8 / 34
一章
7話 俺はルリエに服をプレゼントする
しおりを挟む
「なにか気に入るものはあったか?」
俺は今まわりからの視線に耐えながら、ルリエと子供服売り場で服を見ていた。親子連れの親からはどういう関係なのかしら?的な目線を送られている。
勘違いしないでくれ。決して、俺が着せたいとかそういうのじゃない。
「う~ん」
「ちなみに俺に聞かれてもわからないからな」
「えぇ!?」
この反応は最初から俺に聞くつもりでいたな。
「ルリエ、もしかして可愛いのがないのか?」
「そういうわけじゃないの。でも、私には少し子供ぽっいというか……」
そうか。やはり、ルリエもお年頃ってやつか。高校生に小学生(高学年)が着るような服は流石にまずかったか。
「じゃあ、どういうのがいいんだ?」
このままだと埒が明かないと思った俺はルリエに聞いてみることにした。男の俺が協力出来ることなんて少ないだろうけどな。
「フリフリのやつ。ピンク色の……お姫様が着てそうなやつ。
それか黒くて長いの……」
「ドレスってことか?」
「ううん、違う」
フルフルと首を横に振るルリエ。的が外れた。いくらなんでもドレスは違うか。
「もしかして……ああいう感じのやつか?」
俺はルリエの数少ない単語から予想して、ある一つの答えにたどり着く。ドレスじゃないとすると選択肢はある程度絞られる。俺はゴスロリやロリータ系が売ってある店を指さしてみた。
「うん、そう。でも、どうしてわかったの?」
「何となくだ。じゃあ、そっちに行ってみるか」
ルリエを連れてロリータ服専門店に入る。正解なのは良かったんだが、恐らくこの手の服はどれも高いと相場が決まっている。生地が分厚いし、なにより戦闘力が高そうだ。戦闘力=値段が高いって意味でな。
俺の財布、大丈夫だろうか……。だが、銀髪に赤目のルリエにはさぞ似合うことだろう。それこそ、外国の人形のように。正直見てみたい気持ちはある。
「お客様は外国の方かしら?」
「がい、こく?」
店内で目立っているのか、さっそく店員に声をかけられるルリエ。聞き慣れない言葉に戸惑っているルリエ。人間界のことを知っているとは言っていたが、勉強中って言ってたし知らない言葉があっても不思議じゃない。最近では曖昧な言葉や俺でも意味のわからない単語が飛び交う時代になったからな。
「そうです。彼女は外国人で……」
咄嗟にフォローに入る俺。日本人でこの髪色は無理がありすぎる。
「あらあら、そうなんですね」
「あの、良ければ彼女に似合う服を選んでもらえないでしょうか?」
ガチガチに緊張する俺。ちゃんと敬語を使えてるだろうか。
「もちろん良いですよ。お客様、こちらのほうに」
「龍幻、私……」
「着替えてこい。ここで待ってるから」
ルリエはジッと俺を見る。どうしていいか、迷っているんだ。なにせ俺以外の人間とこうやって会話をしているのだから。ルリエにとっては初めての経験で右も左も分からないよな。
「うん、わかった」
手が離れる寸前、ルリエは寂しそうな顔をしていた。試着室の中まで同行してほしいという視線が痛いほど伝わってくる。が、それは無理。俺、男だし。
大体、今でも店の中でなんで男が?みたいな感じで女子高生なんかに見られているだけで辛いのに。メンタル弱すぎだろ俺。ここは堂々としていよう。別に一人で来たわけでもないし、悪いことをしているわけでもない。
ルリエのことが心配すぎる気持ちが先走り、試着室を凝視していた俺。ヤバい。これだと変態と思われても何も言えない。
「お客様、お着替え終わりました」
「りゅ、龍幻。ど、どうかな?」
「……」
ルリエが着ていたのはゴスロリ服。それはワンピースで膝下まである。足はほとんど隠れているものの、むしろ長いことでより可愛さが引き立って見える。肩からは、うさぎのぬいぐるみのようなショルダーバッグをかけている。その小ささ、一体何が入るっていうんだ?まぁ、可愛いから問題はないけど。
胸があるなら、谷間がもろに目立つ代物もルリエだと胸に視線はいかない。だが、それがいい。こういうのは胸がないほうが似合う気がする。俺の偏見が入っているから、一概にそうとは断定は出来ないが。
「もしかして似合ってない?」
「あ、いや、その」
あまりの可愛さに言葉を失っていた。想像してたよりもずっと似合っていたから。
ルリエがすごく不安そうな顔を浮かべている。
「すごく……可愛い。似合ってるぞルリエ」
「ほんと?じゃあ、これ買ってもいい?」
「ああ、いいぞ。すみません、コレください」
「はい!お買い上げありがとうございます」
ルリエの最上級の可愛さとオネダリに負けて、俺は値段も見ずに購入してしまった。悪女に高いブランド物を強請られて買ってしまう彼氏の気持ちが今ならわかる。同性の友達からは嫌われていても、可愛ければいいんだ。
そう、男は中身よりもまず見た目なんだ。だけどルリエは悪女じゃないし、性格も少しは知っている。だから、ついつい財布の紐が緩んでしまう。これがもし演技だとしたら計算尽くされている。ルリエに限って、それはありえない。が、今度からは値札をちゃんと見てから買い物をしよう。今後のためにも。
「龍幻、さっきはありがとう。
次は下着を買ってほしいんだけど、さすがにお金ないよね?」
金の心配をサキュバスにされるとは。ルリエがこうなるのも無理はない。さすがに一着だと少ないから、俺は同じような服をあと何着か購入した。普通の服でも良かったんだが、俺としてはルリエが気に入るものをプレゼントしたかったんだ。最初にお姫様みたいな服が着たいと要望も聞いたなら尚更。
「大丈夫だ。それに、これから人間界にいるなら必要だろ」
「ごめんね、ありがとう」
本音を漏らしていいと言われたのなら、俺の財布はピンチである。と答えるだろう。たしかに今はギリギリ大丈夫だが、今回の買い物が後々響いてくるのは間違いない。来月は少し切り詰める必要がある。
だが、しかし男にはプライドというものが存在する。童貞でもそれは持っている。いや、むしろ女の影がないのであれば、誇りは童貞にとって一番捨ててはならないモノかもしれない。
女の前ではカッコつけたくなるのが男ってもんだ。それは相手が彼女じゃなくてもそうだ。女と一緒に食事をしたのなら男が金を払う。こっち側が女の時間を貰っているのだから俺としては出すのが男の礼儀なんじゃないかと思う。が、かといって財布も出さず、男が奢るのが当然って女は正直苦手である。
まぁ長々と語っていても、俺がこうして女に何かをプレゼントしたのは初めての経験なんですけど何か。
それに、男が金を出して当たり前!のような顔をしないルリエを怒ることはできない。むしろ罪悪感を感じている表情でこっちを見てくる。なんだろう。例えるなら粗相をした子猫が親猫に怒られてシュンとしている、そんな感じだ。
「龍幻優しいから好き。私のお姉ちゃんと一緒」
ギュッと俺の腕にくっ付くルリエ。胸が当たってるが、本人は気付いていない。が、ここは気づかないフリをするのが賢い男だ。当たっている、といってもほんの少しだけどな。意識しないと胸が触れていることすらわからないレベル。
それをルリエに言うと、不機嫌になるので黙っておくことにする。でも、これは俺にとっても悪い体験ではないし、むしろ嬉しい。
「ルリエ、好きとか俺以外の男に言うなよ?勘違いされるぞ。下手したら、そのまま……なんてこともあるかもしれない」
「そのまま、なに?」
「いや、なんでもない」
俺はルリエに何を教えようとしてたんだか。ルリエがわからないなら、そんなことは知らなくていい。純粋なままでいてほしい。ふと、ルリエの姉もそんな気持ちなのか?と思った。まだ会ったことはないが、こんな可愛い妹がいたら甘やかして育てるのもわかる気がする。
「それは大丈夫。私、龍幻にしか好きって言わないもん。あ、お父さんとかは別だけど、他の男の人には言わないよ。嘘じゃないよ?」
「バッ……!」
「馬鹿じゃないもん」
ルリエ、その好きはどういう好きなのか本当にわかっていってるのか?多分、彼女は知らないだろう。好きには種類があるということを。
「着いたよ。って、龍幻?」
「……」
しまった。目の前にはドォォンと下着が……大量に見える。
さっきの店なんか霞むほど、こっちの店はハードルが高い。
「俺、やっぱ帰る!」
「私は……龍幻に選んでほしい」
「うっ」
逃げようとするも、グッと力を込められる手。振りほどこうと思えば簡単にできる。けど、そんなことは出来ない。計算尽くされた女のほうがまだ良かったのかもしれない。あざとすぎる性格、天然な子ほど厄介なものはない。
……やっぱり、ルリエもサキュバスだ。と、サキュバスの恐ろしさを再確認する俺。
そして、今から超がつくほどの高難度クエスト。いわばラスボス級に俺は挑もうとしていた(という名の女性用下着ショップ)。
俺は今まわりからの視線に耐えながら、ルリエと子供服売り場で服を見ていた。親子連れの親からはどういう関係なのかしら?的な目線を送られている。
勘違いしないでくれ。決して、俺が着せたいとかそういうのじゃない。
「う~ん」
「ちなみに俺に聞かれてもわからないからな」
「えぇ!?」
この反応は最初から俺に聞くつもりでいたな。
「ルリエ、もしかして可愛いのがないのか?」
「そういうわけじゃないの。でも、私には少し子供ぽっいというか……」
そうか。やはり、ルリエもお年頃ってやつか。高校生に小学生(高学年)が着るような服は流石にまずかったか。
「じゃあ、どういうのがいいんだ?」
このままだと埒が明かないと思った俺はルリエに聞いてみることにした。男の俺が協力出来ることなんて少ないだろうけどな。
「フリフリのやつ。ピンク色の……お姫様が着てそうなやつ。
それか黒くて長いの……」
「ドレスってことか?」
「ううん、違う」
フルフルと首を横に振るルリエ。的が外れた。いくらなんでもドレスは違うか。
「もしかして……ああいう感じのやつか?」
俺はルリエの数少ない単語から予想して、ある一つの答えにたどり着く。ドレスじゃないとすると選択肢はある程度絞られる。俺はゴスロリやロリータ系が売ってある店を指さしてみた。
「うん、そう。でも、どうしてわかったの?」
「何となくだ。じゃあ、そっちに行ってみるか」
ルリエを連れてロリータ服専門店に入る。正解なのは良かったんだが、恐らくこの手の服はどれも高いと相場が決まっている。生地が分厚いし、なにより戦闘力が高そうだ。戦闘力=値段が高いって意味でな。
俺の財布、大丈夫だろうか……。だが、銀髪に赤目のルリエにはさぞ似合うことだろう。それこそ、外国の人形のように。正直見てみたい気持ちはある。
「お客様は外国の方かしら?」
「がい、こく?」
店内で目立っているのか、さっそく店員に声をかけられるルリエ。聞き慣れない言葉に戸惑っているルリエ。人間界のことを知っているとは言っていたが、勉強中って言ってたし知らない言葉があっても不思議じゃない。最近では曖昧な言葉や俺でも意味のわからない単語が飛び交う時代になったからな。
「そうです。彼女は外国人で……」
咄嗟にフォローに入る俺。日本人でこの髪色は無理がありすぎる。
「あらあら、そうなんですね」
「あの、良ければ彼女に似合う服を選んでもらえないでしょうか?」
ガチガチに緊張する俺。ちゃんと敬語を使えてるだろうか。
「もちろん良いですよ。お客様、こちらのほうに」
「龍幻、私……」
「着替えてこい。ここで待ってるから」
ルリエはジッと俺を見る。どうしていいか、迷っているんだ。なにせ俺以外の人間とこうやって会話をしているのだから。ルリエにとっては初めての経験で右も左も分からないよな。
「うん、わかった」
手が離れる寸前、ルリエは寂しそうな顔をしていた。試着室の中まで同行してほしいという視線が痛いほど伝わってくる。が、それは無理。俺、男だし。
大体、今でも店の中でなんで男が?みたいな感じで女子高生なんかに見られているだけで辛いのに。メンタル弱すぎだろ俺。ここは堂々としていよう。別に一人で来たわけでもないし、悪いことをしているわけでもない。
ルリエのことが心配すぎる気持ちが先走り、試着室を凝視していた俺。ヤバい。これだと変態と思われても何も言えない。
「お客様、お着替え終わりました」
「りゅ、龍幻。ど、どうかな?」
「……」
ルリエが着ていたのはゴスロリ服。それはワンピースで膝下まである。足はほとんど隠れているものの、むしろ長いことでより可愛さが引き立って見える。肩からは、うさぎのぬいぐるみのようなショルダーバッグをかけている。その小ささ、一体何が入るっていうんだ?まぁ、可愛いから問題はないけど。
胸があるなら、谷間がもろに目立つ代物もルリエだと胸に視線はいかない。だが、それがいい。こういうのは胸がないほうが似合う気がする。俺の偏見が入っているから、一概にそうとは断定は出来ないが。
「もしかして似合ってない?」
「あ、いや、その」
あまりの可愛さに言葉を失っていた。想像してたよりもずっと似合っていたから。
ルリエがすごく不安そうな顔を浮かべている。
「すごく……可愛い。似合ってるぞルリエ」
「ほんと?じゃあ、これ買ってもいい?」
「ああ、いいぞ。すみません、コレください」
「はい!お買い上げありがとうございます」
ルリエの最上級の可愛さとオネダリに負けて、俺は値段も見ずに購入してしまった。悪女に高いブランド物を強請られて買ってしまう彼氏の気持ちが今ならわかる。同性の友達からは嫌われていても、可愛ければいいんだ。
そう、男は中身よりもまず見た目なんだ。だけどルリエは悪女じゃないし、性格も少しは知っている。だから、ついつい財布の紐が緩んでしまう。これがもし演技だとしたら計算尽くされている。ルリエに限って、それはありえない。が、今度からは値札をちゃんと見てから買い物をしよう。今後のためにも。
「龍幻、さっきはありがとう。
次は下着を買ってほしいんだけど、さすがにお金ないよね?」
金の心配をサキュバスにされるとは。ルリエがこうなるのも無理はない。さすがに一着だと少ないから、俺は同じような服をあと何着か購入した。普通の服でも良かったんだが、俺としてはルリエが気に入るものをプレゼントしたかったんだ。最初にお姫様みたいな服が着たいと要望も聞いたなら尚更。
「大丈夫だ。それに、これから人間界にいるなら必要だろ」
「ごめんね、ありがとう」
本音を漏らしていいと言われたのなら、俺の財布はピンチである。と答えるだろう。たしかに今はギリギリ大丈夫だが、今回の買い物が後々響いてくるのは間違いない。来月は少し切り詰める必要がある。
だが、しかし男にはプライドというものが存在する。童貞でもそれは持っている。いや、むしろ女の影がないのであれば、誇りは童貞にとって一番捨ててはならないモノかもしれない。
女の前ではカッコつけたくなるのが男ってもんだ。それは相手が彼女じゃなくてもそうだ。女と一緒に食事をしたのなら男が金を払う。こっち側が女の時間を貰っているのだから俺としては出すのが男の礼儀なんじゃないかと思う。が、かといって財布も出さず、男が奢るのが当然って女は正直苦手である。
まぁ長々と語っていても、俺がこうして女に何かをプレゼントしたのは初めての経験なんですけど何か。
それに、男が金を出して当たり前!のような顔をしないルリエを怒ることはできない。むしろ罪悪感を感じている表情でこっちを見てくる。なんだろう。例えるなら粗相をした子猫が親猫に怒られてシュンとしている、そんな感じだ。
「龍幻優しいから好き。私のお姉ちゃんと一緒」
ギュッと俺の腕にくっ付くルリエ。胸が当たってるが、本人は気付いていない。が、ここは気づかないフリをするのが賢い男だ。当たっている、といってもほんの少しだけどな。意識しないと胸が触れていることすらわからないレベル。
それをルリエに言うと、不機嫌になるので黙っておくことにする。でも、これは俺にとっても悪い体験ではないし、むしろ嬉しい。
「ルリエ、好きとか俺以外の男に言うなよ?勘違いされるぞ。下手したら、そのまま……なんてこともあるかもしれない」
「そのまま、なに?」
「いや、なんでもない」
俺はルリエに何を教えようとしてたんだか。ルリエがわからないなら、そんなことは知らなくていい。純粋なままでいてほしい。ふと、ルリエの姉もそんな気持ちなのか?と思った。まだ会ったことはないが、こんな可愛い妹がいたら甘やかして育てるのもわかる気がする。
「それは大丈夫。私、龍幻にしか好きって言わないもん。あ、お父さんとかは別だけど、他の男の人には言わないよ。嘘じゃないよ?」
「バッ……!」
「馬鹿じゃないもん」
ルリエ、その好きはどういう好きなのか本当にわかっていってるのか?多分、彼女は知らないだろう。好きには種類があるということを。
「着いたよ。って、龍幻?」
「……」
しまった。目の前にはドォォンと下着が……大量に見える。
さっきの店なんか霞むほど、こっちの店はハードルが高い。
「俺、やっぱ帰る!」
「私は……龍幻に選んでほしい」
「うっ」
逃げようとするも、グッと力を込められる手。振りほどこうと思えば簡単にできる。けど、そんなことは出来ない。計算尽くされた女のほうがまだ良かったのかもしれない。あざとすぎる性格、天然な子ほど厄介なものはない。
……やっぱり、ルリエもサキュバスだ。と、サキュバスの恐ろしさを再確認する俺。
そして、今から超がつくほどの高難度クエスト。いわばラスボス級に俺は挑もうとしていた(という名の女性用下着ショップ)。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
月が導く異世界道中
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
漫遊編始めました。
外伝的何かとして「月が導く異世界道中extra」も投稿しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。

2年ぶりに家を出たら異世界に飛ばされた件
後藤蓮
ファンタジー
生まれてから12年間、東京にすんでいた如月零は中学に上がってすぐに、親の転勤で北海道の中高一貫高に学校に転入した。
転入してから直ぐにその学校でいじめられていた一人の女の子を助けた零は、次のいじめのターゲットにされ、やがて引きこもってしまう。
それから2年が過ぎ、零はいじめっ子に復讐をするため学校に行くことを決断する。久しぶりに家を出る決断をして家を出たまでは良かったが、学校にたどり着く前に零は突如謎の光に包まれてしまい気づいた時には森の中に転移していた。
これから零はどうなってしまうのか........。
お気に入り・感想等よろしくお願いします!!

現代ダンジョンで成り上がり!
カメ
ファンタジー
現代ダンジョンで成り上がる!
現代の世界に大きな地震が全世界同時に起こると共に、全世界にダンジョンが現れた。
舞台はその後の世界。ダンジョンの出現とともに、ステータスが見れる様になり、多くの能力、スキルを持つ人たちが現れる。その人達は冒険者と呼ばれる様になり、ダンジョンから得られる貴重な資源のおかげで稼ぎが多い冒険者は、多くの人から憧れる職業となった。
四ノ宮翔には、いいスキルもステータスもない。ましてや呪いをその身に受ける、呪われた子の称号を持つ存在だ。そんな彼がこの世界でどう生き、成り上がるのか、その冒険が今始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる