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 第一話 借金漬けの貧乏人は、戦場を駆け抜ける英雄となる。なった!

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  俺の名はグランド01。

 かつて戦場で生死を共にした仲間たち、そして今の相棒のお嬢ちゃんにもそう呼ばれている。
 性別は男。年齢はニ十歳そこそこ。
 職業は人類の敵の掃除役。イザナギ・インダストリーの雇われ兵士だ。
 戦場に出てからの期間は約8か月。運が良かったのか、何とか今まで生き残っている。

 日本から異形の獣はびこる大陸に派遣された借金兵士ローンレンジャーの一人としては、そこそこの死線を潜り抜け、見事に生き残ってきた………方だ。

 もちろん、それ以前に、一般人として長く生きてきた身である。
 今は怪物退治役なんて、溝攫い染みた職業をやっているが、馬鹿ではない…はずだ。
 博識とは言い難いが、その生きた長さに応じた知識を持ってはいる。

 そう。例えば貧乏人として逞しく生きていくための方法なんてな。

 それを少しだけ、ここで披露しようと思う。
 何しろ、俺がローンレンジャーになった理由は、この貧乏人であったことに起因しているからだ。

 貧乏は悲しい。

 それだけで人は将来の選択肢の大半が選べない。
 最底辺の貧乏人は、まず親に最低限の依存すらできやしない。満足に飯が食えないだけじゃなく、その食い扶持すら幼い内から自分自身で何とかしなきゃならない。それで精一杯なのだ。

 普段は、疲れた体を癒すために、腹を空かさないために、無駄に動かないなんてことはざらにある。
 当然、生きるため以上の何かをする気力も起きてこない。

 そのため、学費や習い事、それ以外のスキル取得に必要な僅かな金銭も、碌に手にすることがない。
 学ぶこともせず、機会を得ようともせずに、すべての富を得る方法にアクセスできなくなるのだ。
 もちろん、学歴、職歴が前程である特殊スキル取得も、当然アクセス不可能なのである。

 最底辺の貧乏人は、そうやって低級の上よりちょっとマシな連中の使いっパシリになる。
 世間からそうやって阻害され、貧乏人用の明日の見えない仕事をやらされる。
 上流社会の連中からは、お前なんて野垂れ死んでもかまわん。そう言われて使い捨てられる立場だ。

 二度言うが、貧乏は悲しい。

 とはいえ、そう言って我が身の辛さを嘆いていても、どうにもならない。

 当然と言えよう。

 さて、前述のような環境でしか成長できなかった貧乏人であるが、もしうまく生き残れたのなら(野垂れ死にを回避できたなら)二種類の未来が目の前に開かれる。

 生き残れさえすれば、希望は貧乏人にもやって来るのだ。

 時に天地の運行は貧乏人の味方となるのである。

 まず一つ目。

 それは、貧困という状況を受け入れ、それを甘受して生きていく方法だ。
 
 最底辺よりちょっとだけマシの、底辺上の生活を受け入れ、そこから上を望まない生き方だ。
 何とか伴侶は得られるし、子供も持てるだろう。
 ただし、このままでは自分も、その子孫たちも貧乏のままだ。貧困脱出はほぼ不可能と言える。

 人生の所々で訪れるチャンスを手にするには、それなりの事前準備と知識が必要だからだ。

 しかし、現実は非常。

 貧乏のまま働き詰めでは、その前提条件すら満足に満たせない。
 日々の仕事で疲れ切り、肉体の鍛錬や、教養を身に付ける読書やお稽古事、手習いに勤しむ時間もない。

 つまり、そんな暮らしを希望もないままに延々と続けていく方法だ。

 精神の平穏はあっても、身体的な幸福にはあり付けない、どんな罰ゲームだよって生き方。
 だから、自分一人が生きるだけで必死になり、場合によっては異性のパートナーすら得られずに、血脈を終わらせることもある。

 そう。お伽噺でもなければ、都合よく成り上がるチャンスは訪れないのだ

 そのため、これはとてもお薦めできる生き方ではない。

 そして二つ目。

 重要なのはこっちだ。

 これは自分を身売りし、借金大王になって生きていく方法だ。国家、その中の特定集団、団体、企業から大金を借りて、その一員となって生きていく方法である。

 この場合、返済を終えるまでの間、特定集団へと奉仕を続けないといけない。しかし、その奉公先で異性との出会いもあれば、少なくとも飢えることはない。病気になっても、上の者たちに利益がある状態ならば、治療も受けさせてくれる。
 また、パートナーや生まれてきた子供達に不自由のない生活を与えることもできる。

 せっかく手に入れた下っ端を無駄に消費するメリットは、上の者たちにもないからだ。

 つまり、前述の貧困を受け入れる生き方よりも数段上の生活が約束された生き方である。

 特定集団側からすれば、それで兵隊の忠誠が買えるなら安いもの。また、ただ恩を売る対象となった者に、借金を上乗せさえすればよいだけだから。

 簡単に奴隷が手に入る。

 だが、それはこき使われる奴隷側にもメリットがあることだ。

 心身の安定、健康は最低限担保されるし、最低限の給料は貰える。

 そこから、少ない金をやりくりして一定の金額を貯めるだけの甲斐性さえあれば、貯めた金で一発逆転の勝負に出ることも可能だ。

 この方法なら借金大王状態から脱出することも不可能ではないという寸法である。

 前述のチャンスがほとんどない生き方と違って、チャンスが訪れる確率が段違いに多い。

 だから、俺個人が貧乏な他人にお勧めできるとしたら、この方法だけなのである。

 そう。健康な身体とは、それだけで個人の優良な財産、資本なのだ。
 その健康な身体という宝を持つ者は、自分自身を資本にして懸命に働くことができれば、最終的な勝ち組も夢ではない。

 やらない奴は宝の持ち腐れだ。

 社会の歯車の立場を受け入れ、必死になって経済を回せば、その分、自分にも利益が回ってくる。自分を雇う企業や団体が力をつければ、企業や団体だけではなく、自分個人の立場も強化される。それ以外にも社会に貢献することにも繋がっていて、それもまた自分の利益となる。周囲が安定すれば、それだけ諸々の問題に自分で対処しなくても済み、無事でいられるのだから。
 なにも、自分の生まれの不孝を呪って、希望もないままに貧しく生き続ける必要もない。 

 それ故に、俺は実際に大企業の私兵となる道を選んだ。

 企業から大金を借り、借金大王になる道を。

 だからこそ俺は今現在、この地獄で相棒である片足のお嬢ちゃんを背負い、ひたすら戦場を駆け抜けている。


 「オオオオオオオッ! こんな所で死んで堪るかってんだ!!」


 それが俺の選択なのだ。
 その正しさを証明するために、俺は今日も生き続けるべく全力で戦場を突っ走った。自分の背中に片足のないお嬢ちゃんを乗せて。
 

 ◇ ◇ ◇


 ダンッ! スタンッ! タタタタタッ!!! ダンッ! ダンッ! ダンッ! ダンッ!


 延々と続く巨大建造物群の廃墟。相次ぐ巨大な異形種の攻撃により、そこ一帯は、人影のまったく存在しないディストピアとなっていた。
 崩れ落ちたコンクリートのビル群、意味をなさないインフラ。人がいなくなった都市。そこかしこに繁る植物。その植物を頼りにやって来た鳥や羽虫といった動植物。
 倒れた看板が虚しく横たわる幹線道路、ショーウインドー立ち並ぶストリート、大型店舗、商店街、etc…etc………

 スタタタタタッ! タンッ! タタタタッ!

 そんな建築物の廃墟を貫くように舗装されていた廃車ばかりの大通りを、俺は巧みに走る抜けていく。
 無論、その言葉通りの大通りを一直線に移動をすれば、空飛ぶ異形の獣に未来位置を特定され、先回りされて命を奪われる。
 俺はそれを防止するため、大ジャンプと少ジャンプによる側壁移動を時折挟み込み、また、時には脇道へと入り込んで、空飛ぶ獣を入り組んだそこに誘導し、撒いて、また大通りに戻り疾走。敵を翻弄する動きを意識し、注意深く移動する。

  チャッ、ジュチュ―――ン! ボッ! ジュチュ―――ン! ボッ! ジュチュ―――ン! ボッ!

  カチャッ、ビュシュ―――ン! ボッ! ビュシュ―――ン! ボッ! ビュシュ―――ン! ボッ!

 その様に、時に走り抜け、時に大ジャンプ、小ジャンプを繰り返す俺、グランド01。その背中に乗るコードネーム:ストーム07のお嬢ちゃんと言えば、懸命にファイアーシューターとプラズマシューターを交互に撃ち放ち、空飛ぶ獣を次々と打ち落としていく。

 このお嬢ちゃんストーム07は、元々、空を舞って戦うストームシューターである。その持ち前の三半規管の優秀さを総動員し、俺の背中で崩れたバランスを補正しながらも、得物の引き金を引き続けていた。
 その苦しい態勢で追跡してくる獣たちに、きっちりと致命傷を与え続けているのだから、その射撃の腕前は大したものだ。

 生体バリアを髙火力で撃ち抜かれ、脳症と内臓、体液を地面と撒き散らし、落下していく異形の獣だったもの。俺たちの後方に、そんな肉塊と血液の道筋が誕生していた。

 なお、怪物を貫くエネルギー弾の源は、俺が複数のエネルギーパックを身体に括りつけて賄っている。死んでしまった仲間たちの装備から戴いたものだ。

 道具は道具として有効に使うもの。形見は有難く形見として、敵を討つための道具として有効利用している訳だ。  

 そんな俺たちの後方に、やっと一桁に減った空飛ぶ獣が続く。飛行狒々である。
 奴等は多数の同胞が撃ち落とされようと、一向に俺たちを追い掛ける執念を失わない。
 なお、味方の形見の銃を手に入れていた頭の良い個体は、この追いかけっこが開始されて後、お嬢ちゃんが真っ先に頭を撃ち抜き、始末してある。
 敵である異形種共からの狙撃は封じてある。

 (来るんじゃねえよ、糞が!)

 疾走、ジャンプ中に喋ると唇を噛むので、俺は頭の中でだけ悪態を繰り返す。その合間にも、俺の頼もしい相棒のお嬢ちゃんは引金を引き続ける。

 ダンッ! タタタッ…ダンッ! ダンッ! ダンッ!

 チャッ、ジュチュ―――ン! ボッ! ジュチュ―――ン! ボッ! ジュチュ―――ン! ボッ!
 

 そんな危機的状況にもめげず、俺はあまりにも馬鹿げた高機動を繰り返して敵を翻弄。お嬢ちゃんは次々と敵を狙撃で排除していく。下手な三次元立体機動なぞ寄せ付けない、俺たち二人の変態機動である。
 その凄まじさを、死体となった飛行猩々共は、身をもって体験したのだ。

 迫り来る飛行獣を寄せ付けない俺たちのこの機動は、訓練によって身に付けたものでもなく、天才がやってみせた動きをトレースしたものでもない。
 戦場での必要性に迫られて、俺とお嬢ちゃんが必死に会得した、俺たちだけの機動だった。

 正直、こんな事態になるとは俺もお嬢ちゃんも思ってもいなかったが、ある偶然と必然が俺たちを引き合わせ、こんなコラボレーションが実現した。

 味方の本隊から囮として強制的に送り出され、孤立させられた俺グランド01。兵科は強化歩兵グランドスプリンターで、戦友たちだけでなく、近接戦闘で飛行パックとその他諸々の装備を失った身の上だ。

 そして、その戦場で出会ったのが、空中猟兵ストームシューターであるストーム07、片足のお嬢ちゃんだ。

 彼女もまた戦友たちと共に、元々装備していた義足を失っていた。

 中途半端な形で生き残った俺たちは逃亡先で出会い、生き残るために互いで不足する部分を補い合い、埋め合わせることとした。
 その結果、俺たちは二身一体、比翼連理の境地へと到り、こうして生き残るための機動を体得したのだった。

 運命の悪戯か、相性も良かったのだろう。

 要するに、俺が高速移動砲台の脚部となり、お嬢ちゃんがその大砲役になったのだ。

 戦場で多くを失った俺たちの状況が、その選択肢を選ばせた。 

 まあ、他に生き延びる方法なんて存在しなかったから、俺たちはまさしく必死で身に付けた。それがこの比翼連理の、素晴らしき三次元立体機動だった。

 俺の好きな漫画の師匠がもし実在したならば、きっと俺たちの姿を見て「うむ。出来ておる」と、褒めてくれたことだろう。

 チャッ、 ジュチュ―――ン! ボッ! ジュチュ―――ン! ボッ! ジュチュ―――ン! ボッ!

 俺が他愛のない妄想をしている間にも、お嬢ちゃんは見事な連撃を放ち、後方の敵の反応は六つまでに減っていた。俺のバイザーに表示されるレーダーには、他の反応は存在し―――

 「おっ!」

 ―――俺は新たに表示された、味方の反応に歓びの声を上げた。ギルドの輸送部隊の反応だった。この時、敵の数はお嬢ちゃんが続けた攻撃によって、さらに三体と減っていた。

 それでもなお、飛行獣は俺たちへの追跡を諦めていなかったが、俺たちの勝利は確定したと言って良い状況だった。

 その残りの三体を始末せれば、俺たちはこのままギルド輸送部隊へと、意気揚々と飛び込めるはずだ。

 ここまでの道中、百匹を超える異形獣を二人だけで撃破した俺たちを回収できれば、ギルド輸送部隊の株も上がる。

 ちなみにギルドとは、俺たちに借金を条件に数億円の武具を売ってくれたイザナミ・インダストリーをスポンサーとする下請け企業だ。
 下請けとして、親会社からの指令を俺たちローンレンジャーへと斡旋したり、関係各所に物資を輸送する任務を、社員レンジャーたちと共同で行う業務を担当している。

 俺たちローンレンジャーにとっては利益を一部共有しているので、頼もしく思える味方である。

 「これで最後!」

 珍しく無口であったお嬢ちゃんが叫んだ。お嬢ちゃんのレーダーも、ギルドの反応を取られたのだろう。

 カチャッ、ビュシュ―――ン! ボッ! ビュシュ―――ン! ボッ! ビュシュ―――ン! ボッ!

 そして、プラズマシューターの射撃が終わった後、見事にすべての飛行獣は廃墟へと墜落し、その死体を天下にさらした。
 俺の背中で、お嬢ちゃんがホッと一息吐いた気配を俺は感じた。


 おお…やったぜ!


 これでギルド輸送部隊に連絡が取れる。俺は早速、通信機をアクティブにして連中に語り掛けた。ただし、足を止めることは無い。 

 「はっ、はっ、はぁ………こちら、グランド01! ストーム07も生きてるぞ! ギルド隊、緊急収容を要請する!」

 流石に敵はいなくなったので、俺は走る速度を弱めて息を整え、話始める。 

 「こちらギルド008! 広範囲レーダーで見ていたぞ! 見事な腕前だった! あれなら二十億は稼げたんじゃないか?」

 「だろうな。だが俺を囮にした本隊が全滅してな。そいつらの借金、全部俺たちが引継ぎだ!」

 「」

 「気にすんな。生きて帰れただけ儲けものだ。とにかく、義足を失ったストーム07のことを頼む! それと清掃キットだ。四日も風呂に入っておらんから臭いぞ! パワードスーツの汚れが酷い!」

 「あ、ああ。至急用意させる。こちらギルド008! 英雄の凱旋だ。盛大に迎えろ!」

 オ―――ッと、通信機越しにギルドの隊員たちの歓声が聞こえた。

 連中だって戦場の流儀は知っている。優秀な味方がいれば部隊の生存率は格段にはね上がるし、無能しかいなかったなら、お通夜状態だ。

 どうやら俺とストーム07のお嬢ちゃんは、ギルドの隊員たちに[共に戦うべき存在]として認識されたようだ。もし無能と判断されていたなら、人知れずに始末され、人類の支配圏内へは戻れないことだろう。
 いや、誤射という名の正確な射撃によって、異形獣として始末されたかもしれない。
 
 そうと知る俺は、ふうっとため息を吐いた。

 なお、俺とお嬢ちゃんは、お互いの放つ臭いに、お互い慣れ合っていた。臭い仲というやつだ。

 それにストーム07のお嬢ちゃんに敷物にされることは、俺個人としては御褒美だった。一流の狙撃手であった彼女の尻の下の敷物となり、戦場を突っ切り生き残ったことは、戦士として誉だった。
 
 多少の匂いなど、なんのそのである。
 
 「ねえ、グランド01」

 「ん、何だ?」

 ギルド部隊との通信の後、真っ青になったお嬢ちゃんが話しかけてきた。その貌が意志疎通用のバイザーに映る。

 「本隊が全滅したって本当? 前に聞いた説明では、あなたを囮にして逃げ切ったって…」

 「…あの時は…君を安心させるために嘘を吐いた。生きてさえいれば残っている本隊と合流できるってな。現実では、敵の大多数が俺を囮にした本隊へと敵は向かい、囮のはずだった俺だけが生き残ることができたんだ」

 「…そう…私もあなたも…一人ぼっちの立派な借金大王になってしまったのね」

 「そうだな。少し訂正すると、俺が借金大王で、君が借金女王だな。これから大王と女王が、めでたく人間社会へと凱旋するってことだな」 

 「…もう、元気なのねグランド01は。私は借金で首が回らなくなって泣きそうだっていうのに…」

 「そりゃね、百数十億の借金は重いさね。だが、生きていさえすれば返済の目途も立つってもんだ………そうだ、お嬢ちゃん、君の本名はなんて言うんだ?」

 「…言っていなかった? そう言えばグランド01、あなたの本名も聞いていなかったわね?」

 やっと一息付けた俺とストーム07のお嬢ちゃんは、ギルド部隊の許に向かう道すがら、初めて会話の花を咲かせた。そう言えば、こんな人間らしい会話は久しぶりだった。

 そういや、元々、俺は全滅した本体の連中と疎遠だった。補充で異動になってやってきた俺は、連中とは気が合わなかった。

 戦場で出会ったストーム07のお嬢ちゃんとも、生き残るための会話しかしていなかった。人間らしい会話なんて、生き残ることで忙しく、今までしている暇がなかった。

 だから、お嬢ちゃんがそう言ってくれて、俺は嬉しくなって微笑んだ。笑顔で名乗れることは、素敵なことなのだと思えたからだ。 
 


 「俺の本名は―――」


 「私の本名は―――」 
  
 

 俺たちは微笑み合い、お互いの本名を名乗り合った。
  
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