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新たなる伝説の戦士!? 正体不明の三人目!
第82話 新たなる伝説の戦士!? 正体不明の三人目! 25
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凶悪な悪鬼の姿を模した私。
自ら作った岩の壁を吹き飛ばしてドーラと相対。
「ダークネスマッスル! 筋肉同士語り合おうではないか!」
「…なんだ貴様? プリピュアをどこに隠した!」
「知りたければ私を倒してみるんだな」
「…ほう?」
私の前までドーラは歩み寄ってくる。
「こいつは…無粋だな」
「分かっているようだな」
ドーラは剣を消して拳を握りしめた。
その姿に私はニタりと笑みを浮かべる。
「「ふん!」」
互いの拳が互いの頬を殴打する!
「ヒハ!」
「くふ!」
2人そろって姿勢を正して、再度拳を打ち付けあう!
「ヒッハッハッハッハッ」
「くはははははは」
再び互いの拳が交差!
今度はドーラより早く立ち直り、拳をその腹に突き刺します!
「ヒハッ! ヒッハッハッハッハッ…ハッ」
返す拳が私の腹を打ち付けます!
「ぬうん!」
「ぬっはあ!」
筋肉質の悪魔の拳が私を襲う!
私はそれを受け、返す拳を叩き込む!
「ぐふっ」
「ぶはっ」
「ヒハ!」
「だあ!」
無限に続くかとも思われた筋肉の躍動も、徐々に力を失っていく。
ドーラは外側から『マウナー』と呼ばれる存在から与えられた力、それに対し私は自身の魔力だ。
うむ。負けるわけにはいかぬ!
しかし、本体そのもので打撃を受けているドーラと自身の体の外部に膜を覆うように模られた私とでは、肉体が受けるダメージのレベルが違う。
私は筋肉という形の魔力で作った鎧を纏っている状態だからな!
互いの拳が何度も交差し、互いの肉体に致命打を与え続けるも、とうとう終わりが近づいてくる。
渾身の一撃がドーラの顔面を殴打すると、だらりと頭を下げた。
「ふふふ」
その下がった頭を掴んで近くの木にその顔を叩き込み木をへし折りつつドーラを吹き飛ばした。
「終いだな」
「その、よう、だな」
私は地面に倒れたドーラを見下ろす。
「マウア…さま…もうし、わけ…」
ドーラの瞳から光が消えた。絶命したようだ。
「ふ、まあまあだったな」
私は魔法を解くと、元の姿に戻ります。
よかった、プリピュアではなく普段の私の恰好です。
ドーラの亡骸を端末操作で空間庫にしまうと、林を後にします。
自ら作った岩の壁を吹き飛ばしてドーラと相対。
「ダークネスマッスル! 筋肉同士語り合おうではないか!」
「…なんだ貴様? プリピュアをどこに隠した!」
「知りたければ私を倒してみるんだな」
「…ほう?」
私の前までドーラは歩み寄ってくる。
「こいつは…無粋だな」
「分かっているようだな」
ドーラは剣を消して拳を握りしめた。
その姿に私はニタりと笑みを浮かべる。
「「ふん!」」
互いの拳が互いの頬を殴打する!
「ヒハ!」
「くふ!」
2人そろって姿勢を正して、再度拳を打ち付けあう!
「ヒッハッハッハッハッ」
「くはははははは」
再び互いの拳が交差!
今度はドーラより早く立ち直り、拳をその腹に突き刺します!
「ヒハッ! ヒッハッハッハッハッ…ハッ」
返す拳が私の腹を打ち付けます!
「ぬうん!」
「ぬっはあ!」
筋肉質の悪魔の拳が私を襲う!
私はそれを受け、返す拳を叩き込む!
「ぐふっ」
「ぶはっ」
「ヒハ!」
「だあ!」
無限に続くかとも思われた筋肉の躍動も、徐々に力を失っていく。
ドーラは外側から『マウナー』と呼ばれる存在から与えられた力、それに対し私は自身の魔力だ。
うむ。負けるわけにはいかぬ!
しかし、本体そのもので打撃を受けているドーラと自身の体の外部に膜を覆うように模られた私とでは、肉体が受けるダメージのレベルが違う。
私は筋肉という形の魔力で作った鎧を纏っている状態だからな!
互いの拳が何度も交差し、互いの肉体に致命打を与え続けるも、とうとう終わりが近づいてくる。
渾身の一撃がドーラの顔面を殴打すると、だらりと頭を下げた。
「ふふふ」
その下がった頭を掴んで近くの木にその顔を叩き込み木をへし折りつつドーラを吹き飛ばした。
「終いだな」
「その、よう、だな」
私は地面に倒れたドーラを見下ろす。
「マウア…さま…もうし、わけ…」
ドーラの瞳から光が消えた。絶命したようだ。
「ふ、まあまあだったな」
私は魔法を解くと、元の姿に戻ります。
よかった、プリピュアではなく普段の私の恰好です。
ドーラの亡骸を端末操作で空間庫にしまうと、林を後にします。
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