10年前にわたしを陥れた元家族が、わたしだと気付かずに泣き付いてきました
今から10年前――わたしが12歳の頃、子爵令嬢のルナだった頃のことです。わたしは双子の姉イヴェットが犯した罪を背負わされ、ルナの名を捨てて隣国にある農園で第二の人生を送ることになりました。
わたしを迎え入れてくれた農園の人達は、優しく温かい人ばかり。わたしは新しい家族や大切な人に囲まれて10年間を楽しく過ごし、現在は副園長として充実した毎日を送っていました。
ですが――。そんなわたしの前に突然、かつて父、母、双子の姉だった人が現れたのです。
「「「お願い致します! どうか、こちらで働かせてください!」」」
元家族たちはわたしに気付いておらず、やけに必死になって『住み込みで働かせて欲しい』と言っています。
貴族だった人達が護衛もつけずに、隣の国でこんなことをしているだなんて。
なにがあったのでしょうか……?
わたしを迎え入れてくれた農園の人達は、優しく温かい人ばかり。わたしは新しい家族や大切な人に囲まれて10年間を楽しく過ごし、現在は副園長として充実した毎日を送っていました。
ですが――。そんなわたしの前に突然、かつて父、母、双子の姉だった人が現れたのです。
「「「お願い致します! どうか、こちらで働かせてください!」」」
元家族たちはわたしに気付いておらず、やけに必死になって『住み込みで働かせて欲しい』と言っています。
貴族だった人達が護衛もつけずに、隣の国でこんなことをしているだなんて。
なにがあったのでしょうか……?
あなたにおすすめの小説
不実なあなたに感謝を
黒木メイ
恋愛
王太子妃であるベアトリーチェと踊るのは最初のダンスのみ。落ち人のアンナとは望まれるまま何度も踊るのに。王太子であるマルコが誰に好意を寄せているかははたから見れば一目瞭然だ。けれど、マルコが心から愛しているのはベアトリーチェだけだった。そのことに気づいていながらも受け入れられないベアトリーチェ。そんな時、マルコとアンナがとうとう一線を越えたことを知る。――――不実なあなたを恨んだ回数は数知れず。けれど、今では感謝すらしている。愚かなあなたのおかげで『幸せ』を取り戻すことができたのだから。
※異世界転移をしている登場人物がいますが主人公ではないためタグを外しています。
※曖昧設定。
※一旦完結。
※性描写は匂わせ程度。
※小説家になろう様、カクヨム様にも掲載予定。
私と一緒にいることが苦痛だったと言われ、その日から夫は家に帰らなくなりました。
田太 優
恋愛
結婚して1年も経っていないというのに朝帰りを繰り返す夫。
結婚すれば変わってくれると信じていた私が間違っていた。
だからもう離婚を考えてもいいと思う。
夫に離婚の意思を告げたところ、返ってきたのは私を深く傷つける言葉だった。
「お前を妻だと思ったことはない」と言ってくる旦那様と離婚した私は、幼馴染の侯爵から溺愛されています。
木山楽斗
恋愛
第二王女のエリームは、かつて王家と敵対していたオルバディオン公爵家に嫁がされた。
因縁を解消するための結婚であったが、現当主であるジグールは彼女のことを冷遇した。長きに渡る因縁は、簡単に解消できるものではなかったのである。
そんな暮らしは、エリームにとって息苦しいものだった。それを重く見た彼女の兄アルベルドと幼馴染カルディアスは、二人の結婚を解消させることを決意する。
彼らの働きかけによって、エリームは苦しい生活から解放されるのだった。
晴れて自由の身になったエリームに、一人の男性が婚約を申し込んできた。
それは、彼女の幼馴染であるカルディアスである。彼は以前からエリームに好意を寄せていたようなのだ。
幼い頃から彼の人となりを知っているエリームは、喜んでその婚約を受け入れた。二人は、晴れて夫婦となったのである。
二度目の結婚を果たしたエリームは、以前とは異なる生活を送っていた。
カルディアスは以前の夫とは違い、彼女のことを愛して尊重してくれたのである。
こうして、エリームは幸せな生活を送るのだった。
えっと、幼馴染が私の婚約者と朝チュンしました。ドン引きなんですけど……
百谷シカ
恋愛
カメロン侯爵家で開かれた舞踏会。
楽しい夜が明けて、うららかな朝、幼馴染モイラの部屋を訪ねたら……
「えっ!?」
「え?」
「あ」
モイラのベッドに、私の婚約者レニー・ストックウィンが寝ていた。
ふたりとも裸で、衣服が散乱している酷い状態。
「どういう事なの!?」
楽しかった舞踏会も台無し。
しかも、モイラの部屋で泣き喚く私を、モイラとレニーが宥める始末。
「触らないで! 気持ち悪い!!」
その瞬間、私は幼馴染と婚約者を失ったのだと気づいた。
愛していたはずのふたりは、裏切り者だ。
私は部屋を飛び出した。
そして、少し頭を冷やそうと散歩に出て、美しい橋でたそがれていた時。
「待て待て待てぇッ!!」
人生を悲観し絶望のあまり人生の幕を引こうとしている……と勘違いされたらしい。
髪を振り乱し突進してくるのは、恋多き貴公子と噂の麗しいアスター伯爵だった。
「早まるな! オリヴィア・レンフィールド!!」
「!?」
私は、とりあえず猛ダッシュで逃げた。
だって、失恋したばかりの私には、刺激が強すぎる人だったから……
♡内気な傷心令嬢とフェロモン伯爵の優しいラブストーリー♡
俺はお前ではなく、彼女を一生涯愛し護り続けると決めたんだ! そう仰られた元婚約者様へ。貴方が愛する人が、夜会で大問題を起こしたようですよ?
柚木ゆず
恋愛
※9月20日、本編完結いたしました。明日21日より番外編として、ジェラール親子とマリエット親子の、最後のざまぁに関するお話を投稿させていただきます。
お前の家ティレア家は、財の力で爵位を得た新興貴族だ! そんな歴史も品もない家に生まれた女が、名家に生まれた俺に相応しいはずがない! 俺はどうして気付かなかったんだ――。
婚約中に心変わりをされたクレランズ伯爵家のジェラール様は、沢山の暴言を口にしたあと、一方的に婚約の解消を宣言しました。
そうしてジェラール様はわたしのもとを去り、曰く『お前と違って貴族然とした女性』であり『気品溢れる女性』な方と新たに婚約を結ばれたのですが――
ジェラール様。貴方の婚約者であるマリエット様が、侯爵家主催の夜会で大問題を起こしてしまったみたいですよ?
私を棄てて選んだその妹ですが、継母の私生児なので持参金ないんです。今更ぐだぐだ言われても、私、他人なので。
百谷シカ
恋愛
「やったわ! 私がお姉様に勝てるなんて奇跡よ!!」
妹のパンジーに悪気はない。この子は継母の連れ子。父親が誰かはわからない。
でも、父はそれでいいと思っていた。
母は早くに病死してしまったし、今ここに愛があれば、パンジーの出自は問わないと。
同等の教育、平等の愛。私たちは、血は繋がらずとも、まあ悪くない姉妹だった。
この日までは。
「すまないね、ラモーナ。僕はパンジーを愛してしまったんだ」
婚約者ジェフリーに棄てられた。
父はパンジーの結婚を許した。但し、心を凍らせて。
「どういう事だい!? なぜ持参金が出ないんだよ!!」
「その子はお父様の実子ではないと、あなたも承知の上でしょう?」
「なんて無礼なんだ! 君たち親子は破滅だ!!」
2ヶ月後、私は王立図書館でひとりの男性と出会った。
王様より科学の研究を任された侯爵令息シオドリック・ダッシュウッド博士。
「ラモーナ・スコールズ。私の妻になってほしい」
運命の恋だった。
=================================
(他エブリスタ様に投稿・エブリスタ様にて佳作受賞作品)
政略結婚の約束すら守ってもらえませんでした。
克全
恋愛
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
「すまない、やっぱり君の事は抱けない」初夜のベットの中で、恋焦がれた初恋の人にそう言われてしまいました。私の心は砕け散ってしまいました。初恋の人が妹を愛していると知った時、妹が死んでしまって、政略結婚でいいから結婚して欲しいと言われた時、そして今。三度もの痛手に私の心は耐えられませんでした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
雪那様。ややこしい表現をしてしまい申し訳ございません。
テレーズはルナだった頃は双子の妹でしたので、こういった表現をさせていただいております。
ただ改めて見てみると元妹という表現は分かりにくくなっていると今更ながら気が付きましたので、こちらはこのあと『元次女』と変更をさせていただくことにいたしました。
Vitch様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
描写不足で殆ど描けておらず、本当に申し訳ないのですが……。親族は双子の入れ替わりに気づいていなかったため、ざまぁの対象とはなっておらず……。そういったことは、その人たちには発生しないようになっております。
ただ時期は現在未定ではありますが、元家族たちの更にその後のエピソードは、入れさせていただこうかなと考えております……!
書記長様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
入れ替わりについてですが。親族は気づいていなかったようです。
ですので親族はこの件に関して特に関わってはおらず、ご期待を裏切ることになってしまいますが……。ざまぁの対象とはなってはおりません。
もちろん、元凶にはしっかりとしたざまぁが発生することになっております……!
Vitch様。本日、改めてお礼(お返事)をさせていただいております。
絶対に縄をかみ切ってやる。そんな思いがあるため、全力で噛みついてしまったみたいですね。
おそらく3人の歯の強度は、一般人と大差ないとは思うのですが、その結果こうなってしまったようです。
歯を犠牲にして、脱出。
はたしてそちらは、実現するのでしょうか……っ?
こすや様。改めてお礼(お返事)をさせていただきます。
親子3人。とにかく、たくましいですよね。
どんなことをしても生きてやる。
そんな感情があふれ出ております、が……。残念ながら、相手はこんな人なんですよね。
ですので何をやっても意味はありませんし、さらに……。今目の前にいる、男性は……。
Vitch様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
病気の妹。ここでもまた、同じ手を使っていますね。
前回は失敗に終わりましたが、今回はどうなるのでしょうか……?
ここまでは、順調に進んでいるようにみえますが……? 病気設定を逆に利用されるのでしょうか?
それとも……?
歌川ピロシキ様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
元家族。かなり、図々しかったですよね……。
そんな彼女たちは現在逃走中でして。逃げ切ったと思い、安心していますが……。まだ、終わりではないようですね。
とある人が、なにかを、仕掛けております……!
歌川ピロシキ様も、お体にお気をつけくださいませ。
るー様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
最初は明かすつもりはありませんでしたが、あんなことを言い始めましたので。ついに、正体を明らかにしましたね。
ルナの汚名。
本人としては捨てた過去なのですが、汚名が残り続けるのは思うところがありますよね。
もしかすると。いずれその点についても、進展があるかもしれません……!
ありゃーま(・∀・)
Vitch様。妄想次回予告を送ってくださり、ありがとうございます。
ライアンとフィリップ。このふたりはこちら(主人公)側の人間ですから、あの場にいてもおかしくはありませんよね。
三人はお屋敷から逃げ出していて、彼らふたりの行方は一切知りませんし。
その可能性は、充分にありうるのですが……。どうなのでしょうか……っ?
これから色々なことが、明らかになってまいります……!
退会済ユーザのコメントです
平沢美月様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。途中送信の件(続けていただいた感想、拝見しております)。
おっしゃる通りだと思います。
あんなことをしたのですから、そうするべきではありませんよね。やはりそういうところが、この三人なんですよね。
そちらもおっしゃる通りで、これまではそれでも通用していました。でも、ここは事務所の中。
それは、通用しません……!
Vitch様。妄想次回予告を送ってくださり、いつも本当にありがとうございます。
ライアン、フィリップ。この二人は10年前にルナの命を救ってくれた、とても重要な人たちですよね……!
あのような行動をしてくれた人たちですので、元家族には色々な感情を抱いていると思います。
ですので。
現在あの3人はあんなことになっておりますから、もしかすると……。今後どこかで、三人の前に登場しそうな予感も……?
Edyrose様。お手数をおかけしてしまい、申し訳ございません。
おっしゃる通りでして。そちらの部分は、テレーズではなくルナが正解でございます。
なぜかその辺りで、名前を逆に認識してしまっておりまして。書いている際もチェックをしている際も、気づかず間違った名前にしてしまっておりました。
繰り返しになりますが。お手間を取らせてしまい、まことに申し訳ございません。
蓮様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
不合格を告げられたら、食い下がる。しかもその方法が、妹。
許せないこと、ですよね。
しかも……。この人たちはこのあとも、感情を逆なでするようなことを繰り返すようです……。
退会済ユーザのコメントです
Vitch様。予想を送ってくださり、ありがとうございます。
不合格を言い渡された三人。しつこく食い下がるだろうと思ってはおりましたが、今度はこういったやり方をしてきました。
この言い分へのお返事は、色々なことが予想できますよね。
これから彼女は、どんな言葉を返し、どんな態度をとるのか? そちらは明日の投稿分で、明らかになります……!
ちなみに今日は7時40分に投稿させていただきましたが、明日からは再び50分の投稿予定となっております。
彼方向井様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
やって、しまいましたね。
結局なにも変わらず、さらにはあの頃よりもっと悪い状況になってしまった。
あそこで省みることができていれば違っていたのですが、そんなことをできるはずがなくて。彼女たちの日常は、崩壊、一変することとなってしまいました。
退会済ユーザのコメントです
平沢美月様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
相手にするのはいいけど、自分たちはいや。典型的な言動、ですよね。
あの三人はそうすることで、窮地から無事逃れられた、そう思っていると思います。
ですが、それは、大間違いなような気がいたします。
もうそろそろ、ですね。代償がやってくる、ような気も……?
櫻井ゆん様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
あのままで、悪びれないし後悔もしない。好き放題生きていく。
ならば、そうなるのは必然ですよね。
周りの状況は変わっても、自分たちは何も変わっていなかった。また、同じことをしてしまった。
しかも今回は、やっていることは同じですが……。その先にあるものは、違っているようです。
こすや様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
面接を受けに来た人は、とんでもない人たちでしたね。
あんな人たちがちゃんと仕事をできるとは思えませんし、彼女としてもわざわざ雇いたくはありませんよね。
ですのでやはり、結果はそういうことになりそうです。
ただ。そのあとに、なにかがあるようでして……?
Vitch様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
未遂とはいえ、あんなことをしておりますので。手配、されているはずですよね。
しかも今なら、あの出来事も言えるでしょうし。
三人としては……。かなり、まずい状況になってきております。
しかも。
この三人はまだ、目の前にいる人の正体を知りません……!
彼方向井様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
こちらは誰一人として、十年間で成長しておりませんでした。
悪い部分は、そのまま。
なら、そういったことが起きてしまいますよね。
元妹と、元家族3人。
正反対の人生を送り、正反対の現在を迎えております。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。