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第七章 拓海の家と彼女
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俺が拓海の家に着いた時には、正午を過ぎていた。
俺が家を出たのは八時ぐらいだ。
まぁ、今まで何をやっていたかというと、拓海の家に行くのが嫌だったのでコンビニなどで時間を潰していた。
結局は来たけど……。
ピンポーンと呼び鈴を鳴らした。
出てきたのは、拓海だった。
まだ、パジャマ姿のままだった。
「よう、拓海。遊べるか?」
「遊べるぞ。ちょっとだけ待ってくれ。急いで着替えてくるから」
そう言うと、拓海は俺の返事も聞かずに玄関のドアを閉めた。
五分後、拓海が家から出てきた。
「待たせたな、そんじゃあ中に入ろうぜ」
「おじゃましまーす」
俺たちは家に入って速攻拓海の部屋に行った。
部屋に入ると、びっくりした。
前に来た時にはあったはずのエロいポスターや、エロ本が無くなっているのだ。
前来たときは散らかっていたので分からなかったけど、今ならはっきり分かる。
拓海の部屋が結構広いということだ。
「お前、どうしたんだ?見違えるほど綺麗になってるじゃないか」
「よくぞ聞いてくれました。な、何と俺に彼女ができました」
「ふ~ん、それで?」
「驚かないのかよ。まぁ、これを聞いたら絶対驚くだろうがな」
「焦らすな、さっさと言え」
ちょっと起こり気味に言ってみた。
「俺と付き合っているのは……入絵 夏姫様だ」
「えっ、噓だろ。夏姫ってあのなつきか?」
「どうだ羨ましいだろ」
「いや、別に。そんなことよりも夏姫っていったら、『学園美少女ランキング第二位』だぞ」
「そうだけど、どうしたんだ?」
「いや、別に。ただ、凄いなと思っただけ」
夏姫は俺たちと同級生だ。
髪は銀色で、身長も高く、誰に対しても優しく、何をしても完璧なのが夏姫だ。
そんな夏姫がこいつと付き合ってるなんて信じたくなぇ。
でも、信じるしかない。
なぜなら、実際にモテない俺が『学園一の美少女』と付き合ってるのだから。
まぁ、そんな感じで他愛もない恋バナをしているといつの間にか太陽が西に傾いていた。
なので、帰ることにした。
「じぁあな、また月曜日に」
「おう」とだけ返事して拓海の家を出た。
俺が家を出たのは八時ぐらいだ。
まぁ、今まで何をやっていたかというと、拓海の家に行くのが嫌だったのでコンビニなどで時間を潰していた。
結局は来たけど……。
ピンポーンと呼び鈴を鳴らした。
出てきたのは、拓海だった。
まだ、パジャマ姿のままだった。
「よう、拓海。遊べるか?」
「遊べるぞ。ちょっとだけ待ってくれ。急いで着替えてくるから」
そう言うと、拓海は俺の返事も聞かずに玄関のドアを閉めた。
五分後、拓海が家から出てきた。
「待たせたな、そんじゃあ中に入ろうぜ」
「おじゃましまーす」
俺たちは家に入って速攻拓海の部屋に行った。
部屋に入ると、びっくりした。
前に来た時にはあったはずのエロいポスターや、エロ本が無くなっているのだ。
前来たときは散らかっていたので分からなかったけど、今ならはっきり分かる。
拓海の部屋が結構広いということだ。
「お前、どうしたんだ?見違えるほど綺麗になってるじゃないか」
「よくぞ聞いてくれました。な、何と俺に彼女ができました」
「ふ~ん、それで?」
「驚かないのかよ。まぁ、これを聞いたら絶対驚くだろうがな」
「焦らすな、さっさと言え」
ちょっと起こり気味に言ってみた。
「俺と付き合っているのは……入絵 夏姫様だ」
「えっ、噓だろ。夏姫ってあのなつきか?」
「どうだ羨ましいだろ」
「いや、別に。そんなことよりも夏姫っていったら、『学園美少女ランキング第二位』だぞ」
「そうだけど、どうしたんだ?」
「いや、別に。ただ、凄いなと思っただけ」
夏姫は俺たちと同級生だ。
髪は銀色で、身長も高く、誰に対しても優しく、何をしても完璧なのが夏姫だ。
そんな夏姫がこいつと付き合ってるなんて信じたくなぇ。
でも、信じるしかない。
なぜなら、実際にモテない俺が『学園一の美少女』と付き合ってるのだから。
まぁ、そんな感じで他愛もない恋バナをしているといつの間にか太陽が西に傾いていた。
なので、帰ることにした。
「じぁあな、また月曜日に」
「おう」とだけ返事して拓海の家を出た。
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