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第5話 恋の身の丈
2.
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「具合が悪いっていうんじゃねぇだろうな。熱中症、気をつけろよ」
航は右手を上げたかと思うと実那都の額に手のひらを当てた。
気づけば、こんなふうに航はよく触れてくる。最初からだ。だから、実那都としても触れることをあまり意識してこなかったのかもしれない。
「だ、だ――」
大丈夫と云うのに痞えてしまい、実那都はいったん口を閉じてからまた開いた。
「大丈夫。そんなに弱くできてないから」
さり気なさを装って、額から航の手を引き剥がした。
「あーあ、そういうイチャイチャしたとこ、一年女子が見たらがっかりするよ」
真弓は自分こそが嘆息しそうな様子だ。
「イチャイチャって普通だろ」
「ふたりには普通だろうけど、周りから見たらそうなるの。このクラス、女子が多いし、ちょっと見渡してみたら一人くらい目が合うかもよ」
真弓の言葉に反応して、実那都は無意識に辺りに目を向けた。
二年生になってクラスは文系と理系に別れ、実那都と真弓は同じ四組の文系のクラスで、航と良哉は一組の理系クラスだ。四組は文系クラスのなかでも女子が三分の二を占めるという、女子の多いクラスだ。
実那都はひとつの視線に引っぱられるようにそこに目を向けた。気づいてといわんばかりの強力な引力を発生させているのは工藤円花だった。
中学校で合流した円花とは、高校の二年になって同じクラスになった。そうしてこの二ヶ月、話したことは数回、それも必要に迫られて話したにすぎず、どちらかというと実那都は遠ざけられている。
中学のとき、円花は航が好きなのだと真弓から教えられた。そのことが引っかかり、実那都から親しくするにもぎこちなくなる感じがして、距離感には気を遣っている。
もっとも、いまでも航への気持ちは変わらないのか、それは円花のみぞ知るところだ。彼女にとってすぎたことであれば、実那都が勝手に気にしているだけで、ある種の自意識過剰だと笑い飛ばされるだろう。
けれど、確かに目が合っているのににこりともしない視線を受けとめるかぎり、けっして円花から気持ちが消えているわけではないのだ。
「関係ねぇ」
じろりといった様で辺りを一瞥した航は、あっさりと真弓の忠告じみた指摘を退けた。
「まあ、わたしは実那都と藍岬くんがイチャイチャしてくれても全然いいんだけど、微妙なの」
「微妙ってなんのこと?」
「日高くんのこと」
「は……おれ?」
急に話題を振られ、会話を薄らと笑いながら聞いていた良哉は、箸でつまみかけていた唐揚げをぽろりと落とした。それが弁当箱の中だったのは幸いだった。
「真弓、良哉くんがどう微妙なの?」
「実那都と藍岬くんがカップルってことは、一緒にいるわたしと日高くんも付き合ってるんじゃないかって思うでしょ。周りからしたら普通に」
「悪いけど、……」
「スト――ップ!」
真弓はきっとして良哉をさえぎった。
「悪いけど、趣味じゃない――みたいなことは女子に云わせるべき。男なんだから」
「――っていう理屈あるかよ。いまは男女平等だろ」
「日高くん、それはいいから。わたしが云いたいのは、このまんま四人でいるとカレシができなくって、わたしの高校生活は実那都たちみたいにイチャイチャできないってこと。日高くんを乗り越えて告白してくる人、なかなかいないと思うし」
「真弓、それってわたしたちと別行動したいってこと?」
「それが、そうじゃないから困ってる。居心地いいんだよね。中学校のときみたいに藍岬くんと日高くんを敵にまわしたがる人はいないし、だからわたしにおかしなこと仕掛けてくる人いないし、やっかみをちょっと我慢すれば高校生活は安泰で終わりそう」
真弓の勝手な云い分に実那都は吹きだし、航と良哉は呆れたように首を横に振った。
「好きな奴がいるんなら真弓ちゃんから告白すりゃいい話だろ。良哉は友だちだって云えばすむ」
「それはもう無理。遠距離すぎるから」
真弓の言葉に実那都は目を見開いた。
「真弓、好きな人いるの!?」
「実那都、声、おっきすぎ」
「あ、ごめん」
真弓が人差し指を立てて自分のくちびるに当て、実那都は自分の口を手でふさいだ。
「遠距離ってだれだよ、それ」
好奇心いっぱいの実那都の疑問は、航が代行して訊ねてくれた。
「んー……もう告白するにはやっぱり離れてしまったぶんだけ、気持ちもおさまってるし……」
真弓は独り言のようにつぶやいて迷ったようにしている。まもなく、踏ん切りをつけて口を開いたものの。
「神瀬くん、元気?」
話が唐突に変わって、実那都たちはきょとんとした。
いち早く反応したのは良哉で――
「もしかして真弓ちゃん、祐真派だったのか?」
「当たり」
という真弓の返事で、実那都はようやく話が見えた。
「なんだか、ハチャメチャなところが好きだったんだよね」
「あいつはまだフリーだぜ。女に興味ねぇみたいだけどな」
「神瀬くんのそういう自由を愛してるって感じがいいの」
「真弓ちゃん、男の趣味変えねぇと、危ねぇ奴に引っかかりそうだな」
「よけいなお世話。藍岬くんは実那都のことだけ気にしてれば?」
「云われなくてもそうしてる」
「ああもう、結局イチャイチャに戻るんだから」
「まあまあ。真弓ちゃん、こいつらはほっといたほうが賢明だ」
良哉がなだめるのを横目に、航はしゃあしゃあと卵焼きを口に運んだ。それに倣って実那都はナポリタンを食べる。
「祐真は路上ライヴやってるって云ってたな」
「それ、ほんと?」
「ああ。あいつのことだ、スカウトされてメジャーデビューとかあるかもな」
「わあ、じゃあテレビで見られるかも?」
「どうだろうな」
良哉と真弓が話す傍ら、航の手が実那都の視界に入りこんでくる。何かと思った次には、人差し指が実那都のくちびるの端に触れる。
「ケチャップついてる」
そう云って指の腹を見せた航は、それからごく自然なしぐさで自分の口に持っていった人差し指を舐めた。
航は右手を上げたかと思うと実那都の額に手のひらを当てた。
気づけば、こんなふうに航はよく触れてくる。最初からだ。だから、実那都としても触れることをあまり意識してこなかったのかもしれない。
「だ、だ――」
大丈夫と云うのに痞えてしまい、実那都はいったん口を閉じてからまた開いた。
「大丈夫。そんなに弱くできてないから」
さり気なさを装って、額から航の手を引き剥がした。
「あーあ、そういうイチャイチャしたとこ、一年女子が見たらがっかりするよ」
真弓は自分こそが嘆息しそうな様子だ。
「イチャイチャって普通だろ」
「ふたりには普通だろうけど、周りから見たらそうなるの。このクラス、女子が多いし、ちょっと見渡してみたら一人くらい目が合うかもよ」
真弓の言葉に反応して、実那都は無意識に辺りに目を向けた。
二年生になってクラスは文系と理系に別れ、実那都と真弓は同じ四組の文系のクラスで、航と良哉は一組の理系クラスだ。四組は文系クラスのなかでも女子が三分の二を占めるという、女子の多いクラスだ。
実那都はひとつの視線に引っぱられるようにそこに目を向けた。気づいてといわんばかりの強力な引力を発生させているのは工藤円花だった。
中学校で合流した円花とは、高校の二年になって同じクラスになった。そうしてこの二ヶ月、話したことは数回、それも必要に迫られて話したにすぎず、どちらかというと実那都は遠ざけられている。
中学のとき、円花は航が好きなのだと真弓から教えられた。そのことが引っかかり、実那都から親しくするにもぎこちなくなる感じがして、距離感には気を遣っている。
もっとも、いまでも航への気持ちは変わらないのか、それは円花のみぞ知るところだ。彼女にとってすぎたことであれば、実那都が勝手に気にしているだけで、ある種の自意識過剰だと笑い飛ばされるだろう。
けれど、確かに目が合っているのににこりともしない視線を受けとめるかぎり、けっして円花から気持ちが消えているわけではないのだ。
「関係ねぇ」
じろりといった様で辺りを一瞥した航は、あっさりと真弓の忠告じみた指摘を退けた。
「まあ、わたしは実那都と藍岬くんがイチャイチャしてくれても全然いいんだけど、微妙なの」
「微妙ってなんのこと?」
「日高くんのこと」
「は……おれ?」
急に話題を振られ、会話を薄らと笑いながら聞いていた良哉は、箸でつまみかけていた唐揚げをぽろりと落とした。それが弁当箱の中だったのは幸いだった。
「真弓、良哉くんがどう微妙なの?」
「実那都と藍岬くんがカップルってことは、一緒にいるわたしと日高くんも付き合ってるんじゃないかって思うでしょ。周りからしたら普通に」
「悪いけど、……」
「スト――ップ!」
真弓はきっとして良哉をさえぎった。
「悪いけど、趣味じゃない――みたいなことは女子に云わせるべき。男なんだから」
「――っていう理屈あるかよ。いまは男女平等だろ」
「日高くん、それはいいから。わたしが云いたいのは、このまんま四人でいるとカレシができなくって、わたしの高校生活は実那都たちみたいにイチャイチャできないってこと。日高くんを乗り越えて告白してくる人、なかなかいないと思うし」
「真弓、それってわたしたちと別行動したいってこと?」
「それが、そうじゃないから困ってる。居心地いいんだよね。中学校のときみたいに藍岬くんと日高くんを敵にまわしたがる人はいないし、だからわたしにおかしなこと仕掛けてくる人いないし、やっかみをちょっと我慢すれば高校生活は安泰で終わりそう」
真弓の勝手な云い分に実那都は吹きだし、航と良哉は呆れたように首を横に振った。
「好きな奴がいるんなら真弓ちゃんから告白すりゃいい話だろ。良哉は友だちだって云えばすむ」
「それはもう無理。遠距離すぎるから」
真弓の言葉に実那都は目を見開いた。
「真弓、好きな人いるの!?」
「実那都、声、おっきすぎ」
「あ、ごめん」
真弓が人差し指を立てて自分のくちびるに当て、実那都は自分の口を手でふさいだ。
「遠距離ってだれだよ、それ」
好奇心いっぱいの実那都の疑問は、航が代行して訊ねてくれた。
「んー……もう告白するにはやっぱり離れてしまったぶんだけ、気持ちもおさまってるし……」
真弓は独り言のようにつぶやいて迷ったようにしている。まもなく、踏ん切りをつけて口を開いたものの。
「神瀬くん、元気?」
話が唐突に変わって、実那都たちはきょとんとした。
いち早く反応したのは良哉で――
「もしかして真弓ちゃん、祐真派だったのか?」
「当たり」
という真弓の返事で、実那都はようやく話が見えた。
「なんだか、ハチャメチャなところが好きだったんだよね」
「あいつはまだフリーだぜ。女に興味ねぇみたいだけどな」
「神瀬くんのそういう自由を愛してるって感じがいいの」
「真弓ちゃん、男の趣味変えねぇと、危ねぇ奴に引っかかりそうだな」
「よけいなお世話。藍岬くんは実那都のことだけ気にしてれば?」
「云われなくてもそうしてる」
「ああもう、結局イチャイチャに戻るんだから」
「まあまあ。真弓ちゃん、こいつらはほっといたほうが賢明だ」
良哉がなだめるのを横目に、航はしゃあしゃあと卵焼きを口に運んだ。それに倣って実那都はナポリタンを食べる。
「祐真は路上ライヴやってるって云ってたな」
「それ、ほんと?」
「ああ。あいつのことだ、スカウトされてメジャーデビューとかあるかもな」
「わあ、じゃあテレビで見られるかも?」
「どうだろうな」
良哉と真弓が話す傍ら、航の手が実那都の視界に入りこんでくる。何かと思った次には、人差し指が実那都のくちびるの端に触れる。
「ケチャップついてる」
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