マッチョな王宮騎士に溺愛される

マッチョ

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　王宮騎士団には、ガタイの良い男ばかりいる。そんな中、僕は比較的ヒョロガリ。周りからは、「何だコイツ？」と言わんばかりの目で見られている。

　そして、特にガタイがいいのはマッチョであるスパンク・タイガーである。

　彼は、このマッチョを生かし、今までにもあらゆる魔物を倒してきた。

　あまり喋んないけど、きっと恐い人なんだろうな。僕なんかは、いつ殺されてもおかしくないかもしれない。

　そんな偏見であったが、そんな偏見がいっきに崩される時が来た。

　ある日のこと、武器磨きをしていると、スパンクが話しかけに来た。

　「ねぇ、変なこと聞いていいか？」

　似合わないモジモジとした態度だ。

　「君は、アルファだろう？」

　えぇ！？何でバレた！？もしかして、彼って…

　「俺は、オメガなんだ。そして、君のことが気になっていて…」

　全く気づかなかった。彼は、オメガなのか？マッチョすぎて、本当に分からなかった。そして、彼は僕のことが好きといった？

　「あのさ、だから……お願いがあるんだけど…」

　女の子のように顔を赤らめた。

　「お、俺と、付き合ってくれませんか？」

　何だろう。マッチョなのに、すごく可愛い。

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