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第一章 志雄、ゴーレムになる
第六話 ゴーレム、虎とじゃれ合う
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首を回すと、そこにいたのは虎でした。
虎って・・・こんなに大きかったっけ?
ああ、ホブさんこいつ見たから逃げたんだろうなあ。
これは怖いわ。
だって今のオレの視界より更に高いんだもん。
そんでもってお顔が二つもあるんだもん。
わわわ、食われる!
逃げれ!
しかしまわりこまれた!
ですよね!相手のほうが早そうですし!でかいですし!
食われる!
これは無理だ!ゲームオーバー!
前足で叩きつけられーの、牙!
虎の牙じゃねえ!サーベルタイガーみたいな!しかもアニメ調にちょっと強調され感じの!
ああ、流石にこれは・・・あ、牙って脆いんですねー折れましたよ。
なんか顔を抑えてのたうち回っております。
周りの木が折れていく・・・ここの森、木も脆いなー。
ああ、睨んできてる・・・。
怖いなあ。
全然危機感が沸かないけど。
飛びついてきた!
手で抑える!軽くなったから多少は早く動けるようになってるんだからね!
掴んだ!掴んじゃったよ?
あ、握りつぶしちゃった。
手の中に生々しい感触が・・・・あ、そういう感触もないんですね。
さすがは装甲板。硬いぜ!
ああ、前足ひきづっちゃって!ごめんなさい!
睨まないでよ。もうどうしろっていうんだよ。
そうだ!オレの顔360度回るじゃん!
顔だけ残して!反対側へダッシュ!
賢いぜ!
ぷおっ!なんかぶつかった!
ああ、木か。二匹目―とか言われたかと思ったよ。
あ、虎さんちーっす。
やめて!叩かないで!埋まる!埋まる!
・・・埋まったー。
あ、虎さん埋めて満足してくれたらしいですね。
よかった。装甲はがして中身いただきますとか言われるかと思ったわ。
・・・中身あるよね?
あー、きっちり収まっちゃった。
動けねー。
周りの土をどかさないとダメだなあ。
地属性の魔法ってのを使ってみようか。
自分の体の周りの土を動かすイメージで・・・出来た!
よしよし、これでまた立ち上がれる。
よっこいせ。
あ、虎さんまだいたんすね。すいません。自分また地面に戻りま・・・。
前足で吹き飛ばされました。
重力魔法で体を軽くしてたままだったからそりゃあもう気持ちよく吹き飛んださ。
木々を何本犠牲にしたことか。環境破壊万歳。
よし、起きよう。てか倒れるの何度目だ?
どっせい。
突っ込んできてるなあ。重力魔法解除しーの・・・
どすこいっ!
ふふ、最重量で抑え込んでくれました。
さっきは折っちゃってごめんね。そして、また折っちゃったみたい。
右前足はきっと複雑骨折だね。
ああ、もう歩けなそう。
土下座みたいになってる。
おお、流石にびびってるわ。そうだよね。うん。
人のこと綺麗に埋めてくれたお礼に、そちらも埋めてあげよう。
二つ顔の虎の足元の地面を操作して・・・はい、落とし穴の完成です。
・・・・・・・・・・・・・。
振動が来ました。
少し深く掘りすぎたかもしれません。
まあ念のため土を戻しておこう。誰かが落ちたら大変だもんね。
もう少し歩き回ったら戻ろうかな。
あと火の魔法も試してみよう。
とりあえず暗いから明かりを・・・あちち。や、熱くなんてありませんでした。はい。
『ずいぶん楽しんでおったの』
おお爺さん。もう朝か。
『まだ夜じゃ。思ったより魔法が使えるようで安心したぞい。さすがは異世界人じゃ』
オレ、異世界人て扱いなんだ・・・。
『扱いも何も異世界人じゃわい。それより一度戻ってこい、仕事がある』
もう少し色々見させてくれよとか、思いつつも体が勝手に動くんですね。
『ふぇっふぇっふぇっ、はよ戻れよ』
あーい。
虎って・・・こんなに大きかったっけ?
ああ、ホブさんこいつ見たから逃げたんだろうなあ。
これは怖いわ。
だって今のオレの視界より更に高いんだもん。
そんでもってお顔が二つもあるんだもん。
わわわ、食われる!
逃げれ!
しかしまわりこまれた!
ですよね!相手のほうが早そうですし!でかいですし!
食われる!
これは無理だ!ゲームオーバー!
前足で叩きつけられーの、牙!
虎の牙じゃねえ!サーベルタイガーみたいな!しかもアニメ調にちょっと強調され感じの!
ああ、流石にこれは・・・あ、牙って脆いんですねー折れましたよ。
なんか顔を抑えてのたうち回っております。
周りの木が折れていく・・・ここの森、木も脆いなー。
ああ、睨んできてる・・・。
怖いなあ。
全然危機感が沸かないけど。
飛びついてきた!
手で抑える!軽くなったから多少は早く動けるようになってるんだからね!
掴んだ!掴んじゃったよ?
あ、握りつぶしちゃった。
手の中に生々しい感触が・・・・あ、そういう感触もないんですね。
さすがは装甲板。硬いぜ!
ああ、前足ひきづっちゃって!ごめんなさい!
睨まないでよ。もうどうしろっていうんだよ。
そうだ!オレの顔360度回るじゃん!
顔だけ残して!反対側へダッシュ!
賢いぜ!
ぷおっ!なんかぶつかった!
ああ、木か。二匹目―とか言われたかと思ったよ。
あ、虎さんちーっす。
やめて!叩かないで!埋まる!埋まる!
・・・埋まったー。
あ、虎さん埋めて満足してくれたらしいですね。
よかった。装甲はがして中身いただきますとか言われるかと思ったわ。
・・・中身あるよね?
あー、きっちり収まっちゃった。
動けねー。
周りの土をどかさないとダメだなあ。
地属性の魔法ってのを使ってみようか。
自分の体の周りの土を動かすイメージで・・・出来た!
よしよし、これでまた立ち上がれる。
よっこいせ。
あ、虎さんまだいたんすね。すいません。自分また地面に戻りま・・・。
前足で吹き飛ばされました。
重力魔法で体を軽くしてたままだったからそりゃあもう気持ちよく吹き飛んださ。
木々を何本犠牲にしたことか。環境破壊万歳。
よし、起きよう。てか倒れるの何度目だ?
どっせい。
突っ込んできてるなあ。重力魔法解除しーの・・・
どすこいっ!
ふふ、最重量で抑え込んでくれました。
さっきは折っちゃってごめんね。そして、また折っちゃったみたい。
右前足はきっと複雑骨折だね。
ああ、もう歩けなそう。
土下座みたいになってる。
おお、流石にびびってるわ。そうだよね。うん。
人のこと綺麗に埋めてくれたお礼に、そちらも埋めてあげよう。
二つ顔の虎の足元の地面を操作して・・・はい、落とし穴の完成です。
・・・・・・・・・・・・・。
振動が来ました。
少し深く掘りすぎたかもしれません。
まあ念のため土を戻しておこう。誰かが落ちたら大変だもんね。
もう少し歩き回ったら戻ろうかな。
あと火の魔法も試してみよう。
とりあえず暗いから明かりを・・・あちち。や、熱くなんてありませんでした。はい。
『ずいぶん楽しんでおったの』
おお爺さん。もう朝か。
『まだ夜じゃ。思ったより魔法が使えるようで安心したぞい。さすがは異世界人じゃ』
オレ、異世界人て扱いなんだ・・・。
『扱いも何も異世界人じゃわい。それより一度戻ってこい、仕事がある』
もう少し色々見させてくれよとか、思いつつも体が勝手に動くんですね。
『ふぇっふぇっふぇっ、はよ戻れよ』
あーい。
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