間の隅に寄り固まって、恐怖に肩をすくめて小さくなっていた参列者の男女の、ある者は女王のあられもない姿を見ないように目を逸らし、女性達は恥ずかしそうに袖で顔を覆った・・・。

 しかし、逞しい若い騎士から初老の貴族まで、男性達の目は周囲を憚りながらも、チラチラと美しい女王リュディアの裸体に好色な視線を送っている・・・。

 「うふふっ、観客の殿方・・・いいのよっ、そんなに隠さなくてもっ、視線はバレバレなんですものっ・・・見たいんでしょ?リュディア様の・・・ココっ♥」

 羞恥に顔を真っ赤に染めたリュディアがロミアを睨みつける。

 「やっ、やめなさいっ・・・ロミアっ!これ以上は許しませんよっ!」

 リュディアの精一杯の虚勢もロミアには全く通じない。

 「これ以上・・・したら、一体どうされるのでしょうねっ、リュディア様ぁ、うふっ♥」

 ロミアは、魔法を使わずに、リュディアの下着の腰で結んである紐に手をかけて、ゆっくりと引っ張ってゆく・・・・。

 「あああっ、やめなさいっ!・・・ロミアっ!」

 右側の紐がハラリと解けて、美しく萌えた金色の茂みが少しだけ姿を現す。
 ある意味、全裸よりも妖艶で扇情的な、チラチラと恥ずかし気に見え隠れする金色の草原。

 好色そうな脂ぎった顔の中年貴族の一人は、もう周囲に憚ることもなくポカンと口を開けて、興奮を隠さずに女王の美しいストリップショーに夢中になっている。

 「んふふっ・・・こっち側もっ・・・」

 「いゃぁ、やめてぇ・・・」

 ロミアの手が、下着の左の紐にかかり、焦らすようにテンションをかけてゆく・・・。

 スルッ・・・スルッ・・・少しずつ解けてゆく最後の砦。

 ・・・・ハラッ・・・。

 純白のシルクの下着が、スローモーションのようにゆっくりと床に落下してゆく。

 「ああっ、ダメえ!・・・見ないでっ!」

 ついに、女王リュディアは、衆人環視の中、一糸纏わぬ姿となる。
 ムッチリと適度に肉のついた36歳の色気溢れる裸体・・・扇情的な曲線を描くイヤラしい腰回り。
 逆ハート型を描く大きな尻は、まるで交尾を求めるようにムンムンと匂い立つような色気を振りまいている。

 ・・・男なら思わず勃起してしまう、「オンナ」の色気に満ち溢れた淫靡な裸体・・・しかもそれは一国の女王様なのだ。

 年齢の割にはピンク色の小さめの乳首がツンと上を向いている、果実のような大きく形の良い乳房は、ヴォリュームがありながら美しい張りと艶がある。

 そして、股間の金色のデルタ地帯は、サワサワと熟女らしい陰毛が、萌え立つ若草のように生い茂っている・・・・ヴィーナスの丘を包む、綺麗に手入れをされた上品な草原。

 周囲から、男達の生唾を飲み込む音まで聞こえてきそうである。
 女性達も好奇心に負け、顔を覆い隠した指の隙間から、同性である美しい女王の神々しいヌードをチラチラと盗み見ている。

 「・・ロ、ロミアさんっ、女王様にヒドいことはしないでっ!」

 ロミアの魔法が作り出す、目に見えないロープで椅子に拘束されているパリエル王子が、勇気を振り絞って声を上げる。

 「・・・うふっ、さすが姫様の婚約者パリエル王子っ・・・お優しいのねぇ!・・・でもね、これはヒドい事じゃありませんのよっ・・・だって、リュディア様も心の底では望んでらっしゃることですもの♥」

 ロミアが悪戯っぽい笑いを浮かべる。

 「・・・の、望んでなんかいるものですかっ!今すぐこんなことは止めなさいっ、ロミアっ!」

 全裸に剥かれながらも、女王リュディアは気丈に振舞う。
 大勢の前で、その陰毛まで晒しながら、あくまでも威厳に満ちた表情・・・さすがに一国の女王である。

 「・・・んふっ、望んでいるかそうでないかは、すぐに判る事ですわっ、リュディア様っ♥」

 空中に十字架に架けられたように浮いている女王リュディアの柔らかい太腿の間に、押し開くように右腕を割り込ませ、真っ白な太腿にイヤらしく頬ずりをするロミア。

 「・・・わあっ、リュディア様のお肌・・・スベスベですわねぇ・・・」

 「あっ・・・ヤメてっ!ロミアっ、触らないでっ・・・」

 リュディアの腰が、ロミアの腕から逃れるようにクネクネと蠢く。
 しかし、それは本人の意図とは裏腹に、見る者に劣情を催させる淫らなダンスとなる。

 女性らしい肌の柔らかさを堪能していたロミアの指先が、いよいよ女王リュディアの秘められた部分に侵入してゆく。
 まるで蛇のようにリュディアの内股を這い上ってゆく右手の人差し指・・・・。

 そこは、金色の茂みに覆われた部分に到達する。

 「・・・リュディア様のココっ、綺麗な金色で・・・丁寧にお手入れされていますねぇ、殿下がお亡くなりになってから、ここを訪れる殿方などいないというのにっ・・・さすが女王様っ♥」

 ロミアの指先が、サワサワと濃いめの陰毛をかき分けてゆく。

 「ああっ・・・ダメぇっ!・・・ヤメてぇ!」

 「・・・止めませんわっ、リュディア様っ、だってここにいる皆さんが見たい場所はココなんですものっ♥・・・リュディア様の・・・うふっ、マ・〇・コっ♥」

 黄金の密林を押し分けで、リュディアの高貴な「オンナの部分」をパックリとギャラリーによく見えるように押し開くロミア。

 V字型に開かれたそこは、淡いピンク色の粘膜がキラキラと光っていた。
 金色の茂みと美しいコントラストを描いている肉色の花園・・・。

 羞恥にうつ向いたリュディアの顔が真っ赤に染まる。

 「ああ・・・女王様がっ・・・あんな辱めを・・・・」

 全裸の女王のパックリと晒された秘部・・・・好色そうな貴族の中年オヤジ達は、もはやその欲情を隠そうともせず、その神々しい女王の痴態を食い入るように見つめている。
 着飾ったお淑やかな貴族の女性達も、恥ずかしそうに顔を赤らめながらも、好奇心には勝てないように女王のあられもない姿を興味津々に眺めはじめる。

 「うふふっ、女王様と言っても、一皮むいたらイヤラしいメスってことね♥・・・あらぁ、リュディア様のココっ・・・なにか光っていますけどっ・・・これは何かしら?」

 ロミアの人差し指と中指で作ったVサインで、ヌチャッ・・・と押し広げられた、粘膜のさらに奥深くに隠れている小さな洞穴から、キラキラと真珠のような透明な雫が溢れてきているのだ・・・。

 大勢の者達に観られながら、女陰を濡らしてしまう女王リュディア・・・。

 その羞恥がさらに彼女の被虐的な興奮を昂ぶらせてしまう。

 恥ずかしそうに顔を背けるパリエル王子、母親を国民の前で辱めるロミアを睨みつけ、唇を噛みしめるアレッタ姫。

 「・・・あらぁ、そんな怖い顔しないでくださいな、アレッタ姫様ぁ、せっかくの美人が台無しになりますわっ♥」

 アレッタ姫が、キッとロミアを睨んで罵る。

 「あんたみたいな、卑劣で淫乱な魔女にはきっと神の罰が下りますわっ!」


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