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貴方に尽くすことに疲れました

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 私は、もう夫であり、侯爵のナウループに尽くすことをやめることにした。

 「お前は可愛げがないな……最初の頃はあったかもしれないが、今はお前を見ても何とも思わない。」

 これは、最近、私が夫であるナウループ侯爵から言われた言葉である。

 これが、夫から妻への言葉なのである。

 きっと夫は、何も思わずにこの言葉を言ったのだろうけど、私は酷く傷ついた。

 まぁ、今までの蓄積もあってであろうが、もう、私は彼を愛そうとする私がバカらしくなってきた。

 こんなクズ男を愛しても意味がない。むしろ、自分を苦しめるだけである。

 私は、彼に離婚を持ちかけた。

 彼は、焦ったように態度を変えるが、私は、彼を許すつもりなどない……

 さようなら……
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