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俺、リュシアン現在4歳 3
しおりを挟むこの世界は、セラフィム・オンラインと言うMMOの世界と酷似している。前世の事は詳細に思い出した訳でもないが、大体の出来事や状況を観察するとそう言う予想が出た。
セラフィム・オンラインの原案は、何せ前世の自分が関わった仕事の一つだからだ。構想の総てを記憶している訳でもないし、全部の設定を作った訳でもないので、大なり小なりの違いがある。このお城の構造もその一つだと思われる。
キョロキョロ、そろーりと見付からないように気を付けて物陰から出る。
「リュシアン様~~どこにおられるのですか?」
「リュシアン王子ー!」
「リュシアンさまー」
背後の回廊の奥……後宮から声が聞こえる。侍女達がおろおろと捜しているのだろう。
「やべ、もう気づかれたか。さっさと目的地に行かないと見付かったら連れ戻されるな」
誰も居ないのを確認して、俺はパッと走り出す。
ーーーー今世での俺の名前は、リュシアン・フェリクス。御歳4歳。ちなみに前世での死因は飛行機事故である。電脳世界に脳味噌だけでも繋いで生き長らえるとか万に一つも無いくらい、ガチで死んでいると思う。飛んでいる飛行機が落下して、生きている確立はほぼ無いだろう。飛んでいた空路は海上あたりだったはずだしな。もし山でも街中だったとしても、エグい結果だろう。まあ、考えても仕方ないので、今後の対策をした方が有意義である。
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https://www.alphapolis.co.jp/novel/806361934/631795599/episode/7481130
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この小説に登場するキャラクター計7人と1体のラフイメージをpixivに投稿しました。
https://www.pixiv.net/artworks/111751777
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