婚約者でマウントを取るのはやめなさい。幼馴染の忠告を無視した結果

『わたしはいずれ、侯爵夫人と商会頭夫人になるの。どう? 羨ましいでしょ?』
『貴方の婚約者は、わたしの婚約者の足元にも及ばないわね? ぷぷ』
 などなど。伯爵令嬢フロリアーヌは有力な侯爵令息と婚約したことにより、各所で婚約者マウントを取るようになっていました。

「フロリアーヌ。そんなことは今すぐやめて、該当者に謝罪を行いなさい」

 幼馴染であるアニーが親身になって注意をするも聞き入れはせず、それどころかそんなアニーを小馬鹿にして、フロリアーヌはマウントを取り続けてゆきました。
 その結果――

 フロリアーヌの日常は、まもなく一変することになるのでした。

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