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プロローグ
悪魔の子①
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―——時を遡ること10年。―——
アルペント王歴365年4月1日。
とある村はずれに妻アシュリー、夫ロスの二人の夫婦が貧しくも仲睦まじく暮らしていた。もともと行商人として各地を旅していた二人だが、3年前に夫のロスが足を怪我してしまいちょうどその時に滞在していたこの村に住むことを決めたのだ。しかし、この村はよそ者を毛嫌いしているので村人とはうまくやれておらず、村のはずれで農作業をしながら生活している。そんな一家は今、幸せの絶頂を迎えていた。
「なぁ、アシュリーほんとに産婆よばなくていいのか?」
「大丈夫よ、それにうちに来てくれるかわからないでしょ」
「まぁ、そうだけどよ」
「それより、ロス準備はしっかりしてくれた?」
「ああ、ばっちりだ」
「そう、ならよゕ、ウッ」
ロスは大慌てでアシュリーに近づき手を握った。
「アシュリー、陣痛が始まったのか。頑張ってくれ!」
数時間後
「おぎゃーおぎゃーおぎゃ」
「アシュリー、ほんと、ほんとによく頑張った!見えるかこれが俺とお前の子だ」
「あぁ、かわ…い…こ」
アシュリーはわが子を見て安心したのかそんまま眠ってしまった。
「よくやったよ、アシュリー、今はそのままお休み。しかし、右胸についている十字のマークはなんだ」
***
アルペント王歴375年4月1日。
この日は世界が誕生した日といわれており、世界中で創造神アシュラ―様に感謝を込めて誕生祭が開催されている。ケリーと名付けられた少年はすくすく成長して、今日10歳を迎える。ケリーはとてもめでたい日に生まれたのだ。
今年10歳になるものは、アシュラー様から技能スキルを得ることができ、これからの人生で鍛錬したものを技能スキルとして獲得できるようになる。また、人生の回想ライフリコレクションと心の中で呟けば自分の名前、年齢、種族、加護、称号、技能スキルを確認できるようになる。
僕はお母さんとお父さんの人生の回想ライフリコレクションを見せてもらった。
名前:アシュリー(28)
種族:人間
加護:なし
称号:なし
技能:【交渉】【裁縫】【農業】
名前:ロス(30)
種族:人間
加護:なし
称号:なし
技能:【交渉】【伐採】【農業】
お母さんとお父さんはアシュラー様から交渉のスキルを貰ったから、行商人をやっていたみたいだ。お母さんが裁縫がうまかったのはスキルがあったからか、僕が頑張って手提げ袋を1個作っている間に3個作ってたもんな、あれはびっくりした。
今日は僕もスキルを貰えるんだ、楽しみだ。
***
僕は母さんとお父さんと手をつないで教会に向かっている。僕の家は村の西のはずれにあるから、東にある教会に行くには少し大変だ。村の人達に会うけど挨拶もしない。僕たちがよそ者だから嫌われているってお母さんに教えてもらった。だから、友達はいないけど、僕には大好きな母さんとお父さんがいるから毎日楽しいんだ。
「おーい、みんな見てみろよ、あいつの鶏の卵のような目。おいお前鶏みたく鳴けよ、コケコッコーってな」
「「「「ぎゃはははは」」」」
僕の両手がギュッと強く握られる。お母さんは顔をしかめて、お父さんはあいつらを射殺さんばかりに睨んでいる。
「お母さん、お父さん大丈夫だよ、だって僕はこの瞳が大好きだから」
僕はこのトパーズのような黄色い瞳が大好きなんだ。だって、お母さんが前にすっごいきれいだって言ってくれたから。この黄色い瞳は僕しかいない、だからこれは僕だけの誇り、ほかの人たちはみんなサファイアのような青い瞳なんだ。
そんなことがありながら教会についた。
--あとがき--
やっとステータスとスキルについて書けた!!
早くケリーのスキルを書いていきたい!
こういう小説があったらいいなと思って書き始めたのに、
いざ書き始めるとストーリー上書かなきゃいけない話があって思うように書けない(泣)
次回は、ケリーの回想編が終わるように頑張ります!!
応援ボタン、コメントいただけたら嬉しいです。
アルペント王歴365年4月1日。
とある村はずれに妻アシュリー、夫ロスの二人の夫婦が貧しくも仲睦まじく暮らしていた。もともと行商人として各地を旅していた二人だが、3年前に夫のロスが足を怪我してしまいちょうどその時に滞在していたこの村に住むことを決めたのだ。しかし、この村はよそ者を毛嫌いしているので村人とはうまくやれておらず、村のはずれで農作業をしながら生活している。そんな一家は今、幸せの絶頂を迎えていた。
「なぁ、アシュリーほんとに産婆よばなくていいのか?」
「大丈夫よ、それにうちに来てくれるかわからないでしょ」
「まぁ、そうだけどよ」
「それより、ロス準備はしっかりしてくれた?」
「ああ、ばっちりだ」
「そう、ならよゕ、ウッ」
ロスは大慌てでアシュリーに近づき手を握った。
「アシュリー、陣痛が始まったのか。頑張ってくれ!」
数時間後
「おぎゃーおぎゃーおぎゃ」
「アシュリー、ほんと、ほんとによく頑張った!見えるかこれが俺とお前の子だ」
「あぁ、かわ…い…こ」
アシュリーはわが子を見て安心したのかそんまま眠ってしまった。
「よくやったよ、アシュリー、今はそのままお休み。しかし、右胸についている十字のマークはなんだ」
***
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この日は世界が誕生した日といわれており、世界中で創造神アシュラ―様に感謝を込めて誕生祭が開催されている。ケリーと名付けられた少年はすくすく成長して、今日10歳を迎える。ケリーはとてもめでたい日に生まれたのだ。
今年10歳になるものは、アシュラー様から技能スキルを得ることができ、これからの人生で鍛錬したものを技能スキルとして獲得できるようになる。また、人生の回想ライフリコレクションと心の中で呟けば自分の名前、年齢、種族、加護、称号、技能スキルを確認できるようになる。
僕はお母さんとお父さんの人生の回想ライフリコレクションを見せてもらった。
名前:アシュリー(28)
種族:人間
加護:なし
称号:なし
技能:【交渉】【裁縫】【農業】
名前:ロス(30)
種族:人間
加護:なし
称号:なし
技能:【交渉】【伐採】【農業】
お母さんとお父さんはアシュラー様から交渉のスキルを貰ったから、行商人をやっていたみたいだ。お母さんが裁縫がうまかったのはスキルがあったからか、僕が頑張って手提げ袋を1個作っている間に3個作ってたもんな、あれはびっくりした。
今日は僕もスキルを貰えるんだ、楽しみだ。
***
僕は母さんとお父さんと手をつないで教会に向かっている。僕の家は村の西のはずれにあるから、東にある教会に行くには少し大変だ。村の人達に会うけど挨拶もしない。僕たちがよそ者だから嫌われているってお母さんに教えてもらった。だから、友達はいないけど、僕には大好きな母さんとお父さんがいるから毎日楽しいんだ。
「おーい、みんな見てみろよ、あいつの鶏の卵のような目。おいお前鶏みたく鳴けよ、コケコッコーってな」
「「「「ぎゃはははは」」」」
僕の両手がギュッと強く握られる。お母さんは顔をしかめて、お父さんはあいつらを射殺さんばかりに睨んでいる。
「お母さん、お父さん大丈夫だよ、だって僕はこの瞳が大好きだから」
僕はこのトパーズのような黄色い瞳が大好きなんだ。だって、お母さんが前にすっごいきれいだって言ってくれたから。この黄色い瞳は僕しかいない、だからこれは僕だけの誇り、ほかの人たちはみんなサファイアのような青い瞳なんだ。
そんなことがありながら教会についた。
--あとがき--
やっとステータスとスキルについて書けた!!
早くケリーのスキルを書いていきたい!
こういう小説があったらいいなと思って書き始めたのに、
いざ書き始めるとストーリー上書かなきゃいけない話があって思うように書けない(泣)
次回は、ケリーの回想編が終わるように頑張ります!!
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