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しおりを挟む今日はエルワンテと共に昼食をする予定があった。
私は足取りが軽く、いつもにまして楽しい気分であった。好きな人と共に食事をすることは、何よりも幸せなことだ。
「お弁当のリクエストはありますか?」
「そうね。衣類とかに汚れがつかなくて食べやすいもの……何かあるかしら?」
「それならば、サンドイッチなどはいかがですか?今朝、買い出しにいきましてね、新鮮なお野菜、塩気のきいた高級ハムなどがございますので…」
「良いわね!サンドイッチ!せっかくなら、エルワンテさんにもシェア出来るように、二人分程度作ってくださる?」
「分かりました。」
お弁当は執事に任せ、私は服装にとりかかった。
やはり、好きな人と会うならば、より普段より綺麗な格好にしたい。だからといって、あまりにも高級感むき出しな格好は昼食には向いていない。
「これにしよう。」
結局、黄色いドレス風のワンピース(お高め)、白い麦わら帽子にした。
「うん。良いわね。」
姿見を見て、格好を確認した。クールなエルワンテとは、ぴったりであろう。
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