愛さえあれば他には何も要らない? 貴方の新しい婚約者は、そう思ってはいないみたいですよ?
※12月17日、本編が完結いたしました。明日18日より、番外編を投稿させていただきます。
真に愛すべき人と出逢い、興味がなくなった。そんな理由で私は一方的に、ロズオルヤ伯爵家のジル様から婚約を解消されました。
そうして私達の関係はなくなり、そのためウチが行っていたロズオルヤ家への金銭的な支援が止まることとなって――
「支援がなくなれば、現在のような裕福な暮らしが出来なくなってしまう――リリアンに愛想を尽かされると、考えたんだろう」
「確かにもう高価なものを贈れなくなってしまうが、問題はない。リリアンは俺からの愛さえあればいいと思ってくれている清らかな人なのだからな!」
――そうすればジル様はまるでウチが嫌がらせをしているかのように語り、私やお父様をたっぷり嗤って去られたのでした。
そう、なのですね。貴方様は、何もご存じないのですね。
ジル様が絶賛されているその方は、実は――
真に愛すべき人と出逢い、興味がなくなった。そんな理由で私は一方的に、ロズオルヤ伯爵家のジル様から婚約を解消されました。
そうして私達の関係はなくなり、そのためウチが行っていたロズオルヤ家への金銭的な支援が止まることとなって――
「支援がなくなれば、現在のような裕福な暮らしが出来なくなってしまう――リリアンに愛想を尽かされると、考えたんだろう」
「確かにもう高価なものを贈れなくなってしまうが、問題はない。リリアンは俺からの愛さえあればいいと思ってくれている清らかな人なのだからな!」
――そうすればジル様はまるでウチが嫌がらせをしているかのように語り、私やお父様をたっぷり嗤って去られたのでした。
そう、なのですね。貴方様は、何もご存じないのですね。
ジル様が絶賛されているその方は、実は――
あなたにおすすめの小説
あなたと妹がキモ……恐いので、婚約破棄でOKです。あ、あと慰謝料ください。
百谷シカ
恋愛
「妹が帰って来たので、今日はこれにて。また連絡するよ、ルイゾン」
「えっ? あ……」
婚約中のティボー伯爵令息マルク・バゼーヌが、結婚準備も兼ねた食事会を中座した。
理由は、出戻りした妹フェリシエンヌの涙の乱入。
それからというもの、まったく音沙汰ナシよ。
結婚予定日が迫り連絡してみたら、もう、最悪。
「君には良き姉としてフェリシエンヌを支えてほしい。婿探しを手伝ってくれ」
「お兄様のように素敵な方なんて、この世にいるわけがないわ」
「えっ? あ……ええっ!?」
私はシドニー伯爵令嬢ルイゾン・ジュアン。
婚約者とその妹の仲が良すぎて、若干の悪寒に震えている。
そして。
「あなたなんかにお兄様は渡さないわ!」
「無責任だな。妹の婿候補を連れて来られないなら、君との婚約は破棄させてもらう」
「あー……それで、結構です」
まったく、馬鹿にされたものだわ!
私はフェリシエンヌにあらぬ噂を流され、有責者として婚約を破棄された。
「お兄様を誘惑し、私を侮辱した罪は、すっごく重いんだからね!」
なんと、まさかの慰謝料請求される側。
困った私は、幼馴染のラモー伯爵令息リシャール・サヴァチエに助けを求めた。
彼は宮廷で執政官補佐を務めているから、法律に詳しいはず……
私の自慢の旦那様は、本当は私の事など見てくれない最低な男なのです。
coco
恋愛
優しくて美形で頭もよく稼ぎもあって…誰からも羨ましがられる自慢の旦那様。
そんな彼は、本当は私の事など見てくれない最低な男なのです─。
結婚式間近に発覚した隠し子の存在。裏切っただけでも問題なのに、何が悪いのか理解できないような人とは結婚できません!
田太 優
恋愛
結婚して幸せになれるはずだったのに婚約者には隠し子がいた。
しかもそのことを何ら悪いとは思っていない様子。
そんな人とは結婚できるはずもなく、婚約破棄するのも当然のこと。
妹は私から奪った気でいますが、墓穴を掘っただけでした。私は溺愛されました。どっちがバカかなぁ~?
百谷シカ
恋愛
「お姉様はバカよ! 女なら愛される努力をしなくちゃ♪」
妹のアラベラが私を高らかに嘲笑った。
私はカーニー伯爵令嬢ヒラリー・コンシダイン。
「殿方に口答えするなんて言語道断! ただ可愛く笑っていればいいの!!」
ぶりっ子の妹は、実はこんな女。
私は口答えを理由に婚約を破棄されて、妹が私の元婚約者と結婚する。
「本当は悔しいくせに! 素直に泣いたらぁ~?」
「いえ。そんなくだらない理由で乗り換える殿方なんて願い下げよ」
「はあっ!? そういうところが淑女失格なのよ? バーカ」
淑女失格の烙印を捺された私は、寄宿学校へとぶち込まれた。
そこで出会った哲学の教授アルジャノン・クロフト氏。
彼は婚約者に裏切られ学問一筋の人生を選んだドウェイン伯爵その人だった。
「ヒラリー……君こそが人生の答えだ!!」
「えっ?」
で、惚れられてしまったのですが。
その頃、既に転落し始めていた妹の噂が届く。
あー、ほら。言わんこっちゃない。
婚約破棄させたいですか? いやいや、私は愛されていますので、無理ですね。
百谷シカ
恋愛
私はリュシアン伯爵令嬢ヴィクトリヤ・ブリノヴァ。
半年前にエクトル伯爵令息ウスターシュ・マラチエと婚約した。
のだけど、ちょっと問題が……
「まあまあ、ヴィクトリヤ! 黄色のドレスなんて着るの!?」
「おかしいわよね、お母様!」
「黄色なんて駄目よ。ドレスはやっぱり菫色!」
「本当にこんな変わった方が婚約者なんて、ウスターシュもがっかりね!」
という具合に、めんどくさい家族が。
「本当にすまない、ヴィクトリヤ。君に迷惑はかけないように言うよ」
「よく、言い聞かせてね」
私たちは気が合うし、仲もいいんだけど……
「ウスターシュを洗脳したわね! 絶対に結婚はさせないわよ!!」
この婚約、どうなっちゃうの?
愛の誓いを破り私を捨て妹を選んだ婚約者…愛しかない彼女では、あなたには役不足でした。
coco
恋愛
愛すると誓った私を捨て、妹を選んだ婚約者。
私の分まで彼を愛するという妹。
そんな愛しかない彼女では、あなたには役不足でした─。
殿下に裏切られたことを感謝しています。だから妹と一緒に幸せになってください。なれるのであれば。
田太 優
恋愛
王子の誕生日パーティーは私を婚約者として正式に発表する場のはずだった。
しかし、事もあろうか王子は妹の嘘を信じて冤罪で私を断罪したのだ。
追い出された私は王家との関係を優先した親からも追い出される。
でも…面倒なことから解放され、私はやっと自分らしく生きられるようになった。
待ち合わせの時間になっても婚約者は迎えに来ませんでした。平民女性と駆け落ちしたですって!?
田太 優
恋愛
待ち合わせの時間になっても婚約者は迎えに来なかった。
そして知らされた衝撃の事実。
婚約者は駆け落ちしたのだ。
最初から意中の相手がいたから私は大切にされなかったのだろう。
その理由が判明して納得できた。
駆け落ちされたのだから婚約破棄して慰謝料を請求しないと。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
sarumoro様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
気に入っていただけて、本当にうれしいです……!
色々と問題のあった、彼。そんな人を待っていた未来は、こういったものでした。
この人にとってこの出来事は、とにかく苦痛でして。最悪の結末へと、たどり着いてしまいました。
マルクにとって女性と接触できない事が
一番の罰だったとは
なんともはや……この方は性欲が凄すぎたんですね😅
完結、(oᵕᴗᵕo)おつかれさまでした*⑅
🌷🌸🌷🌸
🌸🌷🌸🌷🌸
Λ🌷🌸🌷🌸🌷
( ˘ ᵕ ˘🌷🌸🌷
ヽ つ\ /
UU /🎀\
青空(サチマル)様。この頃は毎日ログインしていたのですが……。何かしらの拍子に通知を見落としてしまっており、申し訳ございませんでした。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
一番の罰、それはこういうものでした。こちらはこの人にとっては、なによりも大きな罰でして。
こういったことに、つながる羽目になってしまいました。
繰り返しになりますが。
1年以上見落としてしまっており、本当に、申し訳ございませんでした。
弓はあと様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
こちらこそ、読んでくださりありがとうございました。
マルクは……。命は無事でしたが、大変なことになってしまいましたね。
普通に暮らしていれば、幸せな人生を過ごせていたのですが。リリアンたちにも原因があるとはいえ、あんな風に多くの人生を滅茶苦茶にしてしまいましたので。
ある意味、もっともひどいこととなってしまいました。
太真様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
少しでもいいから会いたい。彼はそう叫んでいますが、そうですね……! 余計につらいことに、なってしまいそうです。
あんなことを繰り返していたら、こんなことになってしまって。
彼もまた、人生が大きく変わってしまいました。
るしあん様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
彼にとっては、最悪な、罰ですよね。
あの言葉通り、この環境は地獄となっておりまして。これは、王がかかわる処分ですので。
一生、ですね。こんな日常が、続いてしまうこととなりました。
セリ様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
マルク、ですが。どうやら彼は、四六時中こんなことを叫んでいるようですので。誰も、近づかないようです(笑)。
それに『ずっとここでこうさせる』というのが、王命ですので。
何かが起きることは、今後もないようでして。いつまでも、激しく後悔することになりました……!
アノマロカリス様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
確かに。それもいいですね(笑)。
会えると思って喜んでいたら、そんな生き物がやって来てしまって。
マルクは、口から魂が抜けだしてしまいそうな気がします。
太真様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
すでに、手が回っておりまして。あっさりと、とらえられることとなってしまいましたね。
そして、連行されてしまって。このあと……。
彼を待っているもの(こと)とは……。なんなのでしょうか……?
セリ様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
ある意味、見る目があったみたいです(笑)。
そのおかげで普通の女性が被害に遭うことは、なかったようですが。国としては、放っておけない問題ですので。
彼は、このあと……。
アノマロカリス様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
そしてお気遣いのお言葉、まことにありがとうございます。
こちらは今日も、かなり寒くなっておりまして。現在厚着と暖房が手放せなくなっています。
アノマロカリス様も、寒さにお気をつけくださいませ。
りょう様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
数回なら問題ないだろう(ごまかせるだろう)。そう思っていたようですが……。むり、ですよね。
そのためどんなに上手く理由付けしようとしても、無駄でして。密かに、動かれてしまっていて。
こうして、その時が、やってきてしまいました。
セリ様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
どうやら……。そのよう、ですね。
相手には、確信があるみたいですので。マルクはこれから、かなり、ですね。
困ったことに、なりそうです……!
りょう様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
彼はかなりのことを、何度も行ってきましたので。ついに、彼自身にもその時が訪れることとなりました。
今回も、自分勝手に振る舞っていたマルクですが……。
突然の来訪によって……?
こち様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
そう、ですね。
彼はかなりの期間、好き勝手に動いていましたので。何が起きても、同情の余地はないと思います。
こんな彼を待っているのは……。
ある種の、地獄のようでして。大変なことに、なってしまいそうです……!
歌川ピロシキ様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
はい。こちらでは、マルクのざまぁを描かせていただきます。
この人は罪が大きく、多い分……。受ける内容も、比例しているようでして。
マルクにとっては……。相当に、つらいことになりそうです。
kunoenokou様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
はい。リリアンの2人目の夫となった、あの人物。これから、彼に関するお話が進んでゆくことになります。
あのあとも、あんなことをしていた彼ですが……。
そろそろ、おしまい、の時がきたようです……!
アキ様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
すみません。
こちらは本編完結、という意味でつけておりまして。番外編が始まりましたので、連載中に戻させていただきました。
演出の都合により混乱をまねいてしまい、申し訳ございませんでした。
太真様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
もう一人の、かなり問題のある人。本日から少しの間、そんな彼についてのお話を投稿させていただきます。
これまでは、何かをする側、だったマルクですが。これからは、立場が逆転するようでして。
かなり大きなことが、彼を襲いそうです……!
弓はあと様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
はい。彼も、色々と問題がある人でしたので。番外編という形で、彼のその後を描かせていただきます。
この人はあの後も、かなりのことをやっていたようでして。
その結果……。大変な何かが、起きてしまいそうです。
太真様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
正反対なことに、なってしまいましたね。
2人とは対照的に、幸せしかない人生となっていて。だからそれを見た2人は、あんな風になってしまって。
これまでも、これからも。3人は、反対の道を歩んでゆくことになります。
アノマロカリス様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
こちらですが、申し訳ございません……っ。
彼女の方のエピローグは、本日、投稿させていただきました。
こうして本編は終わりとなりまして。明日からはマルクのざまぁを描く番外編を、投稿させていただきます……っ。
歌川ピロシキ様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
あの時、色々なことがありましたが。その直後に、よい出会いがあったようでして。オデットは二人とは、正反対の時間を過ごしていたようです。
これから彼らは、それを目の当たりにすることになってしまって。
その結果……?
太真様。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
はい……! その時間が、やってきてしまうようです。
すでにさんざん、ダメージを受けてしまっていますが。
こうして偶然、たまたま訪れた場所で……。大変なことに、なりそうです……!
歌川ピロシキ様。お返事が遅くなってしまい、申し訳ございません。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
そう、ですね……。彼らは、そのようです。
いつまでも、ずっと。悪いのはあっち、相手のせいでして。
そんな風では、生活がよくなるはずもなく。
どんどんと、悪化してしまいそうです。
太真様。お返事が遅くなってしまったこと、お許しくださいませ。わざわざ感想をくださり、ありがとうございます。
二人とも、元気はあるんですよね……。
おっしゃる通りでして、そのエネルギーをほかの形で使えば、なのですが……。そんな考えは(そんなつもりは)、残念ながらまったくないようですので。
さらに……。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。