185 / 193
第185話 美紅と探索者省との話し合い・前編
しおりを挟む
智美と別れ一人で朝食を食べた後は、世那と私が不在の間のクランを任せている夕風と打ち合わせをする。夕風にクランマスター室に来てもらった。
「この機械の使用を昨日の会議に参加した者に許可した。夕風に管理を任せると皆には言ってあるから、順位を調べる時に立ち会いチェックをおこなってくれ。決して他の人に順位の情報が洩れないように気をつけておいてほしい」
「分かりました。しかし、朝の探索前の連絡事項の確認時と、探索後の結果報告時には手が空きませんから、順位を調べる時の時間を決めてもらわないと対応できそうにありません」
「そうだな、夕風には負担ばかりかけているな。どの時間に設定すれば良いだろうか?」
「夜の八時から十時の間であれば、その日の報告のまとめをする時間ですからちょうど良いです。クランの休息日には使用出来ないようにしていただくとありがたいです」
「分かった。その時間限定で調べることが出来るように話しておこう」
かなり夕風に負担をかけているのは分かっているが、完全に信頼出来るスタッフとなるとそうそういないものだ。クランの大事な情報は、夕風以外のスタッフには今のところ知らせることは出来ないと思っている。
「今日の探索者省との話し合いでは、夕風には私の隣で【嘘看破】のスキルを使い、即座に知らせてもらいたい」
「探索者省の人が嘘をつくんですか?何についての話し合いなのでしょうか?」
「おそらくは住之江ダンジョンに関してだと思うが、こちらとしては《花鳥風月》のダンジョンへの立入禁止の措置がどうなっているのかも気になる。それとSランクダンジョンから魔物がいつ溢れるかも知りたい情報だ。その辺りの話になったときに夕風のスキルで探索者省が嘘をついているか教えてほしいと思っている」
「分かりました。私がいつも担当しているお茶汲み等はどうしましょうか?」
「夕風が一番信頼しているスタッフは誰なんだ?」
「初音先輩です。宮園初音先輩のことは、私に一から仕事を教えていただいた時からずっと信頼しています。私だけでなく、皆からも厚く信頼されている先輩です」
「初音か?なるほど。では、初音をここに呼んで来てくれないか」
初音を交えて打ち合わせをおこなったが、実際にどういう話し合いになるのかは蓋を開けてみないと分からないとは思っていた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
午後二時ちょうどに応接室に入った。探索者省からは二名来ているが、その内の一人は前回の自衛隊を交えての話し合に来ていた藤林という者だった。もう一人の名刺を見ると安達さんという方で、藤林より偉い人のようだ。さて、何を言ってくるのだろうか。
「早速ですが、今日は何の為に来られたのでしょうか?福岡にも人を送って来たようですが、行動を監視されているようで気持ちのいいものではないな。今後は止めていただきたい」
「監視する等、そういうつもりはありませんでした。ご不快にさせて申し訳ありません。ただ探索者省といたしまして、《Black-Red ワルキューレ》様には住之江のAランクダンジョンでの探索を再開していただければと思い、福岡ダンジョンに伺わせていただきました。今日伺わせていただいたのも同じです。どうか住之江ダンジョンを再び探索してください、お願いします」
「私達がどのダンジョンを探索しても自由な筈だが、それに住之江は自衛隊に探索をお願いした方が良いんじゃないかな。藤林さんは前回もこちらへ来られたから、その辺のことはご存知の筈だと思いますが」
藤林は苦虫をかみつぶしたような表情をしている。ここに来たのは渋々といった感じだな。
「そんなに嫌な顔をされてまで話し合うことはないな。どうぞお帰りください。私も暇な人間ではないのでね」
「いや、そんなことはないです。藤林、嫌な顔をしていたのか?」
「いいえ、とんでもないです。元々からこんな顔ですので、不快にさせてしまったのなら申し訳ありません」
「今の言葉は嘘だな。正直に話をしてもらわないと、こちらとしても困るんだがな。もう一度言うが、住之江は私達にではなく、自衛隊に探索をお願いした方が良いと思う。理由は藤林さんが知っている通りだ」
「いや、自衛隊は二カ所のSランクダンジョンで手一杯です。とても他のダンジョンを攻略するのは無理だと言われました」
夕風からの合図がないので、安達さんは本当の事を言っているようだな。
「おかしいな。この前藤林さんと来られた自衛隊員は、Aランクダンジョンを遊びながら探索出来ると言っていたのだが………確かそう言ってましたよね、藤林さん」
「いや、そうは言ってなかったです。《花鳥風月》のクランマスターに、Sランクダンジョンの探索は無理だと言っていたと記憶しています」
「では、前回言ってた《花鳥風月》さんをダンジョンに入らせないようにするという話はどうなったんだ。もしも本当に立入禁止にするなら理由は何なんだ?同じ探索者として、いきなりそんなことをされると困るから聞いておきたい。正当な理由無しに立入禁止を言い渡すなら、《Black-Red ワルキューレ》と《東京騎士団》は海外で活動しようと話し合っているんだ。もう決定しているのだろう、《花鳥風月》さんはどうなるんだ?」
さて、どんな回答をして来るだろうか。
「この機械の使用を昨日の会議に参加した者に許可した。夕風に管理を任せると皆には言ってあるから、順位を調べる時に立ち会いチェックをおこなってくれ。決して他の人に順位の情報が洩れないように気をつけておいてほしい」
「分かりました。しかし、朝の探索前の連絡事項の確認時と、探索後の結果報告時には手が空きませんから、順位を調べる時の時間を決めてもらわないと対応できそうにありません」
「そうだな、夕風には負担ばかりかけているな。どの時間に設定すれば良いだろうか?」
「夜の八時から十時の間であれば、その日の報告のまとめをする時間ですからちょうど良いです。クランの休息日には使用出来ないようにしていただくとありがたいです」
「分かった。その時間限定で調べることが出来るように話しておこう」
かなり夕風に負担をかけているのは分かっているが、完全に信頼出来るスタッフとなるとそうそういないものだ。クランの大事な情報は、夕風以外のスタッフには今のところ知らせることは出来ないと思っている。
「今日の探索者省との話し合いでは、夕風には私の隣で【嘘看破】のスキルを使い、即座に知らせてもらいたい」
「探索者省の人が嘘をつくんですか?何についての話し合いなのでしょうか?」
「おそらくは住之江ダンジョンに関してだと思うが、こちらとしては《花鳥風月》のダンジョンへの立入禁止の措置がどうなっているのかも気になる。それとSランクダンジョンから魔物がいつ溢れるかも知りたい情報だ。その辺りの話になったときに夕風のスキルで探索者省が嘘をついているか教えてほしいと思っている」
「分かりました。私がいつも担当しているお茶汲み等はどうしましょうか?」
「夕風が一番信頼しているスタッフは誰なんだ?」
「初音先輩です。宮園初音先輩のことは、私に一から仕事を教えていただいた時からずっと信頼しています。私だけでなく、皆からも厚く信頼されている先輩です」
「初音か?なるほど。では、初音をここに呼んで来てくれないか」
初音を交えて打ち合わせをおこなったが、実際にどういう話し合いになるのかは蓋を開けてみないと分からないとは思っていた。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
午後二時ちょうどに応接室に入った。探索者省からは二名来ているが、その内の一人は前回の自衛隊を交えての話し合に来ていた藤林という者だった。もう一人の名刺を見ると安達さんという方で、藤林より偉い人のようだ。さて、何を言ってくるのだろうか。
「早速ですが、今日は何の為に来られたのでしょうか?福岡にも人を送って来たようですが、行動を監視されているようで気持ちのいいものではないな。今後は止めていただきたい」
「監視する等、そういうつもりはありませんでした。ご不快にさせて申し訳ありません。ただ探索者省といたしまして、《Black-Red ワルキューレ》様には住之江のAランクダンジョンでの探索を再開していただければと思い、福岡ダンジョンに伺わせていただきました。今日伺わせていただいたのも同じです。どうか住之江ダンジョンを再び探索してください、お願いします」
「私達がどのダンジョンを探索しても自由な筈だが、それに住之江は自衛隊に探索をお願いした方が良いんじゃないかな。藤林さんは前回もこちらへ来られたから、その辺のことはご存知の筈だと思いますが」
藤林は苦虫をかみつぶしたような表情をしている。ここに来たのは渋々といった感じだな。
「そんなに嫌な顔をされてまで話し合うことはないな。どうぞお帰りください。私も暇な人間ではないのでね」
「いや、そんなことはないです。藤林、嫌な顔をしていたのか?」
「いいえ、とんでもないです。元々からこんな顔ですので、不快にさせてしまったのなら申し訳ありません」
「今の言葉は嘘だな。正直に話をしてもらわないと、こちらとしても困るんだがな。もう一度言うが、住之江は私達にではなく、自衛隊に探索をお願いした方が良いと思う。理由は藤林さんが知っている通りだ」
「いや、自衛隊は二カ所のSランクダンジョンで手一杯です。とても他のダンジョンを攻略するのは無理だと言われました」
夕風からの合図がないので、安達さんは本当の事を言っているようだな。
「おかしいな。この前藤林さんと来られた自衛隊員は、Aランクダンジョンを遊びながら探索出来ると言っていたのだが………確かそう言ってましたよね、藤林さん」
「いや、そうは言ってなかったです。《花鳥風月》のクランマスターに、Sランクダンジョンの探索は無理だと言っていたと記憶しています」
「では、前回言ってた《花鳥風月》さんをダンジョンに入らせないようにするという話はどうなったんだ。もしも本当に立入禁止にするなら理由は何なんだ?同じ探索者として、いきなりそんなことをされると困るから聞いておきたい。正当な理由無しに立入禁止を言い渡すなら、《Black-Red ワルキューレ》と《東京騎士団》は海外で活動しようと話し合っているんだ。もう決定しているのだろう、《花鳥風月》さんはどうなるんだ?」
さて、どんな回答をして来るだろうか。
11
お気に入りに追加
463
あなたにおすすめの小説
お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。
勇者としての役割、与えられた力。
クラスメイトに協力的なお姫様。
しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。
突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。
そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。
なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ!
──王城ごと。
王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された!
そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。
何故元の世界に帰ってきてしまったのか?
そして何故か使えない魔法。
どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。
それを他所に内心あわてている生徒が一人。
それこそが磯貝章だった。
「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」
目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。
幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。
もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。
そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。
当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。
日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。
「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」
──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。
序章まで一挙公開。
翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。
序章 異世界転移【9/2〜】
一章 異世界クラセリア【9/3〜】
二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】
三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】
四章 新生活は異世界で【9/10〜】
五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】
六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】
七章 探索! 並行世界【9/19〜】
95部で第一部完とさせて貰ってます。
※9/24日まで毎日投稿されます。
※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。
おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。
勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。
ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。
クラス転移で神様に?
空見 大
ファンタジー
集団転移に巻き込まれ、クラスごと異世界へと転移することになった主人公晴人はこれといって特徴のない平均的な学生であった。
異世界の神から能力獲得について詳しく教えられる中で、晴人は自らの能力欄獲得可能欄に他人とは違う機能があることに気が付く。
そこに隠されていた能力は龍神から始まり魔神、邪神、妖精神、鍛冶神、盗神の六つの神の称号といくつかの特殊な能力。
異世界での安泰を確かなものとして受け入れ転移を待つ晴人であったが、神の能力を手に入れたことが原因なのか転移魔法の不発によりあろうことか異世界へと転生してしまうこととなる。
龍人の母親と英雄の父、これ以上ない程に恵まれた環境で新たな生を得た晴人は新たな名前をエルピスとしてこの世界を生きていくのだった。
現在設定調整中につき最新話更新遅れます2022/09/11~2022/09/17まで予定
転生鍛冶師は異世界で幸せを掴みます! 〜物作りチートで楽々異世界生活〜
かむら
ファンタジー
剣持匠真は生来の不幸体質により、地球で命を落としてしまった。
その後、その不幸体質が神様によるミスだったことを告げられ、それの詫びも含めて匠真は異世界へと転生することとなった。
思ったよりも有能な能力ももらい、様々な人と出会い、匠真は今度こそ幸せになるために異世界での暮らしを始めるのであった。
☆ゆるゆると話が進んでいきます。
主人公サイドの登場人物が死んだりなどの大きなシリアス展開はないのでご安心を。
※感想などの応援はいつでもウェルカムです!
いいねやエール機能での応援もめちゃくちゃ助かります!
逆に否定的な意見などはわざわざ送ったりするのは控えてください。
誤字報告もなるべくやさしーく教えてくださると助かります!
#80くらいまでは執筆済みなので、その辺りまでは毎日投稿。
異世界で美少女『攻略』スキルでハーレム目指します。嫁のために命懸けてたらいつの間にか最強に!?雷撃魔法と聖剣で俺TUEEEもできて最高です。
真心糸
ファンタジー
☆カクヨムにて、200万PV、ブクマ6500達成!☆
【あらすじ】
どこにでもいるサラリーマンの主人公は、突如光り出した自宅のPCから異世界に転生することになる。
神様は言った。
「あなたはこれから別の世界に転生します。キャラクター設定を行ってください」
現世になんの未練もない主人公は、その状況をすんなり受け入れ、神様らしき人物の指示に従うことにした。
神様曰く、好きな外見を設定して、有効なポイントの範囲内でチートスキルを授けてくれるとのことだ。
それはいい。じゃあ、理想のイケメンになって、美少女ハーレムが作れるようなスキルを取得しよう。
あと、できれば俺TUEEEもしたいなぁ。
そう考えた主人公は、欲望のままにキャラ設定を行った。
そして彼は、剣と魔法がある異世界に「ライ・ミカヅチ」として転生することになる。
ライが取得したチートスキルのうち、最も興味深いのは『攻略』というスキルだ。
この攻略スキルは、好みの美少女を全世界から検索できるのはもちろんのこと、その子の好感度が上がるようなイベントを予見してアドバイスまでしてくれるという優れモノらしい。
さっそく攻略スキルを使ってみると、前世では見たことないような美少女に出会うことができ、このタイミングでこんなセリフを囁くと好感度が上がるよ、なんてアドバイスまでしてくれた。
そして、その通りに行動すると、めちゃくちゃモテたのだ。
チートスキルの効果を実感したライは、冒険者となって俺TUEEEを楽しみながら、理想のハーレムを作ることを人生の目標に決める。
しかし、出会う美少女たちは皆、なにかしらの逆境に苦しんでいて、ライはそんな彼女たちに全力で救いの手を差し伸べる。
もちろん、攻略スキルを使って。
もちろん、救ったあとはハーレムに入ってもらう。
下心全開なのに、正義感があって、熱い心を持つ男ライ・ミカヅチ。
これは、そんな主人公が、異世界を全力で生き抜き、たくさんの美少女を助ける物語。
【他サイトでの掲載状況】
本作は、カクヨム様、小説家になろう様でも掲載しています。
何もしてないなんて言われてクビになった 【強化スキル】は何もしていないように見えるから仕方ないけどさ……
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕はヒューイ
強化スキルを持つ僕は、チーム【インヴィンシブルランス】の回復兼支援役をやっていた
何もしていないように見える僕にリーダーのスカイはクビを言い渡してくる
ろくに分け前も渡してこないくせにこの言い草
さすがの僕も堪忍袋の緒が切れた。こんなチーム、こっちから辞めてやる
そんな僕の冒険者生活、うまくいくかな~……
ーーーー
どうも寄っていただきありがとうございます
カムイイムカです
楽しんでいただければ幸いです^^
おおぅ、神よ……ここからってマジですか?
夢限
ファンタジー
俺こと高良雄星は39歳の一見すると普通の日本人だったが、実際は違った。
人見知りやトラウマなどが原因で、友人も恋人もいない、孤独だった。
そんな俺は、突如病に倒れ死亡。
次に気が付いたときそこには神様がいた。
どうやら、異世界転生ができるらしい。
よーし、今度こそまっとうに生きてやるぞー。
……なんて、思っていた時が、ありました。
なんで、奴隷スタートなんだよ。
最底辺過ぎる。
そんな俺の新たな人生が始まったわけだが、問題があった。
それは、新たな俺には名前がない。
そこで、知っている人に聞きに行ったり、復讐したり。
それから、旅に出て生涯の友と出会い、恩を返したりと。
まぁ、いろいろやってみようと思う。
これは、そんな俺の新たな人生の物語だ。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる