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第27話 予想外のお誘い シャーリィ視点(1)
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「えっ!? 明日のパーティーに、私がですかっ!?」
いつも寝る前に行われる、お兄様とのお喋り。そちらが始まってすぐ、私はおもわず大きな声をあげてしまいました。
毎年一つめの事業立ち上げ日に開かれる、日頃取引などでお世話になっている方々をお招きしての大規模なパーティー。
お部屋に来てくださったお兄様は、そのパーティーに是非参加して欲しい、と仰られたのです。
「突然で悪い。早く伝えるとずっと緊張してしまうだろうと思って、前日に伝えるようにしたんだ」
そしてそんなお兄様は丁寧に頭を下げてくださり、そちらが終わるとすぐ、でした。「安心してくれ。シャリィが嫌な思いをすることはないから」と、私の中に不安が生まれないよう言葉を紡いでくださりました。
「当然周囲のシャリィの評判は頭に入っていて、そういう思いをしないよう仮面を用意する。『白いドレスを纏った謎の仮面美女』の参加はすでに招待客にも認知されているから、安心してくれ」
「そ、そうだったのですね……。すでにお兄様は、動かれてい――もしかして……っ。あの日あつらえてくださった、あの白いドレスは……。この日のための、ものだったのですか……?」
「正解。実を言うとそのパーティーへの招待は、シャリィを迎えに行く時から決めていたことなんだよ」
そちらも、全然気が付きませんでした……。
ブティックの方に――お兄様が『ドレス作りの匠』と感じられている方に、最高の素材でしっかりと時間をかけて作っていただけるように……。
そういった目的も込めてあの日あのお店を訪れて、採寸が行われていたみたいです……。
「明日はシャリィにとっても、大事な記念日になる日だからな。最高の形でその場に立っていられるように、用意をしていたんだよ」
「きんねんび、ですか……? そちらは、いったい……?」
あれこれ考えてみましたが、思い当たるものがありません。
大事な記念日になる日。どういった意味なのでしょう……?
いつも寝る前に行われる、お兄様とのお喋り。そちらが始まってすぐ、私はおもわず大きな声をあげてしまいました。
毎年一つめの事業立ち上げ日に開かれる、日頃取引などでお世話になっている方々をお招きしての大規模なパーティー。
お部屋に来てくださったお兄様は、そのパーティーに是非参加して欲しい、と仰られたのです。
「突然で悪い。早く伝えるとずっと緊張してしまうだろうと思って、前日に伝えるようにしたんだ」
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「当然周囲のシャリィの評判は頭に入っていて、そういう思いをしないよう仮面を用意する。『白いドレスを纏った謎の仮面美女』の参加はすでに招待客にも認知されているから、安心してくれ」
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そちらも、全然気が付きませんでした……。
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そういった目的も込めてあの日あのお店を訪れて、採寸が行われていたみたいです……。
「明日はシャリィにとっても、大事な記念日になる日だからな。最高の形でその場に立っていられるように、用意をしていたんだよ」
「きんねんび、ですか……? そちらは、いったい……?」
あれこれ考えてみましたが、思い当たるものがありません。
大事な記念日になる日。どういった意味なのでしょう……?
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