愛する妹が理不尽に婚約破棄をされたので、これからお礼をしてこようと思う

※12月23日、本編完結いたしました。明日より、番外編を投稿させていただきます。


 大切な妹、マノン。そんな彼女は、俺が公務から戻ると部屋で泣いていた――。

 その原因はマノンの婚約者、セガデリズ侯爵家のロビン。ヤツはテースレイル男爵家のイリアに心変わりをしていて、彼女と結婚をするためマノンの罪を捏造。学院で――大勢の前で、イリアへのイジメを理由にして婚約破棄を宣言したらしい。


 そうか。あの男は、そんなことをしたんだな。
 ……俺の大切な人を傷付けた報い、受けてもらうぞ。

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