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第二章 転入生

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   翌日、俺はドキドキしながら学校へ行った。

「あーあ、俺何であんなことしちゃったんだろ。白崎との関係がばれてなきゃいいけど」

俺は、靴箱から教室まで走って行った。

教室に入ると俺に話しかけてきた。

「おっはよー」

そう声を掛けてきたのは、俺の幼馴染であり数少ない女友達だ。

名前は神野紗弥といい、長い黒髪が印象的だ。

俺は一瞬、白崎のことを聞かれると思っていたので予想外の事態に追いついていけず、
ボーっとしていると、

「おーい、大丈夫?どしたの何か嫌な事でもあった?あったんだったら私が相談にのってあげるよ」

「大丈夫だ」

「それならいいんだけど」

キーンコーンカーンコーン、ホームルームが始まる合図だ。

俺は自分の席に座り、先生が来るのを待った。

ガラガラ、先生が入ってきた。

「はーい、ホームルームを始める前に転入生を紹介する。入ってこい」

そう言われて入ってきたのは、とても可愛い女の子だった。

髪は黒色で、身長は一六五センチあるかないかだ。

「では自己紹介をしてもらう」

その女の子は一歩前に出て自己紹介を始めた。

「ど、どうも初めまして。川原奈々美です。気軽に話しかけてください」

川原さんの自己紹介が終わると、男子たちは奇声を発しながら喜んだ。

「黙れ!」

男子たちは黙った。

その後、先生のくだらない話が終わったところでホームルームが終わった。
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