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第63話
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―――――夢中で走った。
私のせいで、ヘンリーが傷ついた。
自ら、自分を傷つけた。
その事実が、苦しかった。
走って、走って、走って・・・
気が付けば、寮の玄関に辿り着いた。
肩で息していたのを整え、何度か深呼吸して、しっかりとした足取りで自分の部屋に向かう。
大丈夫、ヘンリーはちゃんと寝てる。
自分の部屋で、ちゃんと寝てる。
だって、約束したもの。
すぐに直すって言ってた。
ヘンリーは嘘つかない。
大丈夫。
大丈夫。
そう、自分に言い聞かせながら玄関から自分の部屋までの距離を歩いた。
黒魔法って、無かったことにできるのかな?
ヘンリーが苦しむのを、すぐにでも治せるのかな?それに、今、フィンセントはどうしてる?
流石に、傷つけているとは思わないけど、ヘンリーがあんなに苦しんでいるって事は、フィンセントも相当な事になっているのかもしれない。
もし、そうだとしたら・・・ヘンリーの恋人として、ヘンリーの主として、ちゃんと謝らなきゃいけない。ヘンリーのしたことに対する、責任を負わなければならない。
この国の王子を傷つけた。体ではなく、心を傷つけたかもしれない。誰かに、確認してもらうことはできないのかもだけど、傷付けたのは事実だ。失恋なら、仕方ないと思う。自分の思い通りにはならない事は絶対あるから。でも、勝手にその記憶を取るのは・・・違う気もする。それを、フィンセント自身が望んでいるなら分かるけど。
でも、ヘンリーは、人としてしてはいけない事の一線を越えてしまったかもしれない。
だから、ちゃんと話さないと。全部聞かないと。・・・諦めてもらう為とはいえ、記憶を奪うなんて、やりすぎとしか言えない。
自分のやるべきこと、確認するべきことなどをぽつりぽつりと考えながら、ヘンリーの部屋の前に立つ。
すー・・・はー・・・
一度、深呼吸をして
ノックしようとした時。
ガタ、ガタン
と部屋の中で大きな物音がして、思わず扉を開けた。
「ヘンリー?大丈・・・夫?・・・・・・・・・え?」
その時、私の目に入ってきたのは・・・・・・・・・・・
ヘンリーが、何故かアーノルドに組み敷かれている所だった。
2人は、ドアが開いた気配でこちらを向いた。私は、ベッドの上にいる2人を見て、驚いて言葉を失っていると、アーノルドが慌ててヘンリーの上から降りた。
「し、失礼しましたぁ~・・・・」
訳が分からず、でも、なんだか見てはいけないものを見たような気がして、開けた扉をそのまま閉める。
当然、ヘンリーとは目を合わせられなかった。
(え?ええ???なに?どういうこと???なんでアーノルドがココに??って言うか、なんで押し倒されちゃってるの?普通さ?え??浮気?コレって、浮気現場って事???え?ドユコト???)
一方的なのか、そうでないのか・・・あの状況はあまりわからない。
でも、確かに言えること。ヘンリーさ、昨日の夜も・・・・・
「・・・・結構夜中まで数時間単位でヤリまくってたよね???」
私と。え?ヘンリーの性機能どうなってるの?あれで、ヤリ足りないって事???
それって、どれだけ絶倫なの???っていうか、熱がありそうな顔だったよね?
具合、悪いんだよね???いや、逆(?)にエッチした過ぎての赤面???え????え????
ガチャ。
「裕美、帰って来たんですか。」
「え、あ・・・・え、っと・・・」
ものすごく嬉しそうに、でもどこか、いつもよりもポヤポヤしている感じで、やはり具合が悪そう。
でも、何て答えればいいのかわからなくて、アーノルドは?とか、さっきのはどういう状況?とか聞きたいことは山ほどあるのに言葉にな無くて挙動不審になってしまう。
「あぁ、会いたかった・・・・。」
狼狽えている私はよそに、ヘンリーは甘い言葉を吐きながら、ぴったりと隙間なく抱きしめてきた。
そして、想像以上に・・・体が物凄く熱かった。やっぱり、熱かった。
「え、ちょっと!だめ、脱がそうとしないで!そんな熱で、しちゃだめ!死んじゃう!」
するすると、手際よく制服を脱がせにかかるヘンリーの手を抑える。
そもそも、アーノルドはどうしたのか。そこにいるんじゃないのか。
「熱を吐き出すのが一番効くんです。お願い、一度だけ、一度だけでいいから・・・・」
「あ、んぅ、だ、めぇ!あ、たし、ヘンリーに聞かなきゃいけないことがぁ・・・ってか、お兄様が・・・っ!」
ヘンリーの部屋に連れ込まれて、ベッドに押し倒され、首元に何度もキスをされる。両手は頭の上で固定され、今にも胸がはだけてしまいそうなほど性急に服を脱がそうとしている。
え!?ってか、アーノルドがいない!?なんで!?見間違いだったとか・・・??
「アーノルド様には、帰っていただきました。後で、終わったら、全部答えますから・・・もう、我慢できないんです、お願い、です・・・っ」
必死に首元に口づけられ、ぞわぞわとした快感が体を駆け巡っていく。
こんな必死で余裕のないヘンリーは初めてで、これも魔法の影響なのかと考えた。
それでも、いまするのは絶対に得策じゃない。うん、そう。するべき時じゃない。
ヘンリーがまた、キスをするために顔を近づけてきたのを見計らって・・・・・・
「やだ・・・っでば!!!!!」
思いっきり頭突きした。
顎にクリーンヒットし、手の力が緩んだ隙に、ベッドから降りる。
そして・・・・
「ちゃんと話してから!!!!あと、寝て、体の調子を整えてから!!それが出来ないなら、ヘンリーとは終わりよ!!!浮気者!!!」
これでもかと大きい声でそう叫ぶと、ヘンリーは呆然とこちらを見て、やっと、大人しくなった。
*****
「へ・・・・ん・・・・りー―――・・・・・!!!!!」
アーノルドが、何故か息を切らしてバンっとドアが壊れてしまうんではないかというほど強く開けて、ズンズンとやっと一人でベッドに入ったヘンリーに近づいてきた。
「お、お兄様!ヘンリーは今、具合が悪くて・・・!」
鬼の形相で怒っているアーノルドとヘンリーの間に割って入って、止めようとした。
「そんなことはどうでもいい!!!それよりも、早く!!殿下の居場所を吐かないか!!!」
「・・・だから、私が最後に見たのは、山の別荘です。リリアーナ様と帰ってきた後の事なんか知りません。」
心底面倒くさそうに答えるヘンリーに、今にも血管がちぎれるんじゃないかというほど顔を真っ赤にしたアーノルドが食らいつく。
「しかし!!別荘を捜索しても誰もいないと報告があった!!!お前、万が一、殿下に何かあったとしたら真っ先に疑われるのはリリアーナとお前なんだぞ!?わかっているのか!?」
「そんな事を言っても、殿下が客間で寝ているのを確認してから、こちらに戻ってきましたから、その後に何かあっても私たちは何も知らないですし、いくら怒鳴られたとしてもわからないものはわからないんですよ。」
「・・・・・・・・お前、本当にただ、殿下が寝ていたのを確認しただけか?」
「はい。それ以上でも、それ以下もありませんでした。」
え?なに??フィンセントが居なくなった???
しかも、最後に目撃したのが私と、ヘンリーで、ヘンリーがフィンセントに危害を加えた・・・って疑われてるって事!?!?
「ち、ちがうよ!!??ヘンリーは、私の事を助けに来てくれて!!何もしてないよ!!フィンセントには、本当に何もしてない!!」
アーノルドとヘンリーの会話の間から、私がそう叫ぶと、アーノルドがこちらを見た。
「昨日、婚約のアノ話を断りに行って、私が薬を飲まされて・・・別荘に連れてかれたの。それで、ヘンリーが助けに来てくれただけで、ヘンリーは悪い事なんか何もしてないですよ!」
アーノルドに、昨日会ったことをかいつまんで話すと、アーノルドが大きなため息を吐いた。
「お、お兄様・・・?」
「・・・・・わかった。とにかく、今、お前たちはとても悪い状況だ。なんとしても殿下を探し出さないと、罪人になって、殿下を害した罪で処刑させるかもしれないくらいにな。」
「え・・・。」
「はぁ~・・・。とにかく、殿下を探す。見つかるまでは、大人しく自分の部屋の中に居なさい。わかったな?」
ポンポンと大きな手で頭を撫でられた。
アーノルドは、まだ、ヘンリーを疑っているのか、ヘンリーを睨んでから、部屋から出て行った。
私のせいで、ヘンリーが傷ついた。
自ら、自分を傷つけた。
その事実が、苦しかった。
走って、走って、走って・・・
気が付けば、寮の玄関に辿り着いた。
肩で息していたのを整え、何度か深呼吸して、しっかりとした足取りで自分の部屋に向かう。
大丈夫、ヘンリーはちゃんと寝てる。
自分の部屋で、ちゃんと寝てる。
だって、約束したもの。
すぐに直すって言ってた。
ヘンリーは嘘つかない。
大丈夫。
大丈夫。
そう、自分に言い聞かせながら玄関から自分の部屋までの距離を歩いた。
黒魔法って、無かったことにできるのかな?
ヘンリーが苦しむのを、すぐにでも治せるのかな?それに、今、フィンセントはどうしてる?
流石に、傷つけているとは思わないけど、ヘンリーがあんなに苦しんでいるって事は、フィンセントも相当な事になっているのかもしれない。
もし、そうだとしたら・・・ヘンリーの恋人として、ヘンリーの主として、ちゃんと謝らなきゃいけない。ヘンリーのしたことに対する、責任を負わなければならない。
この国の王子を傷つけた。体ではなく、心を傷つけたかもしれない。誰かに、確認してもらうことはできないのかもだけど、傷付けたのは事実だ。失恋なら、仕方ないと思う。自分の思い通りにはならない事は絶対あるから。でも、勝手にその記憶を取るのは・・・違う気もする。それを、フィンセント自身が望んでいるなら分かるけど。
でも、ヘンリーは、人としてしてはいけない事の一線を越えてしまったかもしれない。
だから、ちゃんと話さないと。全部聞かないと。・・・諦めてもらう為とはいえ、記憶を奪うなんて、やりすぎとしか言えない。
自分のやるべきこと、確認するべきことなどをぽつりぽつりと考えながら、ヘンリーの部屋の前に立つ。
すー・・・はー・・・
一度、深呼吸をして
ノックしようとした時。
ガタ、ガタン
と部屋の中で大きな物音がして、思わず扉を開けた。
「ヘンリー?大丈・・・夫?・・・・・・・・・え?」
その時、私の目に入ってきたのは・・・・・・・・・・・
ヘンリーが、何故かアーノルドに組み敷かれている所だった。
2人は、ドアが開いた気配でこちらを向いた。私は、ベッドの上にいる2人を見て、驚いて言葉を失っていると、アーノルドが慌ててヘンリーの上から降りた。
「し、失礼しましたぁ~・・・・」
訳が分からず、でも、なんだか見てはいけないものを見たような気がして、開けた扉をそのまま閉める。
当然、ヘンリーとは目を合わせられなかった。
(え?ええ???なに?どういうこと???なんでアーノルドがココに??って言うか、なんで押し倒されちゃってるの?普通さ?え??浮気?コレって、浮気現場って事???え?ドユコト???)
一方的なのか、そうでないのか・・・あの状況はあまりわからない。
でも、確かに言えること。ヘンリーさ、昨日の夜も・・・・・
「・・・・結構夜中まで数時間単位でヤリまくってたよね???」
私と。え?ヘンリーの性機能どうなってるの?あれで、ヤリ足りないって事???
それって、どれだけ絶倫なの???っていうか、熱がありそうな顔だったよね?
具合、悪いんだよね???いや、逆(?)にエッチした過ぎての赤面???え????え????
ガチャ。
「裕美、帰って来たんですか。」
「え、あ・・・・え、っと・・・」
ものすごく嬉しそうに、でもどこか、いつもよりもポヤポヤしている感じで、やはり具合が悪そう。
でも、何て答えればいいのかわからなくて、アーノルドは?とか、さっきのはどういう状況?とか聞きたいことは山ほどあるのに言葉にな無くて挙動不審になってしまう。
「あぁ、会いたかった・・・・。」
狼狽えている私はよそに、ヘンリーは甘い言葉を吐きながら、ぴったりと隙間なく抱きしめてきた。
そして、想像以上に・・・体が物凄く熱かった。やっぱり、熱かった。
「え、ちょっと!だめ、脱がそうとしないで!そんな熱で、しちゃだめ!死んじゃう!」
するすると、手際よく制服を脱がせにかかるヘンリーの手を抑える。
そもそも、アーノルドはどうしたのか。そこにいるんじゃないのか。
「熱を吐き出すのが一番効くんです。お願い、一度だけ、一度だけでいいから・・・・」
「あ、んぅ、だ、めぇ!あ、たし、ヘンリーに聞かなきゃいけないことがぁ・・・ってか、お兄様が・・・っ!」
ヘンリーの部屋に連れ込まれて、ベッドに押し倒され、首元に何度もキスをされる。両手は頭の上で固定され、今にも胸がはだけてしまいそうなほど性急に服を脱がそうとしている。
え!?ってか、アーノルドがいない!?なんで!?見間違いだったとか・・・??
「アーノルド様には、帰っていただきました。後で、終わったら、全部答えますから・・・もう、我慢できないんです、お願い、です・・・っ」
必死に首元に口づけられ、ぞわぞわとした快感が体を駆け巡っていく。
こんな必死で余裕のないヘンリーは初めてで、これも魔法の影響なのかと考えた。
それでも、いまするのは絶対に得策じゃない。うん、そう。するべき時じゃない。
ヘンリーがまた、キスをするために顔を近づけてきたのを見計らって・・・・・・
「やだ・・・っでば!!!!!」
思いっきり頭突きした。
顎にクリーンヒットし、手の力が緩んだ隙に、ベッドから降りる。
そして・・・・
「ちゃんと話してから!!!!あと、寝て、体の調子を整えてから!!それが出来ないなら、ヘンリーとは終わりよ!!!浮気者!!!」
これでもかと大きい声でそう叫ぶと、ヘンリーは呆然とこちらを見て、やっと、大人しくなった。
*****
「へ・・・・ん・・・・りー―――・・・・・!!!!!」
アーノルドが、何故か息を切らしてバンっとドアが壊れてしまうんではないかというほど強く開けて、ズンズンとやっと一人でベッドに入ったヘンリーに近づいてきた。
「お、お兄様!ヘンリーは今、具合が悪くて・・・!」
鬼の形相で怒っているアーノルドとヘンリーの間に割って入って、止めようとした。
「そんなことはどうでもいい!!!それよりも、早く!!殿下の居場所を吐かないか!!!」
「・・・だから、私が最後に見たのは、山の別荘です。リリアーナ様と帰ってきた後の事なんか知りません。」
心底面倒くさそうに答えるヘンリーに、今にも血管がちぎれるんじゃないかというほど顔を真っ赤にしたアーノルドが食らいつく。
「しかし!!別荘を捜索しても誰もいないと報告があった!!!お前、万が一、殿下に何かあったとしたら真っ先に疑われるのはリリアーナとお前なんだぞ!?わかっているのか!?」
「そんな事を言っても、殿下が客間で寝ているのを確認してから、こちらに戻ってきましたから、その後に何かあっても私たちは何も知らないですし、いくら怒鳴られたとしてもわからないものはわからないんですよ。」
「・・・・・・・・お前、本当にただ、殿下が寝ていたのを確認しただけか?」
「はい。それ以上でも、それ以下もありませんでした。」
え?なに??フィンセントが居なくなった???
しかも、最後に目撃したのが私と、ヘンリーで、ヘンリーがフィンセントに危害を加えた・・・って疑われてるって事!?!?
「ち、ちがうよ!!??ヘンリーは、私の事を助けに来てくれて!!何もしてないよ!!フィンセントには、本当に何もしてない!!」
アーノルドとヘンリーの会話の間から、私がそう叫ぶと、アーノルドがこちらを見た。
「昨日、婚約のアノ話を断りに行って、私が薬を飲まされて・・・別荘に連れてかれたの。それで、ヘンリーが助けに来てくれただけで、ヘンリーは悪い事なんか何もしてないですよ!」
アーノルドに、昨日会ったことをかいつまんで話すと、アーノルドが大きなため息を吐いた。
「お、お兄様・・・?」
「・・・・・わかった。とにかく、今、お前たちはとても悪い状況だ。なんとしても殿下を探し出さないと、罪人になって、殿下を害した罪で処刑させるかもしれないくらいにな。」
「え・・・。」
「はぁ~・・・。とにかく、殿下を探す。見つかるまでは、大人しく自分の部屋の中に居なさい。わかったな?」
ポンポンと大きな手で頭を撫でられた。
アーノルドは、まだ、ヘンリーを疑っているのか、ヘンリーを睨んでから、部屋から出て行った。
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