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クリスマスデート
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しおりを挟むそこからぽーんとベッドに放り投げられ、気が付けばいつも以上にとろとろに溶かされていた。
「ぁ!あ、あぁ……!りしゅあ、さまっ、いってう!もういっ……!!!」
「はぁっ、かわいい、レヴィ……また泣いちゃったね」
「……っひ!あ、あ、ぁ……」
「ほら、奥とんとん好きでしょう?ゆーっくりしてあげるからね」
とちゅ、とちゅ……と寝バックで奥をとんとんと突かれて、レヴィは後ろでイき続けている。
リシュアンにのしかかられ、枕をギューッと掴みながら身体を痙攣させていたが、リシュアンの重みで身動きが取れないのがとてもしあわせだった。
「ぁ、しゅき、しゅきれす、りしゅあんさ……ぁ、ああ!」
「俺も愛してるよ、レヴィ。伝わったかな?」
「ぅ、つたわった、つたわったからぁ……!またイく!イっちゃ、ぁー……、!!」
「いい子だね、レヴィ。かわいい。じゃあ奥のお口開こうね?」
「はぁっ、ぁ、おく、おくぅ……!!」
足をピーンと伸ばして再びイってしまったタイミングで、ぐぼっと結腸口を開いてリシュアンが奥に入ってきた。
「あ"、ぁーーーー!!」
「今日は、この中いっぱいにしてあげるからね」
耳元でふふふと笑われた後首輪をきゅっと引かれ、リシュアンの腰が激しく打ち付けられた。
――
「ぁ……」
何だか視界が眩しくて目が覚めた。
いつ寝たのか覚えていない。記憶が飛んでいる。
散々泣いて疲れていたレヴィは、自分を包み込んでいるリシュアンに擦り寄ると再び眠ろうとした。
「……あれ?」
リシュアンの胸元に持っていった自分の手に見覚えのない物が着いている。
赤い石が一つ嵌った金色の指輪が左手の薬指で輝いていた。
「ゆびわ」
「気に入った?」
もう少しよく見ようとモゾモゾ動いたので、リシュアンを起こしてしまったのだろう。上から少し掠れた優しい声が降ってきた。
「……はい」
「レヴィはいい子だからプレゼントだよ」
「……サンタのおじいちゃんですか?」
「……違うよ、レヴィにプレゼントを送っていいのも、レヴィの願い事を叶えるのも全部俺だけ」
「……っ、リシュアン様」
「もう泣かないで、まだ早いからもう一回寝よう?」
レヴィはギューッとリシュアンに擦り寄り、再び指輪を眺めた。
首輪と、指輪。
リシュアンの色で飾られていく自分がとても嬉しい。
「……来年はノルランドに行こうね」
「はいっ」
「その時は俺のかわいい犬で、かわいい恋人で、かわいい伴侶なんだから自覚しておいてね」
「……は、はいっ」
そうだ、そうだった。
にやにやする顔が止められないが、ちらっと覗き見たリシュアンは目を閉じて寝る体勢を、崩さなかった。
いっぱいキスをしたい気持ちにはなったが、レヴィも諦めて目を閉じる。
「……リシュアン様、愛してます」
「……しってるよ」
半分夢の中のリシュアンの、それでも自信満々に返された返事にレヴィはにやにやしていた。
老人の侵入者も許してはいないのだから、少しくらい訓練を休んでもいいだろう。
もうすぐ来る来年もリシュアンと過ごせる幸せで、レヴィはすごく温かくなった。
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